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理系男子は人に興味がない!?(シン・時事恋愛)

大学時代に所属し、いまでも交流があるテニスサークルが、文系・理系入り交じっている環境だったことは、とても大きいことだったと痛感しています。

もしかして何かしらの学習障害だったのでは?と首をひねりたくなるほど、数字が苦手で、数学が苦手だった僕にとって、大学で知り合ったたくさんの根っからの理系の人たちの会話は、刺激的でした。

もちろん、こういうのは、思い込みや強化の面が強いでしょうし(家族みんな文系。数学ができないことは、むしろ我が家らしい、として迎え入れられた幼少時代)、文系・理系という枠組みが不完全なことは百も承知ですが、今も昔も、文系と理系の闘い?コメディ?は後を絶ちません。

「察しない男 説明しない女」のような、2項対立でものを見るスタンスは、もしかしたら、文系・理系が、オリジンだったりして、と妄想をふくらませています。

というわけで、今回は、理系という人たち、です。興味がつきません。先方は、僕に興味を持っているかどうかはわかりませんが笑

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 みなさん、こんにちは! 働く女子の”恋愛進路選択”を指導する「時事恋愛」、今回のテーマは「理系男子」です。「恋と仕事のキャリアカフェ」でも、しばしば話題となるこのテーマについて、新たな発見があったのでお伝えしますね。
 
 先日、久しぶりに大学時代の友人と飲む機会がありました。彼は、大学では化学システム工学を修士課程まで修めたバリバリの理系。卒業後は、大手のエネルギー会社に勤務。この秋からプラントの現場を離れて、人事職に就いています。
 
 彼いわく、「今回の異動でつくづく、俺は人間に興味がないんだということがわかった」のだそうです。
 
 人事といえば、まさに「人の事」を扱う部署。周りの文系職たちは、ヒマさえあれば「営業の●●は、最近元気がないみたいだけど、やはり先月離婚したことが響いているんじゃないのか」だの、「開発の××は、最近調子がよさそうだ。きっと上司の■■とは同じ大学だから、ウマが合うんだろう」だのと、社員それぞれの態度や生活ぶり、感情の変化や心の動きについて、逐一チェックしては話し合います。
 
 彼は、そのノリにまったくついていけないとのこと。「俺たち理系は、たとえば山の稜線が昨日と違って見えるとか、実験の数値が先月に比べて下がっているとか、そういうことにはいち早く気づくし、その理由を探るのも好きだ。でも、正直、人の心や態度の変化については、まったく気づかないし、どうでもいいし、そもそも興味がない」と言い放つのでした。
  
 どうです? ちょっとびっくりしませんか?
 
 以前、別の理系男子(精密機械工学→外資系コンサル勤務)からは、「とにかくフィクションに興味がないんです」と聞かされたこともあります。
 
 「小説や映画はたとえば2時間かけて読んだり観たりして、ちょっと感動することはあっても、あとに何も残らないから、損した気持ちになるんです。その点、ビジネス書は同じ時間をかけて一冊読んだら、仕事に役立つ知識が得られる。だから好きなんですよ」と。これも、「人の気持ちに関心がない=形あるものにしか興味がない」のだとしたら納得がいきます。
 
 もちろん、これらの特徴は理系男子すべてに言えることではないでしょうし、ジョーク混じりに誇張された表現だとは思います。
 
 それでも、とかく「数字やメカに強くて、冷静で客観的。理屈っぽいけれど、根は優しい」などと表現されることの多い「理系男子」の、リアルな一面がそこにはあるような気がして、生まれついてのハードコア文系男子(というか、理系科目についぞ愛されることのなかった)としては、目からウロコが落ちる思いでした。
 
 人に興味がない。
 人の感情の移り変わり、ちょっとした心映えや、ささやかな人間模様・ドラマに、関心がない。
   
 これでは、「恋愛」という種目を一緒にやっていく相手としては、なかなかにつらそうです。恋愛なんて結局、人のピュアな気持ちの結晶であり、目に見えるものはなにも残らない、だからこそ美しい、フィクションなのですから。

 でもこれって実は、”理系”に限ったことではありませんよね?
 
 タフなビジネスの現場に身を置くあまり数字や結果だけを重視してしまう、出口のない恋愛相談をろくに聞かず「それはさあ〜」と結論づけてしまう、彼女の髪型の変化やささいな表情の曇りにまったく気づかない・・・。こう考えてみると、「男なんてみな、多かれ少なかれ理系的なのだ」ということも言えそうです。
   
 あなたの好きな男性は理系ですか? 文系ですか?
 
 彼はフィクションに関心はありますか? あなたの心に興味を持ってくれそうですか?

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