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 先日、2024年度前期のNHKによる連続テレビ小説、『虎に翼』が放送終了しました。父親が法曹関係者ということもあり、何となくですが、内容をキャッチアップしていました。

 戦前から戦後の日本はまさに激動の時代。法のありかたもまた、時代を進める時もあれば、戻すこともある。

 そんな中、同ドラマの脚本家を勤めた吉田恵里香氏が、NHK『クローズアップ現代』に出演されていました。

 彼女は、エンターテイメントは報道とは違う形で様々なメッセージを伝えることができることが魅力だと語りつつ

 

 何かのマジョリティーに入ってる以上、必ず誰かを傷つけたり誰かが持ってない特権の上にあぐらをかいてるってことが絶対ある。どんなに素晴らしい人でも誰かを傷つけたり搾取していたりする世界なので、残念ながら。これはたぶん変わらない。その搾取する側の人って、絶対分かってるのに、「嫌だったの?」「言ってよ」みたいなことを、あとから言うじゃないですか。だからやっぱり、当事者の人が苦しい思いをしないために、いろんなマジョリティー側が変えられること。結果、自分の生きてる社会が良くなって自分に戻ってくることだから、関係ないと思わないってことが、世の中を変えると信じています。


 と述べています。

 「不必要な謙虚さ」のコラムでも書きましたが、自分の立場を十分過ぎるほど理解し、その立場を用いて、誰かに優しくなることを目的に生きる。

 そんなことが大切なのではないかと。

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