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「一に売主」の姿勢の先に。未経験で抜擢されたイクラ初のマーケ担当は、なぜ1年で成果を出せたのか (iQra Interview)

最も大きなやりがいは、「イクラ不動産」ユーザーの方々から直接感謝の言葉をいただけることです。特に印象的だったのは、離婚を機に家を売却した方とのインタビューでした。
「味方が誰もいないと思ったけれど、チャットサポートで親身に相談に乗ってもらえて本当に感謝している」と言っていただけて。

この言葉がいまでも心に残っていますし、本当にこの仕事をしていて良かったと感じた瞬間でした。

今回はマーケティングチーム、石新さんのインタビュー記事です。

マーケティング未経験から始まった石新さんの挑戦。
不動産売却という人生の大きな岐路に立つ人々の気持ちに寄り添い、どのようにしてユーザーの心を掴み、成果を上げているのか、石新さんの生の声をお届けします。

石新 光 プロフィール
大手損害保険会社で新卒入社後、コールセンターにて代理店向け対応業務に従事。その後、営業への強い思いから、200種類以上の商材を扱う IT メガベンチャーに転職。法人向け営業として、提案型営業、飛び込み営業を経験する。2021年10月イクラに入社。

「イクラ不動産」とは?
日本で初めて一般消費者向けに全国の不動産売却成約情報をデータ公開。誰もが公平に活用できることを目指す、お家を売りたい売主と適切な不動産会社をマッチングする不動産売却プラットフォーム。

サービス開始4年で加盟店舗数は約3,800を突破。売買不動産仲介会社の12%にまで普及している。売上は昨対比170%と急成長中
https://iqrafudosan.com/


入社した一番の決め手は、信用できる会社だと感じたから

ーー イクラへの入社の決め手を教えてください。
社員の方々がコーポレートサイトで公開していた日報から、職場の雰囲気を感じ取ることができたことです。やりがいだけでなく辛いことも正直に書かれていて、とある社員の「定時で帰るチャレンジ」の成功や失敗も包み隠さず報告されていました。
この裏表のない発信に強く惹かれ、イクラを信用できる会社だと感じたことが、入社の一番の決め手でした。

ーー 入社時のポジションは採用広報担当でしたよね。そこから、現在のマーケティングチームへ移られた経緯を教えていただけますか?
「イクラ不動産」の改善チーム発足がきっかけでした。各部署から1名ずつ集められ、サイト改善を行う臨時チームとしてスタート。当初は採用広報との兼務でしたが、改善点は尽きることがなく、やればやるほど新たな課題が見つかる状況でした。
気づけば私が専属となり、それが自然とマーケティングチームとして独立していきました。

ーー 未経験の石新さんが、なぜマーケティングチームに抜擢されたと思いますか?
ユーザー目線、特に売主の方の気持ちに立てたことが大きかったのではないでしょうか。
「一に売主、二に不動産会社、三にイクラ」というイクラが大切にしているバリューに沿って、ユーザーファーストでより使いやすいデザインを提案するなど、売主の方々の心理をサイト設計に反映できたことが評価につながったと思います。

やりがいは、ユーザーから直接感謝の言葉をいただけること

ーー マーケティング担当としての主な業務内容を教えていただけますか?
イクラのマーケティングは、売主向けと不動産会社向けの2つに大別されますが、私は主に売主向けの施策を担当しています。
中心となるのは「イクラ不動産」のウェブサイト改善です。具体的には、コンバージョンボタン、フローティング要素のデザイン制作、キャッチコピーの作成などを行っています。

また、売主向けの Web 広告運用も重要な業務の1つです。これらの施策を通じて、より多くの売主の方にイクラ不動産を知っていただき、利用してもらえるよう努めています。

ーー マーケティング業務では他のチームとの連携も多いのでしょうか?
はい、すべてのチームと密接に連携しています。一人でも多くの売主の方にサービスを利用していただくことが大きな目標ですが、同時に売主の方々が成約までいたることが重要で、そのために CS チームとの連携が欠かせません。

ウェブサイトの改善では、開発チームと連携してアップデートを一緒に進めています。最近では、セールスチームが担当する不動産会社向けのマーケティングもサポートするようになりました。

ーー イクラのマーケティング業務のやりがいについて教えてください。
最も大きなやりがいは、「イクラ不動産」ユーザーの方々から直接感謝の言葉をいただけることです。特に印象的だったのは、離婚を機に家を売却した方とのインタビューでした。

