田舎観の話

僕がここのところ執心しているガルラジの話を書いていく中で、
「田舎観に理解がないので羨ましい」という意見を見て、「なるほど!」と思ったので僕のド個人的な田舎観でよければお伝えしていこうと思った次第です。

・自己紹介

今まで散々怪文書を披露しておいて自分のパーソナルな部分についてあまり語ってきませんでしたが、端的に言うと三重県で生まれ育った28歳男です。
今回は県境を跨いだ来歴だけピックアップして、修学旅行とか保護者同伴のものは抜いて話します。
14歳から競技ヨーヨーにハマり、16歳で全国大会を見学するために神奈川県に行きました。それから26歳くらいまで欠かさず全国大会には顔出してたんじゃないでしょうか。(基本的に大阪か、横浜か、東京)
その間に地区大会や自主開催の大会への参加である程度の地方都市には行ったと思います。(沖縄だけ行ってない)
(そういえばGladになる前のasiaPにこの時に足を踏み入れており、今こんな風にクラブに通うことになるなんて、奇縁だなあと思います。)
20歳〜22歳くらいの間で台湾やシンガポールやアメリカに行ったりもしました。アメリカはフロリダまで行って、1週間ホテルに籠もって、ちょっと買い物して帰る、みたいなヨーヨーバカの集まりで楽しかったですね。


・主観の話

結論から言いますが、僕自身は上京することを羨ましいと思ったことがないかもしれません。「東京に憧れるべき年齢」って何歳までなんだろう。

東京に憧れなくなっていた理由はいくつか予想できます。
・学生時代から年2くらいでは行っていたから
・インターネット教育第1世代なので既に場所にこだわらなくなっていた
・地方が好きな気がしてきたから

あと個人的に大きな出来事があって、前述のヨーヨーの活動で北海道の地区大会にお邪魔したことがあったんですが、その時現地を案内してくれた人が隠れ家的なお店から有名どころまでメチャクチャ食に詳しくて、
「かっこいい、こうなりたい……」と思ったのを覚えている、というか今でもそれは自分の中で一つの指標になっていて、三重県に来た人をちゃんと案内できるようになろうと思うキッカケになっています。
だからこの時点で、自分の中で「東京が一番」という考えが消えてるんですね。北海道いいところだな、と思った。じゃあ三重のいいところは?それって全国的に言えるんじゃないのか、って僕の中でその地域性はフラットになってきています。(全ての地方に自分で足を踏み入れたことはないので、まだこれから意見は変わるかもしれませんが)

あと海外に行くとまた価値観が変わるので、早いうちに1回行っておくと面白いですよ。28歳になって思いますが結構生活ベースが決まってしまうと中々行きにくくなる……。


・田舎とインターネット

客観というか「三重県から見た東京」みたいな話になりますが、いや、三重県民はそんなセカセカしてないし闘争心も低いのでそもそも東京に対する憧れ低いんじゃねェかな……という気持ちもありつつ、

やっぱりイベントごとは東京のが多いよな〜とは思いますね。
特にインストアとか小箱のちょっとしたイベントを平日とかでやられると、指くわえて見てるしかない状態です。
そもそも文化の流入自体が遅い気がしていて、三重県で唯一あるタワレコに
販売日に行くとない、次の日もない、2日経ってやっと、みたいな事もままあります。(タワレコ鈴鹿店の人見てますか?)
CDに限らず書籍も似たような状態です。あまりにもマイナーすぎると結局名古屋に出なければいけない……。
物質が届くのにそれだけラグがあるので、物質にならない活動とか文化はアンテナ張ってない人には届きすらしません。

三重県はインターネットの普及が早かったので、インターネットを使えるか使えないかが文化をキャッチできるかどうかの分かれ目になりました。
僕は学校教育的にインターネット履修側の人間だったんですが、もちろん全員がインターネットに適応できるかと言うと当然そうではなく、インターネットに適応できた人間とできなかった人間でクラスは分かれていきました。
これは田舎観の話というかジェネレーションの問題の気もしますが、この情報の流入の点で「大人は何も分かってない」という価値観が生まれてしまうのかな、という気もしています。

