リソソームとオートファジー

こんにちは。いろはです。今回はリソソーム(lysosome)についてです。

リソソームはゴルジ体から生じる一重の生体膜からできた小胞です。形は様々で、大きさも0.4~数μmと幅があります。

リソソーム内部には各種の分解酵素を含んでいて、古くなった細胞小器官や細胞外から取り込んだ異物を分解する役割をもちます。Autophagy(オートファジー自食作用)とは、細胞が自己の細胞質の一部を取り込む小胞を作り、これをリソソームから供給された酵素によって分解する現象です。

Autophagyの役割

細胞へのアミノ酸の供給が不足すると、Autophagyがはたらき細胞内に存在するタンパク質からアミノ酸が生じます。逆に細胞内でタンパク質が過剰に作られたり、異常なタンパク質が蓄積された場合もAutophagyははたらきます。
過剰または異常なタンパク質はリン脂質からなる膜に包まれ、これとリソソームが融合することによりタンパク質は分解されます。

次回はタンパク質が細胞内をどのように移動するかをまとめます。
いろは。

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