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 先日、とある理由で面接を受けました。

 面接官は、今ではハラスメントに相当するのではないかと思われるぐらいの圧力で、こちらにプレッシャーをかけてきます。

 私が教員採用試験を受ける頃、圧迫面接というのは当たり前に存在し、面接練習をする際には、あえて面接官に圧をかけてもらうこともありました。

 圧迫面接が存在し、それを乗り越えなければ試験を突破できないなら、対策を講じるしかないですが、当時から私はそもそも圧迫面接の存在意義がよくわかりませんでした。

 もちろん、教員は生徒・保護者と日常的に対応する職であり、世の中には様々な人がいる。中には、敵意を剥き出しにしてこちらに襲いかかってくる人も残念ながら存在します。そのような人たちに毅然と対応できるかどうかを圧迫面接では見ているのかもしれません。

 でもまぁ、理由などどうとでも付けられてしまうし、それはいわゆる「不適切にもほどがある」時代の象徴であると感じます。

 圧迫面接を通じて失うものが多すぎる。

 教員を目指す人の心を折り、尊厳を蔑ろにする。何より、教育業界にそのプロセスが必要だと考える思想があること、が最も恐ろしい。

 それが採用の際の適切なプロセスだとは、個人的には決して思えない。

 つまり 「違和感」です。

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