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俺の楽曲制作の流れ

ども、ボカロPの一筆かもめです!前回「次からは楽曲制作秘話書きます」なんて言ってましたが、その前に俺が普段どうやって、何にこだわって楽曲制作をしているのか、語らせてください......!めっちゃ長いかも......?

前回の記事↓

そもそも楽曲を制作する理由

前回の記事では「サカナクションと出会って「俺もこんな曲作りたい!」ってなったのが俺が作曲を始めたきっかけ」と書きましたが、具体的に言うと「もっとサカナクションの曲を知りたいのに、今世に出ているサカナクションの曲、全部聴いちゃった!もうこれ以上今すぐにサカナクションの他の曲を知ることが出来ないよ~~!!せや!!自分で作ったろ!!」という経緯です。作曲がまともに出来るようになるまでに年月は流れ、趣味趣向にも変化があったため今の作風になっています。

「好きなボカロPさんの曲、もっと聴きたい!!せや!!自分で作ったろ!!」です。だから、俺は俺の曲が大好きなんだな。

楽曲制作の流れ①起案

では楽曲制作の流れについて書いていきたいと思います。楽曲制作の最初の工程は当然「起案」ですよね。これめっちゃ大切ですよね。1番大切だと思います。実はこの起案には4つパターンがあります。多い順に書いていきます。

1つめは「突如降ってくる」です。何気ない日常生活の中、ふっと頭に降ってくるんです!流れ出すんです......!!シャワーを浴びていたり、電車に乗っていたり、普通に散歩してるときなどにもう曲として仕上がった状態の音源(サビのみ)のようなものが頭で流れることがあるんです......!!そんな都合いいことあるかよとお思いになるかもしれませんが、このパターンには重大なデメリットがあります。それは、流れていたのが好きな別の人の既存曲だったということがあること、そして、自分で頭の中に曲を流そうとして流せるものではないということです。要するに運ゲーですが、たまに良い曲を聴いたり、感動するアニメを見たりして感化されたときにこれが起こることがあるので、芸術鑑賞を日常的に行うのは効果的です。拙作ではユーシャガールベイビーインサイドのサビがこのパターンです。

2つめは「ギター弾いてたらいい感じのリフを発見する」です。これももはや運ですよね。俺は運で作曲してんのか......???イントロにそのリフを使って、そこからサビまでそのノリを引っ張って突っ切ることが多いです。拙作ではアングラーがこのパターンです。

3つめは「こういう雰囲気の曲作ろう」です。これについては俺の処女作であるアンカーチェインの制作についての記事で詳しく語ると思います。次回の記事で書く予定ですのでお楽しみに!!

4つめは「こういうメッセージを伝えたい」です。これは最も一般的な楽曲制作方法なんじゃないかなと個人的に思います。たとえば誰かへの恋心とか、夏は暑いぜとか、まず最初に曲のテーマを決めます。作曲より前に作詞を行う、所謂「詞先」の曲はこのパターンですよね。俺は実は詞先の曲を作るのがめっちゃ苦手なのですが、時間を掛けてでも思いを発信したいようなときはこの方法をとります。一筆かもめとしての作品では今のところこのパターンは無いんですけどね!

以上が楽曲制作の流れ①起案についてでした。

楽曲制作の流れ②リズム隊の打ち込み

作る曲のイメージがまとまってきたらとりあえず一旦ドラムとベースを打ち込んでいきます。だいたいここでこの2つのパートのフレーズは作り込んでしまいます(後で変えることも当然あります)。この2つを打ち込みながら全体の流れを固めていきます。すると他のパートもすぐに打ち込みやすくなります。ここで意識していることは曲の長さを調整することです。意識するのは短すぎても長すぎてもいけないとかそういう割と当たり前のことだけではありません。俺自身が短めの曲の方が好きであったり、聴く気が起きるので、大体2分半~4分に収まるように曲の長さを調整しています。

通説では、忙しない現代では短い曲の方が好まれるという傾向もあるみたいです。まあ、本当に良い曲には長さなんか関係ないって話もあったり......?ここは好みの問題だと思います。

楽曲制作の流れ③ギターのレコーディング

俺はギターが大好きです。だからこそ一番大切にしたいギターをここでレコーディングしてしまいます!編曲は大切にしたい音からやっていきます。歌モノなのに作曲より前にギターのレコーディング?と思った方もいると思いますが、俺の中でギターと歌は同格の存在感がほしいかつ、ギターのレコーディングは大変なので先に終わらせておきたいというのがあります。もちろんギターメインではない曲も作ることはあるので、その場合は作曲を先に行います。

楽曲制作の流れ④他の編曲

入れたい、または入れたらおもしろいかもと思う音を一旦全部入れます。すると、必ず要らない音が出てきます。それを少しずつ削って磨いていきます。また、曲の中で物足りない部分(ほしい帯域の音が無い部分)も出てきます。そこに試行錯誤して何らかの音を入れます。編曲は難易度が高いので俺もよくわかってないです。たすけて~~~~~~

楽曲制作の流れ⑤作詞、メロディの確定

作詞をします。俺が最も苦手とする工程です......。曲のテーマから言いたいことをなるべくたくさんメモに書き出していきます。そこからメロに合わせた言葉選びをします。俺は実は全然語彙力無いんですが、メロディに合う言葉が思いつかないとき、言いたい言葉の類義語ネットで検索すると言い換えでいい感じの言葉がジャンジャン出てきます!これは活用するしか無いわね。歌詞が出来たらメロディを整えてMIDIデータを書き出し、VOCALOIDに読み込んでいきます。調声に関しては全部カンなので、むしろ教えていただきたいまであるな......?(俺の相棒のボカロは音街ウナちゃんなのですが、ウナちゃんは歌が上手すぎるので全然調声しなくてOK!!!!!!!!)

楽曲制作の流れ⑥ミックス、マスタリング

さて、最も時間がかかる工程です。ミックスに関しては以下の参考書の方法メインです。

上の書籍の内容に沿ってラフミックスをします(今はもうこの本を見なくてもなんとなく感覚で出来るようになりました)。その後、リファレンストラックを用意し、バランスを近づけていきます。リファレンストラックってなんやって人は以下のサイトを参照!

マスタリングはiZotopeさんのOzone 9というプラグインに頼りきりです!天下のiZotopeさんです。わわわ、素敵です!!このプラグインと他にもめちゃめちゃ使えるiZotopeさんのプラグインが同梱されたTonal Balance Bundleというものを俺は買って使ってます。使ってるCUBASEが8.5なので、動作が不安定です......。次のCUBASE発表されたらバージョンアップしたい。

そして、書き出した音源をiPhoneに入れて、同じイヤホン(俺はiPhone純正)で好きな曲と聴き比べます。気になる箇所があれば修正します。それを何十回も繰り返し、音源が完成します。大変だ~~~!!!

まとめ

おいおい、この記事なげーーーよ!!!!と思った方。すみません......。話したいことが中途半端に多くなってしまい、記事を分けるに分けらんなかったです。少なくとも作曲何もわからんよって人には参考になるんじゃないかなぁと思います!!ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。ここに書いてある方法はあくまで俺のやり方なので、これから作曲始めるよって人はそれぞれのやり方でやってほしいし、良い方法が見つかったら俺に教えてほしいまであるな。みんなでシェアして強くなろ!

次回からは楽曲の解説をしていくと思います!!

ではまた

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