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  映画『スター・ウォーズ』のメインキャラクターである、アナキン・スカイウィーカーは自身の大切な人を守るため、強大な力を求めた結果、ダークサイドに落ちました。

 力とは何でしょう。私たちが生きている世界には、様々な力が存在します。地位、名誉、経済力、フォロワー数、再生回数などなど。

 それらは、この世の中で生きていくための非常に便利なツールで、それらを得ることで、私たちの人生はより充実したものなると考えられているのかもしれません。

 私も、「力」を求めていた時があります。英語教員として働く中で、自身の英語能力に自信が持てなかった私は、英語に関する様々な資格の勉強を死に物狂いでやった日々がありました。それは記号が持つ客観性が、英語教員としての自分を定義でき、自分のキャリアをより華やかにしてくれると信じているからです。

 その必死さは、自分を追い込み、他者への憎悪となり、結果として自分自身の存在をどんどん軽視していくことになりました。いわゆるダークサイドに陥ったといっても良いかもしれません。

 力によって自分を定義する人は、必ずその力によって身を滅ぼす。

 自分自身への戒めです。

 

 

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