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「転機の恋」のつかみ方(シン・時事恋愛)

先日、大学時代のサークルのOB/OG会に参加しました。大学3年生のみなさんは、ちょうど進路に迷う時期。人生の節目は、あれこれと悩みの種に事欠きません。

今回の「シン・時事恋愛」は、僕がキャリアカウンセラーとして活動していた時期のもの。

キャリアは仕事や転職のことだけでなく、恋愛や結婚、出産など、プライベートの問題と不可分、というのが、当時の(そして今も)僕の信念。

中でも、大事なのが行動、というお話です。どうぞお楽しみください。

※そうそう。キャリアと言えば、会社員をしながらコラムニストとしてデビューを果たし、現在は売れっ子になっている、桂木きえさんとのコラボセミナーは、2月25日(火)開催です!

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みなさん、こんにちは! 働き女子の”恋愛キャリア”をカウンセリングする「時事恋愛」、今回のテーマは「転機の恋」です。
 
 みなさんは、これまでの人生の中で転機となるような恋がありましたか?

「あの恋のおかげで、ひとつオトナになった」

「あの男のせいで、恋愛に対して臆病になってしまった・・・」

 オトナ女子の恋愛は、ただの「好き・嫌い」ではなく、経験の積み重ねの要素が強くなります。当然これまでには、人生の転換点となるような恋もあったはず。過去の恋からなにかを学び、それが現在の恋愛観を作り上げているという方も多いのではないでしょうか?

 さて、今回はそんな「転機の恋」をつかむために大切な、ある心がけをお伝えしたいと思います。
 
 ここ数年、キャリア業界においてとても注目されている考え方があります。それが「プランド・ハップンスタンス(Planned Happenstance)」理論。
 
 「偶然を計画する」などと訳される考え方で、1999年にクランボルツというスタンフォード大学の教授が発表しました。

 それまで、個人のキャリアは「事前にプランしてその通りに進めればいいもの」と考えられていました。「こういうところに勤めて、こいうプロセスを踏んで、こういう肩書きを得れば、最終的にこれぐらいのゴールに到達できる」というようなイメージです。
 
 ところが、このクランボルツさんは、
 
 「これだけ先行きが不透明で、予測のつかない現代の社会では、事前にいろいろとプランを立てても、崩壊することが多い!」
 
 「むしろ、どうせ巻き起こるアクシデントを最大限に生かしたほうがいい!」
 
 「というか、予期せぬ出来事なんかにおびえてないで、ラッキーなアクシデントが起きるように自分から積極的に動き回らないと、幸せな転機なんて訪れない!」
 
 と喝破したのです。
 
 「理詰めで効率的に生きるのは不可能。常に好奇心を持ち、偶然を作り出すように動き続けることででしか人生は開けない」というこの考え方、現在ではキャリア理論の主流になりつつありますが、これはそっくりそのまま恋愛や結婚にも当てはまります。
 
 「~歳までにこういう人と出会って、~歳には結婚。その後、~歳には第1子を」と綿密にプランするのもいいですが、残念ながら人生、なかなかその通りには進みませんよね。
  
 むしろ、意外な出会いも最大限に自分の恋愛に生かす、「想定外」のラッキーなことが起きるよう動き回るという気持ちが、「転機の恋」を呼び寄せるようです。
 
 具体的には、一見男性との出会いはなさそうな女子だけの集まりや、セミナー、仕事の勉強会などに、面倒くさがらずに出かけていくことが大事。
 
 合コンも、「いい人と出会わなければ意味がない」と構えるのではなく、「なんか面白そうだから♪」と出かけ、単純に友達や新しい人と話すのが楽しい、という気持ちになったときに初めて、いい出会いが巡ってくるということです。
  
 一生懸命に自分を磨きすぎたり、「なんでうまくいかないんだろう」と自分を責めたりする前に、フットワーク軽くいろいろな場に出向いて、「あとはよろしく~」と”運”と”縁”に身を委ねてしまう。そういう気持ちを持っているだけで、恋人探しもぐっと気が楽になります。
 
 ちなみにクランボルツさんは、「ときにはホームレスに話しかけてみろ」なんてことを言ってますが、そこまでしなくてもいいとは思います・・・。
 
 みなさんの健闘と幸せを心から祈っています!
 

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