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 MLBのニューヨーク・ヤンキースに所属するアーロン・ジャッジ選手。

 2022年シーズンには62本のホームランを打ち、アメリカン・リーグ最多記録更新。2024年にもHR王とシーズンMVPを獲得するなど、名実ともに、アメリカを代表するスーパースターです。

 彼と彼の両親には血統的な関係はありません。彼の両親は彼を養子として迎え、今日まで育ててきました。

 彼はある時、自分の容姿が両親に似ていないことに気づいたそう。その時のことを

 「両親は僕の質問にすべて答えてくれた。それだけで満足だった。この2人だけが、僕の知っている唯一の”両親”だったんだから」

と回想しています。

 「大きな家」という映画を見ました。
 

 東京のとある養護施設の日常を、徹底的なリアルを通じて伝える作品の中で、思春期を迎えた子供たちは

 「血のつながり」

 というものを常にどこかを意識しながら生きてるように思えた。

 血とは、愛情を基盤とした絆としてその人の存在を守る大切な繋がり
 
 になることもあれば

 その人の可能性を狭める呪いの呪縛

 になることもある。

 血が繋がってるかどうかは、私たちが誰かと「特別な」関係を結ぶ上で本質的には大切ではないことは、上記のアーロン・ジャッジ氏の言葉から理解することはできるけれども

 多くの場合、血によって繋がる家族がいることが、社会の中で一種の「普通」という感覚が良くも悪くも私たちの中にある。

 血があるから大切にするのか、大切な存在にたまたま血があるのか。

 

 

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