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脊柱note part2

はいどうもー
ドロップアウトせずに2回目を書いている
もりかんです。
Twitterもやっているのでフォローよろしくおねがいします!

では、さっそく今回も脊柱について
アウトプットしていくますのでよろしくおんねがいしまーす。


①脊柱全体の可動性

脊柱は、
頸椎・胸椎・腰椎に大きく分類されます。

それぞれ、
頸椎⇒7こ
胸椎⇒12こ
腰椎⇒5こ
の椎骨で形成されていますね。

おおまかな特徴としては、

頸椎:屈曲・伸展は全体的に生じます。回旋運動はC1-2がほとんでです。

胸椎:屈曲・伸展はT10-12の下部胸椎がメイン。回旋運動は上部胸椎がメインです。

腰椎:屈曲・伸展は腰椎全体で生じる。なかでもL5が関与している。回旋運動は苦手でほとんど生じません。

それぞれ得意な動きと苦手な動きがあります。苦手な動きを常に生じているとその関節は壊れてしまうか、代償運動が生じてしまいます。

この脊柱の下に骨盤帯(仙骨)があります。
仙腸関節や骨盤の動きは個人的に重要ととらえているので次回解説しますね。

画像1

引用:筋骨格系キネシオロジー 原著第2版


②頸椎の可動性

頸椎は頭部を支える重要な部分と、眼球運動とも連動している部分になるので可動性が障害されると頭痛や眼精疲労・自律神経の異常も呈してしまいます。

●屈曲・伸展
上位頸椎・C4/C5・C5/C6の関与が大きい

●側屈
下位頸椎の働きが大きい

●回旋
C1/C2がほとんど担っている

上位頸椎(環椎後頭関節・環軸関節)の可動性が制限されると、上記の特徴のとおり屈曲・伸展や回旋の動きを制限してしまうので、下部頸椎が代償運動で過剰に働いてしまう場合が多い。

そうなると、頸椎周囲のマッスルバランスに異常を来してしまうことが多いので上位頸椎の可動性が獲得されているかを評価するのは大切です!


③胸椎の可動性

胸椎には、肋骨が連結しているため頸椎ほどの可動性はない。だが、胸椎の可動性が制限されると腰椎や頸椎へ代償運動が必要となり関節破綻を生じてしまうので、頚部や肩関節周囲の疼痛・腰痛には胸椎の可動性が関係している事が多いです。

●屈曲・伸展
下部胸椎(T10/T11・T11/T12・T12/L1)の関与が大きい。

●側屈
下部胸椎で関与が大きいも、胸椎全体はそこまで関与しない。
それぞれ5°くらいの関与。

●回旋
上位胸椎の関与が大きい。

胸椎は肋骨が連結している上位胸椎は可動性はそこまで見られない。だが、回旋運動は上位胸椎の関与が大きい傾向。


④腰椎の可動性

腰椎は矢状面上の動き(屈曲・伸展)に対して大きな関与を示す。反対に回旋や側屈といった動きはほぼ可動性はない。

●屈曲・伸展
腰椎全体で大きな可動性を示す。一番大きいのはL5/S1、次いでL4/L5。

●側屈
5°未満の可動性。全体で差はない。

●回旋
ほぼ可動性なし。

腰椎は分かりやすく、屈曲・伸展の可動性が大きい関節です。回旋や側屈といった動作を腰椎で代償していると腰椎への負担が大きくなってしまうのは予想できますね。

また、屈曲・伸展可動性が大きい下部腰椎にヘルニアが生じやすいのも可動性をみれば納得です!

⑤椎間関節・椎間板について

可動性について記載してきましたが、脊柱の可動性はどこで生じるのか?
この説明をしていなかったのでここで記載します。

椎骨には、上関節突起と下関節突起が存在します。この突起間が合わさって椎間関節を形成しています。

主に、脊柱の動きはこの椎間関節と椎体間に存在する椎間板というクッションで生じています。

脊柱へ生じるストレスは、
剪断力・圧迫力・屈曲力
が存在します。

剪断力:
2つの物がずれる様なストレスです。
2/3が椎間板・1/3が椎間関節へ生じています。

圧迫力:
物を押しつぶすときに働くストレスです。
脊柱では主に椎間板へ生じるストレスです。
※椎骨が伸展する時に下関節突起が下位椎骨の椎弓へ接触するストレスも圧迫力に分類されます。

屈曲力:
物体を曲げる時に働くストレスです。
主に椎間関節へ生じます。

このストレスがそれぞれ椎間関節や椎間板に生じることで周囲の組織や関節自体へ負担を生じ、疼痛や炎症・ヘルニアなどの構造破綻を生じることへ繋がります。

⑥骨盤帯について(簡略的に)

脊柱は頸椎~腰椎で終了ではなく、仙骨・骨盤に連結しています。
正しくは、仙骨も椎骨の派生で仙腸関節を通して骨盤の寛骨と連結しています。

骨盤帯は臨床上とても重要な部位で、腰椎の前弯や胸椎の後弯を誘導する時に骨盤帯から誘導しないとうまくいきません。

これは、側弯症の治療で有名なシュロス法でも言われていますが、

脊柱のマルアライメント修正を行う際に骨盤と腰椎から上部脊柱へと連鎖的に修正していかないと修正が出来ないと言われています。

例えば、
胸椎の後弯を誘導しようとした時に、
胸椎と胸郭から後弯へ誘導すると腰椎は前弯(正しい方向)ではなく後弯へと誘導されます。
腰椎が後弯すると骨盤は後傾するので仙腸関節への負担が生じやすい姿勢になってしまい、
腰痛等の問題も生じやすいです。

なので、
胸椎後弯と促す時は
骨盤前傾→腰椎前弯姿勢を上手く作れると胸椎は後弯して骨盤上せ脊柱がS字カーブするようになります。
※マッスルバランス等は排除して考えています。

脊柱のアライメントを修正する時は骨盤帯から誘導するように心がけてみてください!!


⑦まとめ

●頸椎は全体的に可動性は大きい。特に上位頸椎は重要

●胸椎は回旋可動性が大きい。可動性が制限されると頸椎や腰椎へ負担が生じる。

●腰椎は屈曲・伸展可動性が大きいが、側屈・回旋可動性は少ない。

●椎骨には、剪断力・圧迫力・屈曲力のメカニカルストレスが生じる。

●骨盤帯から運動を誘導しないとアライメント修正は難しい。

こんなところでしょうか。
今回は脊柱の可動性について説明させてもらいました。
次回は、僕が大好きで臨床上重要ととらえている仙腸関節と骨盤帯について解説しようと思います。

次回もお楽しみに。


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