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今知っておきたい介護保険事業計画・医療計画って何?

はじめに

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おはようございます。医療介護データ研究所の まじめな所長 です。

毎朝30分でその時思ったことをコラムとして書いています。今日は、「今知っておきたい介護保険事業計画・医療計画って何?」というテーマで書きたいと思います。

4月以降で、以前書いた介護保険事業計画医療計画の記事へのアクセス数が増えており、関心の高まりを感じています。

その理由と共に、そもそも介護保険事業計画と医療計画とは何なのかを少しご紹介したいと思います。

介護保険事業計画とは

介護保険事業計画とは、市区町村が、次の3つのことを書いた計画書です。

① 地域の現状
② どんな介護サービスを、どれだけ提供するか
③ 介護サービスを充実させるための取り組みと目標

3つのことを定めたうえで、市町村としては、予算を決定したり、介護保険料を決定したりします。

市町村として介護サービスの在り方を示したものになりますので、地域で介護事業者の方にとっては必読の計画書になります。

3年ごとに、3年を1期とする計画が作成されます。

今、公表されているものは第7期計画で2018~2020年のものです。第8期計画(2021~2023年)は、2021年3月の公開に向けて、まさに現在作成中です。

新しい計画が作られている真っただ中だからこそ、今注目を集めているのかもしれません。

2021年は、介護報酬改定もありますので、夏以降で介護サービスに関する話題がホットになってくると考えられます。

介護保険事業計画について、詳しくは以下の記事で紹介しておりますので、興味のある方はぜひご覧ください。

医療計画とは

医療計画とは、都道府県が、次の3つのことを書いた計画書です。

① 地域の現状
② 地域に必要な病床数
③ 必要な医療を提供するための都道府県の取り組みと目標

介護保険事業計画の医療版ですね。

大きな違いは2つです。

1つめは都道府県が主体となって作成するということ。(介護保険事業計画は市町村が主体となって作成)

2つめは6年ごとに改定するということ。(介護保険事業計画は3年ごとに改定)

医療計画の最新版は第7次医療計画(2018~2023年度)です。

介護保険事業計画と違って、改定年でもないのに、なぜ医療計画も注目を集めているのでしょうか。

それは、中間見直しがある為です。

医療と介護は密接に関わっています。そのため、医療計画は、介護保険事業計画に合わせて3年がたったタイミングで中間見直しを行います。

それが、2021年です。大きな変更はないと思いますが、先を見据えたうえでどのような調整が行われるのかはチェックしておく必要があります。

医療計画については、以下の記事でまとめていますので、興味のある方はぜひご覧ください。

おわりに

本日は、「今知っておきたい介護保険事業計画・医療計画って何?」というテーマで書きました。

地域を支える医療介護に関わる私たちだからこそ、地域の現状、地域が目指すべき姿に耳を傾けていきたいですよね。

その第一歩が、介護保険事業計画であり、医療計画だと思っています。

医療介護データ研究所では、データに関する話、医療介護業界に関する話を発信しています。

興味を持ってくださった方は、noteとTwitterをフォローいただけると嬉しいです。

それでは今日も良い1日を。

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