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PRに必要な事

よく自社商品が売れないと言って悩んでいる会社員の方を目にする。
こちらからするとPR(プロモーション/宣伝)をしていないから当然ですよという感じなのだがこれがいざやってみると全く噛み合わせの無いPRを始めたりしてさざ波程の反応しか無かったりするのを目にするとなぜ事前に相談してくれないのか、、と思ったりする事もある、、

今まで色んなPRに関わってきて自分なりに大事だと思う事
■ギミック
■ストーリー
■メディア
この3つがPRには必要では無いかと現時点では考えている。

まずギミックだが1000円の商品をそのままPRしてもただの情報なので人の感情は動かない。そこに面白さや見せ方、表現方法などのギミックが加わる事で人の心に刺さるものになる。例えば映画「カメラを止めるな」は映画が終わったと思ったら前半部分の物語の舞台裏のお話しが始まるという物語の表と裏を1つの映画で見せるという秀逸なギミックが使われている。脚本よりもそのギミックに驚き心に残っている人も多いのではないかと思う。

次にストーリー。これはその会社や商品の存在理由やバックボーンだ。その
商品がなぜ産まれたのか、開発にはそのような人が関わったのか、今までどのような歴史を歩んできたのか、それを知ってもらう事でユーザーから共感を得たりより深くファンになって頂けるのではないかと思う。先にあげたギミックもこのストーリーに関連するものであればとても高い効果を得られる場合もある。逆にPRでよく目にするものが面白そうという理由だけでストーリーに沿っていないギミックを使用している例を見かける事があるが多くの場合機能していないように感じる。

そして最後にメディア。これは上記で挙げたストーリーやギミックを用いても発信するメディアや媒体の選定が間違っていれば全く人目に触れることなく終わってしまう。もっと言うと初めにTVやWEB、SNSなど、どのメディアで発信するかを決めそのメディアに合ったPRを考えるというのが必要最低条件では無いかとも思う。

上記の3つを抑えておけば少なくとも目標に掲げた最低基準はクリアできるのではないかと思う。モノや情報があふれPRというのが難しい時代にはなってきているが企業、商品の事を担当者と同レベルで深く知りそのストーリーを理解するという事がPRの起点のような気がする。



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