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父親力アップ~子供からも部下からも頼られるオヤジになる方法④

こんにちは
父親力、母親力アップコーチのサワラギです。

今日は「父親力アップ~子供からも部下からも頼られるオヤジになる方法④完結」について書いていきたいと思います。

前回まで、頼られるオヤジになる方法として、①洞察力を高める、②グリット力をつける、③心の余裕を持つ と書いてきましたが、今日で一旦完結します!
部下や子育てなど、人育てをする上で求められる資質、姿勢など色々あると思うのですが、正直、今日のテーマが一番大切ではないかと私自身は思っています。
また、私は国際コーチ連盟の認定するコーチングスクールでコーチングを学び、有料セッションをする水準まで到達しているコーチ、ということでスクールから認定を頂いていますが、今日書くテーマは、コーチの必須要素として最初に学ぶ、コーチとして欠かせない部分です。

誰かを良い未来へ導くとき、「頼れるオヤジ」に必要なものはなんでしょうか?

もし、あなたが一人では到達できなさそうな高い目標を目指すとき、どんな人に一緒に伴走してほしいですか?

実は私は子供の頃、躾の名のもとに、日常的に父親から殴る蹴るを受けていました。考えや価値観の押し付けも酷く、褒められたことは数回あるかないか。
母親は暴力こそ振るいませんでしたが、一切助けてもらえませんでした。母親が口を挟もうものなら、一緒に罵られ殴られるからです。
父親は男尊女卑の傾向があり、その上何でも他責にするので、こんな風に育ったのは全部お前が悪い、と母親に怒鳴っていました。

そんな過去は、私にとっては黒歴史で、他人に話すことは非常に勇気が必要な事でしたが、ある時、話の流れで思い切って20代の時にお世話になった師匠のAさんに打ち明けたことがあるんです。
すると、Aさんは、こんなことを話してくれました。

「私も、子どものときに冬でもべランダに出されたりしていたよ。ヒロミちゃんもそういう経験があるからこそ、今そういう経験で苦しんでる子たちの気持ちが理解できるんだよ」

それを聞いて、私はとてもビックリしました。というのも、Aさんは、普段はフリーのカラーアナリストとして活動されている一方、児童養護施設などで積極的にボランティアされている方で、普段の活動からは、過去にそんな辛い出来事があったなんて、微塵も想像もできないほど輝いている方なのです。
そんな姿を見て、私はとても勇気を貰えました。

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それから何年も後、ある必要があり、別のBさんにも同じ話をしましたら、こんな回答を頂きました。
「それは、親も初めての子どもだから仕方ない。そんな過去に執着していても仕方ないよ」

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あなたが今、一緒に目標達成に向けてサポートしてくれるコーチをつけようとするなら、前者のAさんと後者Bさんのどちらを選びますか?

この二つ、両方とも一般的にありそうなセリフだと思うのですが、前者の方が励まされませんか? 
後者との違いは、「相手に対する想い」の違いなのです。言葉にハッキリ出てきていませんが、回答する側の想いとして、次のような違いがあります。

①相手をそのまま受け入れる気持ち
相手の過去を含め、まるごと相手を受け止めます。相手の考えが自分の考えと合うかどうかは関係ありません。

②相手の人生は相手が決めることである
「人生の主人公は自分」であることを理解し、相談者がどんな人生を生きていくかは相談者が選び取るものと理解しています。

大切なのは、「100%味方になる気持ちがある」かどうかなんです。

相談者が求めているのは、望む未来へ進む勇気がもらえるような言葉なのです。

では、どうすれば「100%味方」になれるのか。
今日は3つの方法をシェアさせていただきますね!

100%味方であるを高めるための4つの方法

①否定しないで聴く
否定しないで聴くと決め、真っ白な気持ちで最後まで話を聞きましょう。

②相手の人生を決めるのは相手と理解する
あなたが良いと思って懇切丁寧にしたアドバイスも、取り入れるかどうかは相手が決めることです。
『せっかく言ってあげたのに…』とガッカリする気持ちは、相手への心配の裏返しなので否定しませんが、アドバイスとはそのようなもの、と予め認識しておいたほうが良いです。

③ポジティブなフィードバックを行う
相手が良くなるために、明るい未来に繋がるようなフィードバックをしてあげましょう。

この3つを心がけることで、あなたは話を聞いてくれて、話したあと元気が貰える「頼られるオヤジ」になります。

こんなオヤジが、父として上司として、身近にいてくれると、めちゃくちゃ良くないですか?それは家や会社に安全地帯があるようなもので、何かあってもそこに戻って、相談してパワー回復、またチャレンジすればいいんです。

今までやったことないこととか、ちょっとハードル高いかな、と思うようなことにチャレンジするとき、そういう安全地帯は必須で、そんな場を提供できることで子どもや部下の成長に繋がると思うのです。

ということで、結論です!

「頼られるオヤジになりたかったら、100%味方になれ。」

早速、今日から、相手の言葉を否定せず、一旦最後まで話を聴く練習をしてみましょう!相手を否定せず最後まで聴いてみることで、あなたはちゃんと話を聞いてくれる味方なのだ、と信頼を寄せてくれるようになりますよ。

こちらには書ききれなかった方法や、頼れる父親に繋がるヒントが詰まった「父親力アップ~頼れるオヤジ講座」他、単発セミナー等もご用意していますので、よければHPも覗いて見てくださいね。

では、また明日もnoteでお会いしましょう♪

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