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生成AIで業務工数80%削減を実現!ランサーズでの事例から見る未来の働き方

こんにちは、入江慎吾です。

僕は現在、ランサーズ株式会社で生成AIの専門チーム「Lancers LLM Labs」を率いてオートロンを運営しています。当然社内でもオートロンを活用しており、現時点でも全体の利用率が60%を超えるほど使われています。(現在80%へ向けて引き上げていく予定)

そこで今回は、ランサーズ株式会社での事例を交えながら、生成AIを使った業務効率化についてお話します。

「手作業」からの解放

ランサーズ株式会社のテックエージェント事業部では、求職者と企業のマッチングを行っています。

しかし、従来のマッチング作業は、人手に頼る部分が大きく、膨大な時間がかかっていました。件数が多いほど、その時間は膨大なものとなります。

Before:人力による情報抽出と入力

以前は、人材マッチング部門の担当者が、毎月200~300件もの履歴書や職務経歴書を目視でチェックし、そこから強みやスキルを抽出してシステムに入力していました。さらに、求職者への電話ヒアリングで得た情報も入力する必要があり、多くの時間を費やしていました。

After:オートロンで自動化

オートロンにマスキング処理をした履歴書を読み込ませることで、強みやスキルを自動抽出できるようになり、システムへの入力も自動化されました。

さらに、電話ヒアリング後の録音データをアップロードするだけで、要約を作成してくれる機能も実装。これらの自動化によって、全体で80%もの工数削減を達成しました。なんと人件費に換算すると、月100万円分のコスト削減効果に相当します。

営業活動の効率化

営業部門でも、オートロンは大きな成果を上げています。

Before:限られた数の企業へのアプローチ

従来の営業活動では、クライアント企業へのヒアリング、必要な人材の調査、求職者のマッチング提案などを、営業担当者が手作業で行っていました。そのため、一人の営業担当者が対応できる企業数は限られていました。

After:オートロンで調査・提案を高速化

オートロン導入後は、企業情報の検索とパーソナライズされた提案をAIが数分で行ってくれるようになりました。その結果、事前調査の時間が大幅に短縮され、一人の営業担当者が対応できる企業数が増加しました。

また、商談前により多くの情報を入手できるようになったことで、スムーズかつ情報量豊富な提案が可能になり、提案の質も向上しました。さらに、社内CRM・SFAと連携することで、過去の提案内容も参照できるようになり、より深い提案ができるようになりました。

エンジニア業務も30%削減!

生成AIと相性がいい分野であるエンジニアも、オートロンを活用しています。

Before:SRE担当者の負担増加

以前は、SREのメイン業務を少数のエンジニアが担当していました。設計、コーディング、障害対応、アライアンスへのメール作成、提案書作成など、多岐にわたる業務は、大きな負担となっていました。

After:オートロンで設計・コーディングをサポート

オートロン導入後は、オートロンによる設計支援、コーディングの補助、ログ分析の自動化、メール作成の効率化、提案書作成のサポートなど、さまざまな業務を効率化しました。

その結果、従来は月に30日間かかっていた業務を、オートロン導入により10日間も削減することに成功!

仮に開発チームが10人で構成されている場合、平均年収500万円×10人×30%=年間1,500万円のインパクトがあります。開発速度を高めたり、少ない人数で業務を遂行することが可能になります。

生成AIは「未来の働き方」を加速させる

このように、生成AIはさまざまな業務において、大幅な効率化を実現する可能性を秘めています。しかし、「自分たちの業務でどう活用したらいいかわからない」このような声をとても多く聞きます。

オートロンは、ChatGPTやStable Diffusionなどの生成AIを、誰でも簡単に業務で活用できるように設計したサービスです。しかし、このようなツールを導入するだけでは活用までは難しいのが現状です。

そこで、オートロンはツールの導入とセットで導入定着サポートも行っています。業務の棚卸を行い、どこで生成AIを活用すればいいのか、専任のAIコンサルタントがヒアリングと提案を行い、定着するまでサポートいたします。(現在は私が行っております)

業務効率化や生産性向上を実現するために、ぜひ一度オートロンをお試しください!


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