人は、自分の人生の中で多かれ少なかれ、理不尽を経験します。
ある程度の人生的経験値を積めば
社会が理不尽で構築されている
ことを知り、それを受け入れつつも、その中で自分ができることにフォーカスすることの大切さを実感することになります。
一方、その理不尽が時に自分の心の決定的な「火種」となり、それが徐々に大きくなっていくと言う現象が起こります。
「ある程度の理不尽は仕方ない」と言うのはある意味では正しく、しかしある意味では間違っていて、その「仕方なさ」が自分の心の「火種」と向き合うことを妨げることがある。
すると、その火種は徐々に大きくなり、最終的にはマグマと化して、自分の心の蝕み、他者への強烈な攻撃欲求に転換されていきます。
マグマとなった「怒り」は、理性の機能を麻痺させ、差別や偏見、誹謗中傷を誘発し、結果、自分の存在の価値を貶めてしまう。
自分の怒りとしっかりと向き合うこと。
とても大切です。