Ippei Asakura

写真と音楽と人と。

Ippei Asakura

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最近の記事

サヨナラCOLOR

4月1日から東京本社へ異動することになり、今日が大阪の職場での最後の勤務となりました。 この場所で、たくさんの人に出会い、たくさんの時間を共に過ごし、たくさんの思い出ができました。 本当に感謝しています。 ありがとうございました。 ここで得た人と人との繋がりはずっとずっと続くと、僕は本気で思っています。 大好きなハナレグミの曲で「サヨナラCOLOR」という曲があって、 僕が岐路に立つ時、いつもこの曲を聴いています。 別れは決して、終わりじゃない。 「サヨナラか

    • ムービーを作る中で気づいたこと

      先日、GR officialページのブログで書いた「GR THEATERのムービー作ってみました」という記事の中で「commuting time」というムービーを載せました。 「commuting time」というのは「通勤時間」という意味で、僕のライフワークのひとつとして撮り続けている「通勤しながら出会う景色」をまとめたものです。 ムービーを作るのなんて自分の結婚式のプロフィールムービーを作った以来で、動画撮影も編集もちゃんとやったことがない僕が、いちから作った初めての

      • 今立っている場所

        始まりもあれば、終わりもある。 続けることは厳しい時もあるし、そういう判断をしなくてはいけないこともある。 でも終わることは寂しいこと。 たくさんの思い出が詰まった場所や時間、そこには沢山の人たちの思いや人と人との関わりがあったはず。 今僕が立っている場所は、それまでの人たちが作り上げて来た道の上。 大切なのはその思いを人が繋いでいくこと。 始まることを今よりもっともっと良くして、好きになってもらうこと。 思いは、人は、終わらせない。 ここからまた、始めよう。

        • どこかの誰かと

          Twitterのフォロワー数が1000人になりました。 以前、「人の評価を気にして生きる」というタイトルでnoteを書いたのですが、やっぱり相変わらず「いいね」の数やフォロワーの数を気にして生きてます。 実はこの「フォロワー1000人」という数字は意識してました。 というのも、今年の1月。 Twitterに「こんなことやってみたい」と投稿したところ、想像以上に反響があった(と言っても10人ほど)ので、社内会議でそれを提案したことがあって。 その時、上の人達から「50

        サヨナラCOLOR

          人並みの才能

          小さな頃から、人並みになんでもできる。 勉強も、スポーツも、仕事も、音楽も、写真も、人並みになんでもこなしてきた。 上手な人の模倣が得意で、ある程度の形までならすぐに持っていくことができる。 でも、どれもこれも突出した才能を持ち合わせているわけではなく、あくまで人並み。 天才的と胸を張って言えるモノはほとんどない。 そんな中で、唯一、人並み以上に秀でている才能が僕にも一つだけある。 それは、人懐っこさ。 これは父親から受け継いだ遺伝で、昔から誰とでも仲良くなれて

          人並みの才能

          ながら写真

          何か別の目的をしながら撮る写真。 買い物しながら撮ったり、ご飯食べながら撮ったり、旅行しながら撮ったり、通勤しながら撮ったり、出張行きながら撮ったり、散歩しながら撮ったり、写真展観に行きながら撮ったり、家でゴロゴロしながら撮ったり。 そんな、写真を撮るためではない何かをしながら写真を撮ることを「ながら写真」と勝手に呼んでる。 結婚して、子どもが生まれてから、なかなか「写真を撮りに行こう!」というのが少なくなって、「ながら写真」が増えた。 でもそれが意外と良い瞬間に出会

          ながら写真

          人の評価を気にして生きる

          僕は「いいね」の数が気になる。 フォロアー数が何人なのかも気になる。 だって、真剣に考えた文章やこれは最高だと思って出した写真に対して、魅力的と思ってくれたのかどうか、それを測る指標になるから。 凄い人たちは「フォロアーの数なんて気にしなくていい」「大切なのはいいねの数じゃない」的なこと言うてるけど、僕はそういう人達みたいに強くないし、気になる。 確かに、それが全てだとは思ってない。 でも、誰かに認められることや誰かに共感してもらえることは、少なくとも僕の元気の源で

          人の評価を気にして生きる

          幼馴染と新しい友達

          「最近ペンタックス使ってませんよね?」 以前から僕のことを知っている人は、僕が仕事の時も休みの時も、毎日K-1とLimitedレンズを持って出かけていたのに、最近はGRばかり使っているから、そういう風に思うのでしょう。 まぁ確かに、最近はもっぱらGRばかり。 理由は単純。 GRが好きだから。 一緒に出かけて楽しいから。 僕は別に「メーカーの人間だから」とか「作例を撮らないといけないから」とか、そんな理由でK-1を持っているわけではない。 むしろそんなことはどうで

