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「できなかった=ダメなこと」と捉えていた新卒1年目が、はじめに受けた研修をきっかけに変わった話

内省を通じて失敗から学びを得ることって大事ですよね。
できなかったことから糧を得て対策を考えることで、モチベーション低下を防ぐ効果があるとも言われています。

このような効果を知っていたので、内省の手段として有名なふりかえりを行ってきましたが、私はどうしてもふりかえりを前向きなものとして捉えることができませんでした。
いつもできなかったことばかりに目を向けていて「できることが大事で、できなかったことは等しくダメだ」という考えがあるように感じていたからです。

この記事では、新卒で入社した会社でふりかえりを教わった私が、「できなかったこと=ダメじゃない」と思えるようになった話をします。

成功体験がなく、ふりかえりを前向きに捉えられなかった過去

私はいま22歳で、大学の学部を卒業した後に東京のITベンチャーに入社したばかりの新社会人です。
ベンチャー企業と聞くと、学生時代に成功体験を得られた人が入社するイメージを持つのではないでしょうか。
しかし、私には胸を張って何かを成し遂げたと言える経験がなく、22年間の中で取り組んだことをふりかえってみても、どれも中途半端だったなと思います。

例えば、幼少期から10年ほど続けた空手では、道場で一番強くなることも叶いませんでした。
大学受験に熱を入れたときも、周りに馬鹿にされながら努力しましたが、第一志望の大学に行くことはできませんでした。
大学では学生団体やインターンに時間を割いていましたが、何かを成し遂げたと胸を張って言える経験は得られませんでした。

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学生時代に出会った人たちは全力を尽くして成功した体験を持っていたので、話を聞いたときに、尊敬する気持ちを持ちながら自分と照らし合わせて落ち込んでいました。
周りと比較して落ち込むだけでは前進しないため、上手くいかなかった時にふりかえりをして、少しでも周りに追いつけるようにしてきました。

ですが、時間をかけたことが大きな成功に結びついた経験がなかったので、ふりかえりをするたびにできない自分はダメだと感じてしまい、前向きに捉えることができませんでした。

こんなに成功体験の無い自分が、ベンチャー企業に入社してやっていけるのだろうかと思いながら4月の入社日を迎えました。

入社してはじめに受けた研修はふりかえりだった

入社日に研修のオリエンテーションをして、翌日には研修が始まりました。
ツールの使い方について教えてもらった後、研修としてはじめに学んだのは会社の歴史やサービスのことではなく、ふりかえりでした。

私が入社したフィードフォースという会社はnoteでオープンに情報を発信しています。
そのため、ふりかえりの文化や研修があることは知っていましたが、会社やサービス説明よりも先にふりかえりを学ぶことにはおどろきと面白さを感じました。

一番はじめに受けた研修は、ふりかえりをポジティブに捉えられなかった私にとって目からウロコの学びの連続でした。
(具体的なふりかえり活用術はリンク先の記事で知ることができます)

特に、ふりかえりのいくつかの決まりごとからは大きな気付きを得ることができました。
例えば、次のような決まりごとによって、自分の強みかもしれない性質を知ることができますし、精神的に辛くなることがありません。

【研修で学んだふりかえりの決まりごと】
・自分を含め個人を責めない
・できたこととできなかったこと両方を評価する

そして、今まで私がふりかえりを行い、できない自分はダメだと感じていたのは、ふりかえりの方法を間違っていたことが原因かもしれないと思えるようになりました。

「できなかったこと=ダメじゃない」と信じられるようになった理由

研修を通してふりかえりの方法が間違っていたことに気づけたのは良かったのですが、正しいやり方を教わってすぐに、じゃあこれからは前向きにふりかえりをしよう!となったわけではありません。
今まで行ってきたふりかえりでは、できなかったことを無くすために何ができるかばかり考えてきました。だからこそ、自分が置いた目標を達成できなかった場合でも前向きにふりかえりをしていいのか?みんな前向きにふりかえりができているのか?という疑問は解消されないままでした。

このような疑問も、研修期間中に解消されていきます。

フィードフォースでは、2ヶ月間の新卒研修期間中になんでも相談できるよう、先輩1名とバディを組む制度があります。
私はバディの先輩に毎週面談していただき、週次でやったことのふりかえりをしていました。ある日の面談で、仮説検証を行っていることが上手くいかなかったことを伝えると「上手くいかない方法が分かってよかったね」という言葉が返ってきました。

この言葉を聞いたとき、会話の中で自然とこの発言ができるということは、この会社には本当に、前向きにふりかえりをする文化があるんだなと実感できました。
他にも、毎日行っているふりかえりの場では、その時の全力を尽くしてもできなかったことに対して、その原因と次に活かせる学びを考えられていると、共感や称賛の声が上がることがありました。

2ヶ月という研修期間の中で、頭で理解していたことが実感を通して腹落ちし、「できなかったこと=ダメじゃない」ことを心から信じられるようになっていきました。

ふりかえりを前向きに捉えるために意識したい1つのこと

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私が今まで行ってきたふりかえりでは100点を出せたかを意識していました。できなかったことがある時点で良くないと思い込んでいたのは、この意識が原因です。
それに対して、研修で出会ったふりかえりでは100%を出せたかを意識します。その時の全力を出し、改善を繰り返すことで100点を目指せば良いという考えが根底にあるからです。
この意識を持ち、できたことをできなかったことと等しく評価することが、ふりかえりを前向きに捉えることに繋がってくるのだと思います。

研修でふりかえりを教わってから2ヶ月が過ぎました。
先輩社員の発言や実践を通して、最近ではその時の100%を出して改善に繋がる学びを得ることができたならいいじゃん!と思えるようになりました。
また、自分の意見に反するような主張がされても傷つくことなく受け入れられるようになってきたことからも、ふりかえりが身についてきているのを感じています。
これから社会人として新鮮でハードルが高いことに何度も直面すると思いますが、ふりかえりをしながら前に進み続けます。

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