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髪型変わったね、と声をかけたい

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身の回りのことは見ているようで見ていない。聞いているようで聞いてない。だから女の子の髪型が変わったことなんてとうてい気がつけない。そんな僕が「あ、髪型変わったね」と自然に声をかけ… もっと読む
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一度見たら忘れられない『ジャコメッティ展』はグッズもイケてておすすめ

一度見たら忘れられない『ジャコメッティ展』はグッズもイケてておすすめ

アルベルト・ジャコメッティって人知ってる?

いま、国立新美術館開館10周年を記念して『ジャコメッティ展』をやってるんだよ。予備知識まったくなく行ってみたら、とてもよかったので刺さったポイントを紹介しようと思います!

絵画の展示はよく見に行くんだけど、彫刻はほぼ見に行ったことがなくて、当然ジャコメッティについても知らなかった。だけどついこの間、彼のつくった作品が94億円で落札されたというニュース

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スーパーのレジ店員ってムダじゃない?

タイトルの通り、

スーパーのレジ店員ってムダなんじゃない?

って思ったことありませんか。

僕はよく自宅近くのスーパーを利用します。だって定価よりも安く色々手に入るから。

よく行くスーパーに限らず、他のそれなりにちゃんとしたスーパーなら自動でお金を集計してくれる優秀なレジになっているのを見かける。

そこに立っている店員がやることは、

・客から商品を預かり、商品情報を機械に読み取らせる

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ポールスミスがマグロ推し!?実はモテアイテムかもと思ったワケ

ポールスミスがマグロ推し!?実はモテアイテムかもと思ったワケ

もしかしたらすでにTwitterなどで見かけているかもしれない。有名ファッションブランドのポールスミスが発表した最新コレクションを目にして、思わずナンジャコリャと周りの人に吹聴してしまった。

どんなアイテムかと言うと…

これだ。

怒涛のマグロ推しである。まあ時折デフォルメされた魚のモチーフを使って、夏に合うようなかわいいTシャツなんかは見かけるよ。でもこれはどうなの?

「 TUNA マグロ

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もし滝沢カレンがミュシャ展へ行ったら

みなさん、こんにちは😋今日は日曜日ということに頭を持っていかれている人ばかりでしょう✨✨布団の上でごろついているのがもったいない気持ちをバレバレにしながら早起きしました💎😆💎 さっそく新国立美術館へ向かうと私と同じような欲望を持った方がずうずうしくもたくさんいらっしゃいました💦😅なんと2時間待ち💫ディズニーランドでもこんなに待つことは稀にしかないかもしれませんが、もうすぐ終焉だからと

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映画『美しい星』に出演してる橋本愛の感想

映画『美しい星』に出演してる橋本愛の感想

三島由紀夫が原作のSF映画『美しい星』を見た。監督は『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』の吉田大八。そして何より注目していたのが主人公の家族として出る橋本愛。はぁーかわいい。

『桐島〜』ではうぶな男子高校生に気があるように見せかけて実は彼氏は他にいるという観客の童貞心を見事に打ち砕く素晴らしい役で、見てから橋本愛にすっかりハマってしまった。あの根暗っぽい他を寄せ付けないような凜とした雰囲気がどう

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「ジャケ買い」に失敗した『あそびあそばせ』

「ジャケ買い」に失敗した『あそびあそばせ』

この頃は「このマンガがオススメ!」なんて記事をよく目にするが、誰かがオススメする作品は薦められるだけあってけっこうおもしろい。だから「あの人のオススメ」が僕の読みたいマンガリストに溜まっていくのだが、とはいえそればかりだと誰かがすでに評価している作品しか知ることができないので、たまに表紙だけを見て買うこともある。

たいていのマンガの表紙は読者にどんな印象を与えたいのか考え抜かれているので、表紙だ

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村上春樹流、文章をうまく書くコツも。『みみずくは黄昏に飛びたつ』

村上春樹流、文章をうまく書くコツも。『みみずくは黄昏に飛びたつ』

インタビューとして話を聞くというのはカンタンそうに見えてとても奥が深い。雑誌に掲載されている完成した文章だけを眺めると、ただ静かに川が流れるようになんの滞りもなく、事前に共有してある質問をなぞっているだけなのだろうと思うかもしれない。

もちろんいろいろな制約があるせいで、お決まりのパターンになってしまうこともあるだろう。けれど読んでいて本当におもしろいと思えるインタビューの裏にはとてつもない事前

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記憶を消して再プレイしたいゲーム

記憶を消して再プレイしたいゲーム

人生をやり直したいなんて思ったことがない。ということは、それなりに充実した生活を送れてきたという証拠だろう。そりゃ贅沢をいえば、もっと頭がよく、スポーツができて、人気者かつ女の子にモテモテなら文句ないだろうけれどそれはあまりに多くを望みすぎだ。それにいかにも少女マンガの世界に現れそうな「理想的」な男性にも、きっと彼らなりの苦労があるのだろう。

人生をやり直したいと思ったことはないが、記憶を消して

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レイトショーは損でしょう

レイトショーは損でしょう

昨年からたくさん映画を観ている。もっぱら本ばかり雑多に読むような生活をしていたのだが、だんだん小説的な世界や学術書の描く世界に慣れてきてしまって他のところを覗きたくなったのだ。

2016年はご存知の通り東宝の勢いがものすごい年であった。『シン・ゴジラ』に始まり『君の名は。』『怒り』など大ヒットを連発。どれも2回は観た。どんなに大ヒットしている作品でも、誰かしら批判はしているもので「こんな映画は観

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