短編小説中心。自分が作文する上で影響の大きい「いいなと思う文章、描写」の礎となった本たちを選んでます。 #ふぁぼされた数だけ推し本を紹介する ・皆川博子「ゆめこ縮緬」「蝶」 一番好きな作家なので二冊。大正〜昭和初期を中心とした和製幻想怪奇短編集。 とにかく妖しく美しい景色と人間の諦観の描写が魅力。表現としては寧ろ簡潔で字数を費やさないのに景色が匂い立つように浮かぶ。欧州歴史巨編や芸能もの（歌舞伎や旅一座）、現代ミステリも手掛ける先生でそれも好きだけど、少しだけ昔の日本の
