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大事なのは”価値観の違い”ではなく、違いの”埋め方”。(シン・時事恋愛)

コロナで、夫婦が注目されています。

二人ともテレワークになった、保育園が休業になったなど、急激な環境の変化にさらされ、夫婦の強度が試されています。

おしどり夫婦で知られていたところも、不協和音が聞こえ始めたり。

となると、大事なのは、会話でありコミュニケーションです。

これは、密に話せばいい、という単純なことではありません。時には距離を置くのも立派なコミュニケーションです。

すくなくとも、向き合う姿勢、この人と一緒にやっていかなくてはいけないという覚悟が必要になります。

コロナのせいで、多くのものが当たり前ではなくなった、そのことにみんなが気づいた、と言われます。飲み会、教育、安全な空気、人との交流、エンタメ、ライブ……。

当然ですが、家族も例外はありません。

最後の砦、ここにだけは頼っていい、と甘えるのではなく、大事なものだからこそ、きちんと優先順位を上げなくてはいけない。

そう思う春です。

本日のシン・時事恋愛、他人である二人がうまくいくためにはどうすればいいか、ということについてお届けします。

※こちらもどうぞ。

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 みなさん、こんにちは! 働き女子の”恋愛哲学”を掘り下げる「時事恋愛」、今回のテーマは「価値観の違い」です。
 
 「恋と仕事のキャリアカフェ」を訪れる女性から「価値観」という言葉を聞かない日はありません。
 
 「彼は裕福な生まれ。あまりに価値観が違うので、やっていけないと思った」
 「職業にはその人の人生に対する価値観が表れる。経済力もさることながら、尊敬できない職業の人とはつきあえない」etc...。
 
 コドモ女子の恋とオトナ女子の恋を大きく隔てるのがこの「価値観」という要素。昔なら「なんとなく惹かれる」「背が高くて優しい」というだけで好きになることができたけれど、今ではそうはいかず、ついその人の価値観が気になってしまいます。
  
 これから(もしかしたら一生)時間を共にすることを考えると、その人のライフスタイル・大事に思うもの・好き嫌いは重要ですし、それが同じだと「これって運命かも」と好きになってしまったりします。もちろん「これまで培ってきた自分の価値観をなるべく崩したくない」という思いも働くことでしょう。
   
 このように、オトナ女子にとっての恋愛とは「価値観が同じかどうかを見極めるプロセス」と言うことも出来ます。
 
 さて一口に価値観といっても、「週に何回メールするか」という恋愛マナーから、将来の夢や余生の過ごし方といった人生観、さらには「なにをもって”汚い”と感じるか」、「どういうところをケチるか」など、レベル・ジャンルともにさまざま。
 
 ですから、ふたりの価値観がなにからなにまでまったく一緒ということはあり得ないわけで、親兄弟ですら微妙に(時としておそろしく)違うのに、生まれ育ちが別々の異性である彼との間に、ささいなずれや溝が生まれるのは当たり前のことでしょう。
 
 大事なのは、「じゃ、そこでどうするか?」ということ。
 
 「あ、そういう人なら、もう無理」とあっさりと諦めてしまう人や、”見なかったことにする”のが天才的にうまい人ならいざ知らず、たいていの場合は、なんとか溝を埋めたりすり合わせたりしたいと思うはずです。
 
 その「価値観の違いに対する姿勢」が一致するふたりはうまくいくけれど、それが違うとなかなか難しい、というのが僕の持論です。
 
 たとえば、彼女が「このずれは致命的!」と嘆いても、彼としては「別にたいしたことないじゃん」と取り合わない。
  
 たとえば、彼女が「ふたりでじっくりと話し合いたい」と提案しても、彼は「めんどくさいからまたにしよう」とはぐらかす。

 
 こうした状態が続くのなら、二人の未来は暗いと言わざるを得ません。
 
 ケンカのしかたひとつとっても、「感情をぶつけたい」「冷静に話し合いたい」「メールで思いのたけを伝えたい」「直接会って話したい」と、人によって主義やスタイルが異なりますよね。

 ここが一緒だと、どんな大ゲンカも意外とスムーズに収まるのですが、食い違うと「メールを返さない」「メールで済まそうとする」「話を聞かない」「話が長い」「すぐに結論を出そうとする」「絶対に譲らないから話し合いにならない」「ちゃんと向き合って欲しい」などなど、事態は混迷を極めます。
 
 始まりは「なんで箸置きを使わないのか」「なんでミニスカートを履かないのか」ぐらいのささいなことだったのに、いつしか「別れる」「別れない」という話に発展してしまうことも。
   
 「大事なのは”価値観の違い”ではなく、”価値観の違い”の埋め方」
 
 みなさんは、どう思われますか? 

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連休初日、4月29日(水)にオンラインイベントを開催。参加無料ですので、お暇な方はぜひ!

https://peatix.com/event/1460501/view


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