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特別支援学級の教室環境(座席配置)

特別支援学級の教室環境について、悩んでいる先生も多いのではないでしょうか?私の実践が少しでもお役に立てればと思い記事を書きます。

全員一度に別々の課題を授業できるの?

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 特別支援学級には、1年生から6年生まで様々な学年が在籍しています。今年度は、8人で始業式を迎えましたが、7月から1人が教育形態の変更で、私の学級に入級したので、9人で学習を進めてきました。(年度途中で学級数が増えることはありません。)

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 1年生3人、2年生3人、3年生1人、4年生1人、6年生1人の計9人。とってもかわいい子ども達で、毎日楽しく過ごしていますが、学習となると担任は、必死です。「毎時間プリント学習ばかりにしたくない。」「書くだけではなく、操作的な学習もしたい」「概念理解を丁寧に進めたい」そうは思っていても、身体はひとつしかない。そこで、1日の6時間授業の中で「取り出して指導を行う」座席配置を子ども達と相談して設置しました。

特別支援学級の「取り出し学習型」教室配置

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 たとえば、1時間目は一斉型授業、2時間目は1・2年生、3時間目は2・3年生、4時間目、4・6年生、5時間目は1・3年生、6時間目は4・6年生のように「メインで学習する子(概念理解)」を決めて取り出して授業をすることで、「新しい単元に入るときなどに丁寧に概念理解をすることができます。」

注意点としては、①メインの児童に集中しすぎない。いつも全体を見渡す。②はじめとおわりは全員で。③児童全体を巡回して、確認・褒めるなど声をかける。ことで、全員同時に学習を進めていきます。

実際の小学校特別支援学級の座席配置

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 はじめは導入の時間です。時間で気持ちの切り替えをして、楽しく学習が始めることができるように、学習の見通しをもって安心することやみんなで確認することで、フォローし合える雰囲気を作ることができるようにしています。

 おわりは振り返りの時間です。できたこと発表、みんなでほめほめタイム、先生からのほめほめタイムを通して、達成感や満足感、次回への意欲を高めることができるようにしています。学んでいる内容は違くても、自分で自分を褒めることや友だちのがんばりを認めることはできますし、そういった雰囲気を大切にしていきたいです。

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 メインの座席で学習を行う児童は、黒板に向かって座ります。児童の集中力によっては、パーテーションで区切ることも大切です。黒板に近すぎず、でもかなり近くしています。教師の手の届く距離が、教師がバタバタ移動しなくてすむので、静かに学習できます。概念の構成や新単元の導入は、時間をかけて丁寧に進めた方が良いです。

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 自立解決の児童は、第2黒板を活用して、自立解決学習に取り組みます。45分間ずっとプリントをするわけではなく、操作的な課題や自立活動の課題を入れて10分ずつに区切ることもおすすめです。前時には、導入をした児童がほとんどなので、適応問題に取り組む時間を確保する目的でも、自分でもくもくと取り組むことのできる時間を設定しています。質問がある児童は挙手をしたり、ヘルプカードを出して、教師を呼びます。教師は、全体を見ながら、メインの児童と同じように巡回をして、進度を確認しつつ、丸を付けて、褒めていくことが大切です。

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 取り出し型学習は、「私も先生に見てもらえている」「私もクラスの中で大切にしてもらえている」「私には、できるようになりたいことがある」という安心感・帰属感・向上心の上に成り立ちます。そのため、年度当初の4月よりかは、担任との信頼関係を築いていき、1学期後半頃からの授業スタイルに向いていると思います。

そして、一番大切なことは

子ども達と一緒に、相談して作り上げていくことです。

皆さんの目の前の子ども達の「いま」と「みらい」が笑顔で溢れますように



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特別支援学級での実践を記録しています。 ▢『教材データ集CD ver.2021.Yume』を作成・出品しています。 ▢特別支援教育や特別支援学級での実戦について情報発信しています。