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#8 下手でもいい!ピアノの練習は5分、10分の積み重ね

こんばんは。
毎日20時に更新
「あの頃どうしてた?」

3児のママのみさっぴいです。
今日は、ピアノの練習のお話です。

ピアノを弾く娘



娘もピアノを習っていて、今年で2年になります。ここまで何度も挫折をし、母娘で乗り越えてきたような気がする。

片手の曲のときは、練習をそこまでやらなくても弾けてたのに、両手の曲をやるようになって、つまずいた。
片方片方が違う動きをすることって、日常であまりないから感覚が掴めないらしい。

できなくて、できなくて、とにかく泣きわめく。
特に、負けず嫌いの娘は
何で出来ないの!と怒っては、床を何度も蹴ってた。床は悪くない…

「最初からでるわけないから少しずつやろう」と話しても、頑固な性格だから聞く耳を持たない。
お互いにガミガミ言って、練習の時間が苦痛になってきた頃、練習を誘っても「やらなーい」と言う。
ついにピアノの前に座ってくれなくなった。


これじゃ、だめだ。
せっかく、ピアノ買ったのに…
不思議とピアノが少し寂しく見える。
私は、練習スタイルをガラリと変えてみた。

今までは
週に2日、宿題をできるまで15分、20分
くらいしてたのを週に3日に。
できないところを
できても出来なくても3回~5回
繰り返すように練習スタイルを変えてみた。
早いと10分くらいで練習が終わる。

練習の仕方を変えた時
「できなくてもいいの?あと2回練習すればいいんだね。かんたーん」とキラキラした目で言っていた。
練習自体が、負担だったのかもしれない。

そのうち、私から呼びかけなくても
幼稚園終わりに
ほぼ毎日ピアノの前に座るようになった。
こうなるのに、半年かかった。
長かった。

練習を始める時の娘

「ママ、聞いててね」は練習が始まる合図だ。
丁寧に弾いてないときや間違っているときは、「丁寧に!」と呼びかけるが、それ以外はあまり口出しをしない。
終わったら、練習できて偉いねと、少しでも褒める。ただそれだけ。
娘は幼少期の私よりも、ずっと上手く弾けているから、正直羨ましい。

5分でも10分でもいい。
下手でもいいから、何度もやってみる。
つまずいていたら、片手ずつ、ゆっくり。

いつの間にか
「ピアノは好き。弾けない曲を練習して、弾けるようになるんだ」
と言うようになった。素晴らしい、成長だ。

次第にピアノを遊ぶように弾くようになり、
勝手に転調しはじめた。
これにはかなり驚いた。

ト長調の曲を勝手にハ長調にしたのだ。
その後、へ長調の転調もした。

「ねぇ、どうやってやったの?」と 聞くと
「手の形が同じでしょ。そのまま動かしたらできたよ」と。

そうだよ、転調ってそういうものだよ。
子どもの吸収力はスポンジとは、このことだなと思った。自然と、伴奏も付けられるようになった。

なんだこれ、ものすごく成長を感じる。
感覚で弾けるようになったのか。
練習が嫌と何度も叫ばれたとき、心がギュッとなったけど、あの時に親子で折れずにピアノを続けてよかったのかも。

そういえば、私もピアノを習っていた。
3歳から高2まで習わせてもらったが、譜面読みは未だに苦手だ。
弾きたい曲の音源を聴けば、雰囲気で弾く。
そんな私は、母から
「練習しなよ」とは言われたことはない。
遊ぶように、弾いてた。
耳コピをして、それに合わせて和音を考えるだけ。時々、作曲してそれっぽい曲ができる。


グループでピアノを習っていたが、私はとにかく譜面が読めないから、落ちこぼれだったように思う。

みんな何であんなに上手なの?とふて寝する私


私だけ、先生からの教え方も独特だった。
「これは、ぶどうのリズムでいこう」とか。
ぶどうってなんだ。
でも、当時の私には分かりやすかった。

ゆるく、低レベルな私に先生が合わせてくれていたから、きっと最後まで楽しく続けられたのだと思う。今もピアノを弾くのは、趣味のひとつだ。

楽しくなるまでが大変だけど、楽しくなったら
一生ものの趣味になる。

今は、親子できっと大変な時期だと思う。
でも乗り越えられたら、親子の絆はより深まる。積み重ねの大切さを小さいながらも学べる、
素敵な機会でもある。

少しずつやってみよう。
5分の積み重ねが、後々必ず生きてくるはずだから。

明日またここで
お待ちしてます。

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