          幼馴染と新しい友達

          シングルコレクション

          写真と音楽は似ている。 前にも同じようなことを書いた(note「音楽と写真」)けど、もう少し掘り下げて。 写真集を出すことや写真展を開くことは、アルバムを出すことやライブをすることと重なる。 アルバムの中にはオリジナルアルバムもあればシングルコレクションのようなベスト盤のようなものもある。 前者は一つのテーマに沿って曲を作り上げ、アルバムを通してそのテーマを紡ぐ。 それに対して後者は今まで作り溜めたベストな曲を順番に並べる。 僕はオリジナルアルバムが好きだ。 ベ

          シングルコレクション

          人が生み出すストーリー

          なんてことない、いつもの景色に、なんてことない、いつも通りに人が在る。 それだけで、そこにストーリーが生まれる。 ソウル・ライターが「何も地球の裏側まで行かなくったって被写体は周りに溢れている」と言ったように、写真を撮るのに、特別な場所に行く必要なんかない。 ただ、そこに、必然的に人がいるだけでいい。 リコーイメージングスクエア大阪のミニギャラリーで毎回テーマを変えて開催している企画写真展の8月のテーマは「人の在る風景」。 絶景をそのまま撮ったら、もちろん素晴らしい

          人が生み出すストーリー

          変わらないこと

          未来のことなんてどうなるかわからない。 時代は変わって行くし、それに合わせた生き方をしないといけないと思う。 それでも変わらないのは、自分にとって何が一番大切か。 大切なものを守り、大切なものを信じて、前を向いて歩いて行く。 一歩ずつ、確実に。 どこに行っても、何をしてても、僕が僕であるために。

          変わらないこと

          ミニマリズムに憧れて

          ミニマルというスタイルに憧れている。 ミニマリズムとは「完成度を追求するために、装飾的趣向を凝らすのではなく、むしろそれらを必要最小限まで省略する表現スタイル」のこと。 元々は学生時代に3ピースバンドが最小限かつ最高のバンドスタイルだと感じたことがきっかけで、それ以来ずっとミニマルな生き方に憧れを抱き続けている。 写真もそう。 シンプルな中にキラッと光るもの。 そんな表現ができる人になりたい。 しかしながら、生き方はなかなか変えられるものではなく、このミニマリズム

          ミニマリズムに憧れて

          光と共に在る

          肉眼で見る光。 今の時代、iPhoneもカメラも液晶画面を通して光を写せるようになった。 シャッターを押す前に、露出も色も全てがわかってしまう、その良さもわかるし、そんな便利さに慣れている自分もいる。 でも、やっぱり光学ファインダーを通して見る光というのは、肉眼のそれと同じく、心地良い。 そんなこんなでGR IIIを使う時も、ほとんど覗く事ないのに光学ファインダーをつけていて、たまに覗いてみたりする。 光を写すカメラには、そういう光を感じる原始的な部分が残っていて欲

          光と共に在る

          カメラを持って写真展を観に行こう

          写真展を観に出かけた時、行く道中や帰り道で写真を撮りたくなること、ありませんか? あくまでメインは写真展を観ることなので、大きな一眼やレンズを持って行くと邪魔になるし、荷物はなるべく少なく済ませたい。 そんな時、GRは最高の「お出かけ用カメラ」だと思う。 先日、GR officialで、このことをテーマに記事を書きました。 この記事でも、大阪天満橋にあるリコーイメージングスクエア大阪で現在開催中の菅原一剛写真展「In Paris」を観に行く道中、大阪の街で写真を撮りな

          カメラを持って写真展を観に行こう

          モノクロームの世界

          昔から、僕の持ち物は黒の物が多い。 カバンも財布もスマホも手帳もペンも。 黒を選んでしまう。 理由は単純で、カッコイイから。 写真もそうで、モノクロ写真に憧れをずっと持っている。 でも、つい最近まで、「実際に見えている世界はカラーなんやから、カラーで撮りたい」とモノクロを少し避けてた。 でも、最近、立て続けにカッコイイモノクロ作品に触れ、「モノクロも表現方法の一つ」と都合の良い解釈をするようになって、モノクロも受け入れるようになってきた。 モノクロにしかできない

          モノクロームの世界

          祭囃子が聞こえたら

          地元の祭に数年ぶりに帰ってきました。 田舎の祭なので規模は小さく、なんてことない、ただのお祭なんやけど、僕にとっては大切な繋がりがあって。 家族がいて、近所のおっちゃんおばちゃんがいて、友達がいて。 そんな何気ない空気が特別な時間でした。 また帰ってくるからね。

          祭囃子が聞こえたら