場面1:「おはよう」が返ってこない!どうして友達が突然無視したの?!
おはようございますこんにちわこんばんわ。
世の中、なんかびっくりすることって良くありますよね。
正しくは「意味が分からない」「理解の範囲を超えている」から、頭に入ってこないこと、ですが。
それは自分の理解の範囲で目の前のことを見ているからかもしれません。
例えば、何の変哲もない朝、仲良しの友人に、何も昨日と変わらずに挨拶をする。
そう、それは、いわゆる「いつもの朝」
「おっはよー」
「・・・・・・・」
いつもの「おはよ」が返ってこない。
どころか、ふいっと目線を逸らされた。
いつもの朝、いつもの挨拶、いつもの友達。
「いつも」なら、笑顔と挨拶が返ってきて「当たり前」なのに。
一体どうして?!?!?
私、なにかした?!なんか炎上させた?!
すっごい前にちょこっと悪口っぽく感じなくもないことを
ちょろっとだけ別の友達に言ったことが伝わった?!
はい、じゃあ自分の常識で勝手に傷つく前に、
「当たり前」を外して心の目で「見て」みましょうね!
見てみよう① 状況・環境について
まずは冷静に状況や環境を「見て」みましょうね!
えーと、場所は学校か会社か…とにかく日々行っているところですね。
ちょっと離れたところから、その人だって判断できた時くらいに声をかけたと。
相手は一度声に反応して、こっちを見てるけど、ふいっと無言で目を逸らされたんですね。
目で見る「事実」はここまでです。
じゃあ、心の目でイロイロ見てみましょうか!
さてさて頭を柔らか~く、心の目で、発想着想妄想想像!!
昨日のドラマが炎上し、その話題で周りがいつもより騒がしかった
レイアウトが同じ部屋ばかりの建物だった
パラレルワールドや夢の中だった
え?ふざけてんのかって??
心の目で見てるんですもの。セケンとかの常識とかありません。
頭の体操ですから、正解はないのです。夢でも異世界でも良いんです。
だってよくあるでしょう?MATRIXだってそうでしょう?
「なぜ気付かない」とか、黒ずくめのエージェントにある日言われても
おかしくない世の中なんですよ。うん。
見てみよう② 相手について
まずは状況についてイロイロ「見た」ところで、今度は相手について見ていきましょうね!
相手は、普通にスマホを見ていて、声に反応して顔を上げ、その後目線を逸らした、と。
特にいつもと雰囲気などに変わりはなかったようです。
ここまでが目に見える事実。
さてさて、こっちも、発想着想妄想想像!!
ちょっとコンタクトがずれていた、またはコンタクトを変えた当日だった。
昨日告白した人に「実は君の友達のことが好きなんだ」と言われてた
双子の姉が寝坊したため、急遽妹がなりすましていた。
昨日から記憶喪失だった
朝から家族と派手に喧嘩をしてから家を出てきた
推しにプロポーズされた夢を見た
人には無限の可能性がありますから、発想妄想もとっても捗りますね!
あやうく広げると今後のネタがなくなりますから、このへんでやめときましょう!
見てみよう③ 自分について
さて、忘れちゃいけないのが自分のことです。
実は一番知らない人が、自分です。
いつもの朝、いつもの場所にいる、いつもと変わらない友人。
別に満面の笑みではないけど、いつも通りに挨拶する。
そして、無言で目を逸らされる自分。
これが、自分の目で見た事実です。
これもまた、心の目で発想着想妄想想像!!
周りが全員友人の顔に見える呪いにかかっている
今朝、電車遅延があり、朝カフェに寄らずに急いで出社した
昨日の夜、カラオケで喉が潰れるまで歌いまくった
昨日、彼氏に捨てられた
そうなると、どんなことが「見え」てくる?
さて、イロイロ「見た」結果、いろーんなことが見えてきましたね!
