生徒全員にiPadが配られて

最近、iPadを使って仕事をすることが増えた。生徒全員にiPadが配られて、授業でも使うようになった。

試行錯誤しながら、とりあえず使ってみている。スクールタクトはここ数日でいじってみてるけど、とっても使いやすい。開発してくださった方々に感謝。交流の可視化は面白い!それに、できないことができるようになるのは楽しい。あえて言えば、あの白紙のテンプレート、縦にならんかね?縦のプリントも共有しやすいと思う。やり方がわからん。仕様としてないのかな?わからん。画面回せばいいかと思ってるけど。

写真撮って、アップしてもらって、共有してコメントし合うのは時短になるから使いどころがたくさんありそうだ。直接のやりとりも大事だけど、手軽さも捨てがたい。実は時間がかかるからやれないっていうのが高い壁だったりするから。

Microsoft teamsも大活躍。毎日、teamsで連絡が来るのはラク。フォルダ分けして、検索ができる。整理整頓が苦手な私にとっては大きな味方!学級の子たちへの連絡も、teamsでできる。最近だと、formsでアンケートをしてみた。まとめまでしてくれる優れもの。メリットもデメリットも、使ってみてわかると思うから、まずはひと通り挑戦中。

国語科の教員としては、文字を書くことも、話し合う、聴き合うことも大事にしていきたい。でも、それと同時にデジタルで発信する力もつけていってほしい。日常では彼らはSNSなど多くの情報に触れ、人と関わるわけだから。

文字を入力するスキルだって、誰かに教えてもらうわけではなく、慣れるものだし。じっとしていられない、文字が書けないからノートが書けないというハードルがあった子が音声入力で授業に参加して、仲間と関わっている様子がある。ひとつの形として、面白いものが生まれるかもしれない。

教員として都合がいいのは、授業プリントをスクールタクトなどで配布できること。多くの資料が必要になるときがあるけれど、印刷して丁合して、配るって、無茶苦茶手間なわけ。それで「やっぱやめた、面倒だ」って言ってたけど、手軽にできちゃう。
また、ほかの授業のようすがわかること。自分の学級の生徒の他教科での学習の様子が見られるのは本当にいい。中学校ならではかもしれないけど、他教科の授業はなかなか見る機会がないから。自分自身も勉強になる。
それに、家からでも教材が用意できること。もしも、急に1週間休みってなってもこれからは慌てなくていい。印刷のためだけに出勤するなんてことをしなくて済む。

iPadになったことで、ラクになったのは私たち教員のほうだったのかもしれない。生徒はすべて可視化されてしまうことで、逆に追い詰められるかもしれない。これから本格的に導入になって、家への持ち帰りも近い。指導が行き届かないところになるけど、さてどうなるか?楽しみでもあり、少し不安でもある。トラブルをおそれて、うまく使えるメリットまで潰すのはもったいない。ある程度、なにかが起きることを予測しながら、手立てを打っていこう……。日々勉強。

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