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静岡県下田市にて、地域おこし協力隊インターンシップを実施しました

これまで全国各地で地域おこし協力隊の受け入れ体制構築・採用支援と、着任後の研修や伴走支援に関わらせていただいています。

こちらの記事では、2024年3月20日から22日で実施した「下田市 地域おこし協力隊インターンシップ」の様子をレポートしていきます。

下田市とは「DXを推進する人財育成に向けた包括連携協定」を締結しており、今回はデジタルスキルを学びながら下田市を盛り上げる地域おこし協力隊を募集しました。

募集は観光振興を行う地域おこし協力隊とスポーツを通じたまちづくりを行う地域おこし協力隊の2職種で募集しました。

▼募集がこちら

こちらの募集に興味を持ってくださった方を対象にインターンシップを実施しました。

下田市の魅力を一つでも多く感じてもらい、地域おこし協力隊として活動するイメージが掴めるようとプログラムを企画しました。

まずはこのインターンシップについての説明と自己紹介です。

自己紹介は、アイスブレイクも兼ねて、全員が質問をするというルールのもと行いました。質問からは個性が感じられ、参加者の方それぞれの雰囲気が伝わる時間となりました。

ここからは、スポーツを通じたまちづくりと観光振興の2グループに分かれて、見学と取材をしていきます。

まずは見学です。観光振興のグループでは、道の駅や観光協会、歴史や海について触れる「ハーバーミュージアム」を案内していただきました。

下田全体のことを知り、着任後に働くことになる場所を見て、少しずつ着任のイメージがつかめました。

次に、観光協会の方にお話を伺いました。

下田市のアピールポイントやターゲット設定など、下田市の観光に関するディスカッションを通して、観光についての理解を深めていきます。

外から来た人にしか気付けない魅力がまだまだあるという話も伺いました。

スポーツを通じたまちづくりのグループでは、体育協会、生涯学習課職員の方へ取材を行いました。

下田市の課題を伺い、これからやっていきたいことのイメージを膨らませる時間となりました。

1日目の最後には、現役の地域おこし協力隊のみなさんと座談会を行いました。

病院や買い物などの生活に関すること、地域おこし協力隊の任期終了後のことなど、不安に感じていた部分を聞きました。

実際に下田市で活動している方のお話を聞くことで、インターネットで調べていてもわからない生の声を聞くことができました。

これで1日目は終了です。

続いて2日目は、下田市の観光スポットを巡りました。

まずはペリーロードです。

下田市にはペリー来航の「開国のまち」という歴史があり、数々の歴史的な転機が生まれてきました。

地元ガイドの方から歴史的な背景を聞くことで、下田市が歴史の深いまちであることを感じました。

場所を移動して、吉佐美大浜、サンドスキー、龍宮窟など、下田の海のスポットを巡ります。

実際に観光客の目線を体感することで、見えてきた下田市の魅力があります。

下田市立青少年海の家の見学も行いました。

下田市は、学校行事としての旅行である教育旅行の受け入れを行っています。下田市の教育旅行は、一つのホテルに宿泊するのではなく、複数の民宿で受け入れているのが特徴です。

ただ、高齢化に伴い、受け入れ先の民宿の減少が課題となっています。

教育旅行の受け入れ維持のために、新たなアイデアが期待されているというお話を伺いました。

お昼は、元地域おこし協力隊の蒔田さんが経営されている「85Cafe」で食事をいただきました。

お昼の後は、「下田開国博物館」で下田の歴史を感じます。

下田市の多様な歴史を説明していただき、博物館の職員にインタビューをしました。

現役の地域おこし協力隊の方々の活動報告会にも参加しました。

下田市には地域おこし協力隊の方が4名活動されており、観光やスポーツだけではなく、中心市街地活性や移住定住をテーマに活動を行っています。

実際に行っている活動を聞くことで、地域おこし協力隊としての活動のイメージも湧いてきます。

下田の魅力を感じ、着任後のイメージも掴めたところで、活動計画の作成をしていきます。

3日目に向けて、この2日間で新たに感じたことを含め、下田市の地域おこし協力隊としての活動計画を考えます。

3日目には活動計画の仕上げをし、執行部へ発表を行いました。

「開国のまち」下田で行った、2泊3日のインターンシップ。あらゆる面から下田市の魅力を感じ、地域おこし協力隊としての活動をイメージする時間となりました。

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