#724 ちょっとした表現の違い〜「できる」と「できるようになる」
学校教育であれ、資格試験であれ、その分野の学習習熟度は一般的にテストによって図られます。
テストには満点がありますが、あるテストで満点をとったからといって、その分野の学びが終わることは決してありません。
英語にも英検、国連英検、ケンブリッジ英検、TOEIC、TOEFLなど多種多様な試験問題がありますが、そのどれも満点をとったとしても、知らない単語なぞいくらでも出てくる。
ですから本質的な意味において、あらゆる学びは「終着点」があるわけではなく、つまりそれは「できた」という言葉があてはまらないのではないでしょうか。
だからこそ、いかなる学びの段階にでも当てはまる言葉、「できるようになる」という表現が大切だと個人的には感じています。
この言葉は、学びにおいて、誰もが発展途上であること、またよりよく変化する過程の中にいることを表現してくれます。
できるではなく、できるようになる
これはとても大切な概念です。