LGBTQアライ紹介 vol. 1🎤高校３年生４人組TACT
こんにちは、irOdori（イロドリ）です🌈
今月6月は、LGBTQなどの性的マイノリティの方々の権利向上を促すプライド月間です🏳️🌈Happy Pride🙌
去年のプライド月間、irOdoriでは、コンセプトの「性別の枠にはまらない」に共感してirOdoriイベントで講師を務めたダンサーやインストラクターの方々にインタビューをしました。
今年のプライド月間は、irOdoriの活動をする中で出会ったアライ（Ally）の方々をご紹介していきます！
アライとは「LGBTQなどの性的マイノリティの方々に寄り添い支援・活動する人」と言われますが、アライの方々は実際どのような活動をしているのか、探っていきます。
１回目の今回は、TACTの皆さんのインタビュー記事です👏
TACTは現役高校生が立ち上げたグループです。今日はメンバーのうち、ちはるさん、ゆうさん、みなさんの３名にお話しを伺いました。
1. 自己紹介をお願いします。
（ちはるさん、以下ちはる）ちはるです。高校３年生です。舞台芸術に興味があります。好きなことは、ダンスと歌うことです。
（みなさん、以下みな）みなです。赤十字などに興味があり、将来は医者になりたいです。アニメと漫画が大好きです。
（ゆうさん、以下ゆう）ゆうです。映像関係に興味があります。音楽を聴くことが好きです。
（TACTの皆さん）
2. TACTを立ち上げたきっかけは？
（ちはる）去年から4人とも海外留学に行く予定でしたが、コロナの影響で中止になってしまったので、何かしたいと思い始めました。ちょうどその頃「Call me by your name（日本語題：君の名前で僕を呼んで）」という映画を観て、（同性）パートナーシップ制度や企業が取り組んでいる制度を自分で調べてみたのがきっかけです。
（みな）母の知り合いにLGBTQの知人がいたのがきっかけで興味を持ちました。
3. 現在はどのような活動をしていますか。
（ちはる）「America's Got Talent」という米国の番組の中で、障がいを持った子が映画グレーテスト・ショーマンの劇中歌「This is me」を歌っているのを観ました。これをLGBTQの当事者でやってみるプロジェクトをSNSで推進しています。
また、LGBTQに関する記念日を調べて、自分たちで文章を書いて発信もしています。これからは学校の先生に向けてセミナーを開こうとしています。男子だからといって彼女ができるとも限らないし、そういうときは「パートナー」と言って欲しいと思ったのがきっかけです。
（TACTが推進している「This is me」プロジェクト）
4. 活動をして良かったことは何ですか。
（ちはる）まず、クラスメートの反応が変わりました。みんな私たちが発信していることを見てくれていて嬉しいです。また、私の両親もLGBTQ関連に関するニュースを教えてくれるようになりました。
（みな）LGBTQについて詳しく知ったのは最近です。テレビでもLGBTQ関係のものが増えてきて、テレビで目にするとLINEグループでシェアをしています。この活動を通じて自分も周囲も変わることができました。正直このタイミングでLGBTについて知ることができたのが嬉しいです。
（ゆう）私ももともとLGBTQに詳しいほうではないので、友達から「調べてみたよ」と言われたときは嬉しかったです。
（「高校生のよにんごと」というPodcastも更新しています）
5. 活動をしていて大変だったことはありますか。
（ちはる）活動を始めた当初、LGBTQの知り合いが少なく、インターネットや本の情報でしか情報を得ることが出来なかったことです。LGBTQの認知度について街角アンケートを一度行なったのですが、5時間かけても全然回答が集まりませんでした。活動を始めたときから思っていることとして、LGBTQの小中学生のいじめの原因の一つが、先生や親世代の認知度に問題があると考えています。
（みな）そこで先生に向けてセミナーをすることになりました。ただ、当事者の思いと合っているのかどうかはわからないので、自分が当事者やQuestioningの人だと想定して、考えるようにしています。
（ゆう）当事者にインタビューしてみたいと思うのですが、（LGBTQは一人一人事情が違うこともあり）、これを尋ねていいのかな、失礼にあたることを言ってしまわないかどうかが気になります。
（街角アンケートの様子）
6. 今後やってみたいことはありますか。
（ゆう）歌を作ってみたいです。歌が人々に与える影響はとても大きいと思っているので、私たちの歌で少しでも多くの人にAllyになろうと思ってもらいたいです。
（ちはる）舞台芸術に興味があります。LGBTQを扱ったミュージカルもありますが、海外発が多いのでLGBTQやジェンダーレスの舞台を日本発でやってみたいです。
（TACT Webサイト）
編集後記
まずは、TACTを立ち上げて、実際に活動を始めたメンバーの皆さんの行動力に感銘を受けました。また、LGBTQに対するステレオタイプを持たずに、一人一人の状況を確認する必要があることに気づいていたことも当事者の一人として嬉しかったです。メンバーの皆さんの進路はそれぞれ違うかもしれませんが、この活動が今後も続いていくことを期待しています。
ライター
友紀（ゆき）
トランスジェンダー（MTF）
外資系製薬企業で人事部に所属。昨年在職トランスをして女性として働き始める。東大文卒、米国MBAホルダー&特定社会保険労務士。キャリアアップをしながら、LGBTQの理解者がビジネスの現場に少しでも増えるよう奮闘中。
お問い合わせ
irOdori
ジェンダー問わず自己実現できる世界を目指して、誰もが自分らしく表現できる場を提供しています。
Email：info.irodoriodori@gmail.com
代表：彩夏
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