2008年京大日本史4-1答案例

答案例①
治承・寿永の乱の中で御家人と強固な主従関係を築いた源頼朝が将軍として、幕政を主導した。頼朝の死後、御家人の合議を重視する声が高まる中、将軍は実権を失い、源氏将軍の断絶後、京都から摂家将軍が招かれたが、五摂家という家格で幕府を権威づける存在に過ぎなかった。宮騒動の後、親幕派の後嵯峨上皇が朝廷を主導して朝幕関係が良好に推移する中、後嵯峨の皇子が将軍として迎えられたが、幕府を権威する存在に過ぎなかった。
(200字)

答案例②
治承・寿永の乱の中で御家人と強固な主従関係を築いた源頼朝が将軍として、幕政を主導した。頼朝の死後、御家人の合議を重視する声が高まる中、将軍は実権を失い、源氏将軍の断絶後、京都から招かれた摂家将軍は五摂家という家格で幕府を権威づける存在に過ぎなかった。承久の乱で幕府の勢力が拡大し、宮騒動の後、幕府優位で朝幕関係が良好に推移する中、幕府は摂家将軍以上の政治権威として皇族将軍を迎え、幕府を権威づけた。
(199字)

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