これを組み合わせると、違った風景が「見え」てきますよ~。
いつも通り友人に朝の挨拶をしたら無視された、悪口がバレたのかもしれないと悩む。という悲劇的な「思い込みの場面」に、新しい風景を広げていきましょう。
新しい風景、その1
前から問題の多かった朝ドラが輪をかけてマズいことを起こし炎上。朝からその話題で持ちきりで騒がしかった。そんな中で声をかけたため、相手に声がちゃんと届いてなかった。
相手は、なんとなく呼ばれたような気がして顔をあげたが、その瞬間にいつもと違うブランドに変えたコンタクトがズレる。
不明瞭な視界だったため「あ、私の友達じゃないな、間違えた」と思って、恥ずかしい思いとコンタクトがズレた焦りで一瞬パニックになり、慌てて目を逸らした。
新しい風景、その2
今朝は電車に遅延が発生し、とにかくバタバタと場所に着いた。同じように到着した人で、エレベーターは満員。
人波に押し出されるようにして出て、入ったのは1階下のフロアの同じ部屋。バタバタの余韻を引きずりながらもいつものように友人に挨拶をする。
が、それは雰囲気の似てる全くの別人。
声をかけられた相手は挨拶に気付くも、知らない人だったので驚いて目を逸らす。
新しい風景、その3
昨日、突然彼から別れを切り出された。結婚は難しいことも分かっていたけど、もっと一緒に居られると思ってた。悔しくて悔しくて、とにかく1人でカラオケに行って歌って歌って歌った。
今朝は声は枯れてるし、目は晴れてるしで最悪だったけど、でもいつも通りに家を出る。いつもの友人の顔、いつも通り挨拶をする。
が、いつも通りと思い込んでいたのは本人ばかり。その声は今まで聞いたこともないハスキーボイスで、顔は近くで見ても本人か怪しいくらいになっていた。
友人は声に気付いたものの、全然知らない声、こちらを見てるのは来ている服だけは友人に似ている、顔が違う人。
え、誰?なんで挨拶されてるの私?という思いとともに、目を逸らす。
新しい風景、その4
今朝は夢の内容をよく覚えていた。私の最愛の推しに、シンデレラ城の前でプロポーズされる夢。尊すぎて、朝からニヤニヤが止まらない。
電車で必死に我慢して、自分の席についても平静を装ってスマホを見ている振りをした。
すると友人に、いつも通りに挨拶される。いつも通り顔をあげて、挨拶を返そうとしたけれど、その瞬間に夢がフラッシュバックしてきた。
挨拶しながら近づいてくる友人の顔に推しの顔が重なる。
暴走する表情筋を抑えるために、私は急いで目を逸らした。
新しい風景、その5
いつも通りの時間に、いつも通りの席についた。
でも、色が違う。置いてある小物も違う。なにより、周りの人がほとんど知らない人になってる。でも私の名前がある、ここは私の席。
これって、いわゆるパラレルワールド…?
「おっはよー」と知ってる友人の声がして、ほっとしてそちらを向くと、昨日の友人とは全くの別人だった。
『きっと、この人が前の世界での私の友人なんだろう、ここで冷静を保って挨拶を返さないと!』と焦る思いとは裏腹に、身体は素直に拒否反応を示してしまう。
ふっと逸らしてしまった視線の先で『やばい、無視した!バレる、どうしよう?!』と心に滝汗をかく。
いかがだったでしょうか。
今まで「見た」ものを組み合わせると見えてくる様々なストーリー。
自分からの目線、友人からの目線、と目線を変えると、思いもよらなかった新しい風景が広がってきましたね。
その4の友人、その日一日はどうやって表情筋を抑えていったんでしょうか、気になりますね。
とゆーか全体的に友人のほうがキャラ立ちした子になってしまいましたね。その5のその後も気になります。
と、いうように、いつもの朝、いつもの友人、いつもの自分、
なんて思い込んでいるのは自分だけかもしれません。
人の数以上に、そこには個々のストーリーがあり、想いがあり、感情があります。それが組み合わさった時、ふいに「良く分からない」ことが起こります。
でもそれは、ただのストーリーや感情の組み合わせというだけかもしれませんよ。本来、自分を責める理由にも、相手を恨む理由にもならない、ただの偶然かもしれません。
パラレルワールドで知らない人に声をかけられたら、ビックリしてうっかり無視しちゃうのも当たり前ですよね?
これ「だけ」じゃない
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
さて、次はあなたの番です。
新しい風景はこれ「だけ」じゃありません。
新しい風景を見ようとした人の数の数倍あります。
あなたにもあなたの日常、いつもの風景があると思います。
そこに思いがけないことが起こった時、
ビックリした時、
良く分からなくなった時、
頭が「パーン」ってなって、思わず「スン」ってなった時、
開きましょう、心の目!
見ましょう、思い込みを超えた新しい風景!
答えは1つじゃない!
見方は1つじゃない!
だから人生は楽しくエキサイティングなのですよ。
ではまた次の場面で!
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