「味方が誰もいないと思ったけれど、チャットサポートで親身に相談に乗ってもらえて本当に感謝している」と言っていただけて。

この言葉がいまでも心に残っていますし、本当にこの仕事をしていて良かったと感じた瞬間でした。

ーー ユーザーアンケートからも多くの気づきがあるそうですね。
はい、アンケートからは貴重なフィードバックをたくさんいただいています。改善点の指摘はもちろん、嬉しい驚きもあります。
例えば CS チームがアンケートと一緒に私たちの集合写真を送っているのですが、「こんなメンバーたちが裏で頑張ってくれていたんだ」という反応をいただくことがあります。
基本的にオンライン対応で私たちの顔が見えないサービスですが、こういった形で人と人とのつながりを感じられるのも、この仕事の醍醐味だと感じています。

ーー アンケートに写真を同封するのは素敵なアイデアですね。やりがいも多い一方で、マーケティングの仕事で特に大変だと感じることはありますか?
正直、これまで大変でない時期はなかったかもしれません。この仕事は単純作業ではなく、常に考え抜くことが求められます。ゴールや正解が明確でないため、時に迷走することもあります。また、常に新しいチャレンジを求められるので、初めての経験ばかりというのもプレッシャーになります。

ーー イクラには当初マーケティングの正社員メンバーが少なかったと思いますが、知識やスキルをどのように身につけていますか?
私自身、様々な情報源から学んでいますが、最も頼りになるのは取締役 CTO の笹島さんです。エンジニア出身ながら、膨大な量の本を読み、マーケティングについても幅広い知識を持っています。何を聞いても的確なアドバイスをくださります。
笹島さんの姿勢を見ていると、自分も頑張らなければと思います。時に理解が追いつかないこともありますが、根気強いサポートのおかげで、未経験でも成長できていると感じています。


イクラのマーケティングで最も大切なのは “売主ファースト”の姿勢

ーー これまでのマーケティング業務で、特に印象に残っているエピソードはありますか?
マーケティングを担当して約1年後、1日の売主登録者数の目標を達成できたときは本当に嬉しかったです。それまでも売上目標を達成したことはありましたが、それは自分の力というより、みんなの頑張りのおかげだと感じていました。けれども、長い間目指していた目標を達成したときは、自分自身の努力が実を結んだという実感が強く、特別な喜びがありました。

ーー 1年間の積み重ねが実を結んだ瞬間だったんですね。具体的にどんな施策が効果的でしたか?
具体的にどの施策が効果的だったかを断言するのは難しいかもしれません。
「特定の施策で売上が急激に伸びる」というより、日々の地道なサイト改善の積み重ねが効いたと思います。

ーー 石新さん自身に不動産売却の経験はなくても、売主の方々の気持ちをよく理解されているから成果が出せるのだと感じました。
ありがとうございます。私は元々、人を喜ばせることが大好きで、相手のことを考えるのが性に合っているのかもしれません。

ーー 未経験だとしても、相手のことを心から考えることができるのであれば、イクラのマーケティングで活躍できると思われますか?
私はそう思います。
イクラのマーケティングで最も大切なのは、売主の方々を第一に考える “売主ファースト” の姿勢です。相手が何を求めているか、何をしたら喜んでもらえるかを常に考えることが重要なのです。
例えばプレゼントを選ぶときに、自分が贈りたいものではなく、相手が欲しがっているものを探せる人なら、イクラのマーケティングに苦労せず取り組めると思います。

ーー 最後に、これからの目標と、その背景にある思いをお聞かせください。
「イクラ不動産」のユーザーをもっと増やしていきたいです。それに加えて、マーケティングの仕事がすごく楽しいので、新しい集客方法にも挑戦してさらに経験を積みたいと思っています。

この目標の根底にあるのは、イクラのサービスと目指す世界観への強い共感です。イクラには「お家の価値を上げて、家族の暮らしをより良くする」というビジョンがあります。例えば、売却価格を100万円でも高くできれば、それだけ次の暮らしが良くなるかもしれません。そうして人々の生活に貢献できるのが、イクラの事業の価値だと信じています。

「イクラに出会えたから自分の暮らしが良くなった」と心から思ってもらえるサービスを目指して、これからも努力を重ねていきます。


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