ただジェネレーションの問題というのは正に田舎観に直結する話でもあり、若者の都市への流出の問題が確かにあります。これはず〜〜っと言われてることですけどね。
新幹線を通したら田舎にも人来てくれるやろ!と思ってたら田舎から出ていく方が多かったという話も定番です。(ストロー効果)
前述の通り僕としては新幹線通ったくらいで「そんなにか?」と思うんですが、思っている以上に「都会に出たい!」と思っている人が多いんでしょうね。
確かにスピード感が遅い問題はあります。が、現代は流通インフラが整っていたり、近所のローカルスーパーで別に事足りる事もほとんどです。
で、あれば田舎になくて都会にあるものをキチンと考えないと、流出は止まらないでしょう。
もうちょっと突っ込んで言うと、インターネットを使えるようになって「都会の便利さ」を垣間見た人が都会に出ていくんだろうなと思います。
東京に何があるのかを知って、自分の地元と照らし合わせることが今はできます。現代社会で盲目的に「東京には何でもある」と思っている中高生がどれだけいるのかアンケート取ってみてもいいかもしれませんね。
(スマホの普及前後ではかなり違うんじゃないかなと思います)

逆にネットワークを作った後にやっぱり東京がいいな、と思うことはあります。イベントもそうですが友人関係を東京で作ったりするとやはり距離感がもどかしい。せめて大事なタイミングでは行こうというスタンスの人が多いんじゃないかな、と思っています。


・三重から見た東京

東京、マジでスピードが早いです。物も人間も。
仕事で何度か東京の会社とやりとりしたことありますがスピードもクォリティも高い。こら田舎で細々やってるところは全然敵わんな、と思いました。業界で上行くなら間違いなく三重県を出ないといけないなと思いましたし、逆に三重県相手に仕事すると結構大変だろうなと思いました(全員ゆっくりしてるので)
最近東京に行った先輩DJに言わせると「ロアン君も東京来た方がいいよ!」とのことでしたがその速度感の違いにちょっと尻込みするところは正直あります。無職なので四の五の言ってられませんが。仕事ください。

・三重と愛知

しかし三重県、ひいては東海圏については東京より先に名古屋がいます。
三重県民のほとんどは愛知の大学に通い、県内に残る学生は三重大(国立)か、短大か専門(医療)くらいです。
三重県から通って愛知の大学に行くのと、一人暮らしを始めるのとでは半々くらいの印象です。通って通えない距離ではない。岐阜の人も近い感覚なのかな?と勝手に思っています。
これは学生時代から不思議な点でもあるんですが、愛知の大学に通ってた人の大半って愛知でそのまま就職するんですよね。東京とか地元じゃなくて。
これも愛知で就労してる人にアンケート取ってみると面白いかもしれません。ちなみに僕は新卒で名古屋の企業に入りましたが1ヶ月で辞めて地元に戻りました。
就職という点で言えば高卒で地元の工場勤務になる人も多いですね。まあ東海圏に関しては自動車メーカー関連の工場が多いので地元での生活に不満がなければむしろそっちの生活を望む人も多そう、という印象です。
(特に卜ヨ夕関連の就職話を聞いてると「オオ〜……」と思いますね……。)


・結局のところ

東海圏の感覚と、山陰山陽の感覚、東北の感覚はまた違うものでしょうし、それぞれの出身者から同じテーマの記事を集めたほうがより良い田舎観を得られそうではあります。
個人的に「この人とこの人に聞いたらいい回答が得られそう」みたいな人が今ポワポワっと頭の中に浮かんできたので実際にインタビューしてみてもいいかもしれません。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
18
マーチャンダイズサポートプロジェクト「entrance」を個人でやっています。 entranceはプリントデザインをメインとしたロゴの製作からアイテム製作、WEB販売に至るまで、 スタートからゴールまでの製作・販売過程をトータルでサポート致します。 現在本職なし。お仕事下さい。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。