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海外移住前にセーフティネットを作ろう

海外移住は、日本に住み続ける選択と比べるとリスクのある選択肢だと思います。

そのため、日本を飛び出す前に、セーフティネットは張っておきましょう。

リスクも考えず、見込みの低いことに飛び込むことは必ずしも勇気ある行動だとは、私は思っていません。

反対に過度に保守主義で、リスクを避けるばかりではチャンスも掴めないと思います。

私が考えるベストの方法は、リターンに見合うリスクを取ることです。
数値化するのは難しいかもしれませんが、リターンがリスクを上回れば、そこに自分の資金や時間を投資する価値があるという意味です。

ここで一つ注意してほしいことがあります。自分にできる行動には、①リターンを大きくすることと、②リスクを小さくすることの2種類の方法があるということです。

リターンを大きくするために行動している人は多いと思います。自分の収入を上げる、クライアントを開拓する、営業する、新たなサービスラインを創る、などなど。

でも、一方でリスクを下げようとコントロールしようとしている人は、前者に比較し少ないと思います。突然無収入になっても良いように不労所得を増やす、貯金を増やす、自分の生活コストを下げる、固定費用を減らす、などなど。
セーフティネットを張るのも、リスクを下げるための対策です。

具体的には、海外移住する前に、海外で通用するスキルや学歴を取得、もしくは学生として移住するのが海外でのリターンを増やす方法だと思います。
しかしそれらがない時は、せめて日本で使えるスキルを入手して海外移住することをお勧めします。

つまり海外移住に失敗しても、日本ですぐに稼げる状態にある、ということです。これがリスクを少なくする行動、セーフティネットです。

私の場合は会計士資格でした。(あと数年もしたらセーフティネットではなくなるかもしれませんが、移住当時はそうでした。)
最悪日本に帰れば、ある程度の収入は得られるという気持ちが、チャレンジできる幅を広げてくれます。

たまに、背水の陣のように自分を追い込む方が集中力が増して良いとか、レバレッジがかかり効果的だというような自己啓発本もありますが、私は全く賛同しません。

一か八かでギャンブルに勝った人もいるけれど、負けた人の方が多いです。これは確率の問題で、リターンに見合うリスクを取り続ける方が長期的には有利です。

自分が最低限これくらいあれば良いというラインを引いて、たくさん挑戦すれば良いと思っています。

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