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観光はオンラインに向くのか?

緊急事態宣言が出て以来、観光業界は悲惨な状況となっています。宿泊施設、交通機関、飲食店、観光施設どれも絶体絶命のピンチと言っても良いでしょう。外出制限がきっかけであっという間にテレワークが進み、オンライン会議が当たり前に。私が住む熊本県天草のような田舎でも娘の英会話教室はGoogleハングアウト、息子の学習塾はzoomを使ったオンライン授業に切り替わりました。客足が激減した飲食店はテイクアウトに活路を求め、UberEatsは大盛況。Amazonを始めとするECサイトは絶好調。わずか数ヶ月でこんなに世の中が変化するのかと驚いています。

そんな中でピンチの観光業界ですがオンラインブームに乗っかりオンライン体験を売り出すところも出てきました。代表的なのはairbnb。既に多くの体験が提供されています。

定番の料理教室やヨガなどの室内で可能な運動系、音楽系、動物系などを中心に様々なバリエーションの体験を見ることができます。しかし、冷静に分析すると提供されている体験は自宅でも出来るものが大半だと言えます。そうなんです。現時点では観光と言うよりは先ほどの学習塾や英会話教室のようなレッスンに近いものが主流で日常生活の延長のような体験に止まっているのです。それではどのようなものがオンライン体験に向くのか。私がここ数ヶ月に実際体験したことを例に書いてみたいと思います。そして最後に、観光とオンラインの相性を考えてみたいと思います。

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