コロナウイルスワクチン関連技術特許を保持する $ABUS の情報まとめ
会社概要
COVID 19のイメージが強いですが慢性B型肝炎ウイルス治療薬の創薬、開発、販売を行うバイオ医薬品企業です。
Arbutus Biopharma Corporationは、慢性B型肝炎ウイルス(HBV)感染症の治療薬の発見、開発、商業化に特化したバイオ医薬品企業です。当社は、慢性HBV感染症の治療薬となる可能性のあるレジメンに組み合わされる可能性のある複数の医薬品候補を推進しています。また、アルブタス社は、コロナウイルス(COVID-19を含む)の治療のための創薬開発にも着手しています。
引用:ABUS HP
脂質ナノ粒子技術
ABUSがライセンス供与している脂質ナノ粒子技術についてここに記載します。
脂質ナノ粒子は直径10nmから1000nmの脂質を主成分とする粒子で、核酸医薬などを内側に内包させて薬物送達システム(DDS)として利用されています。
核酸医薬品は非常に多くの可能性を持った医薬品なのですが、生体内で著しく不安定でありこれが課題でした。これを解決する手段の一つがABUSがライセンス供与している脂質ナノ粒子技術なのです。
核酸医薬品
すこし難しいですが、核酸医薬とは核酸を使った医薬品であり、核酸とはDNAやRNAといった遺伝情報を司る物質です。この核酸医薬品ではmRNAやmiRNA等の分子を創薬ターゲットとすることができるようです。
mRNA
mRNA(メッセンジャーRNA)は、異なるタンパク質を生成のための設計図のようなものです。
参考:日経バイオテク
参考:Bonac
参考:Nanocarrier
Chief Scientific Officer, Dr. Michael J. Sofia
ABUSのChief Scientific Officerは「アメリカのノーベル生理学・医学賞」とも呼ばれるラスカー賞受賞のDr. Michael J. Sofiaです。
コーネル大学で化学の学士号を取得し、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で有機化学の博士号を取得しています。 コロンビア大学ではポスドクを務めています。
各種経営情報
PSRは非常に高いですがQuick Ratioなども高いです。今後の特許収入の多少がやはり一番のポイントかと思います。
Market Cap 357.28M
Income -83.20M
Sales 6.10M
P/S 58.57
Quick Ratio 15.90
Current Ratio 15.90
Sales Q/Q -51.60%
Perf Year 47.71%
引用:Finviz
時系列ワクチン関連特許情報まとめ
特許に関し様々な情報が流れているのでそのいくつかをここで時系列でまとめます。
7/24 ABUSがMRNAに対し勝訴
11/21 はっさくさんの技術とストーリー解説
mRNAは有効成分であり中身で、LNP DDS技術は運び手になります。
今回ワクチンが短期間で成功させたことから、中身であるmRNAは比較的簡単に置換可能な存在だった、と言うことです。
つまりmRNA薬の肝はLNP DDS技術だと考えられます。
...LNP DDS技術が汎用的に展開出来るということであり、それはmRNA薬と言う新しいジャンルの登場を意味します。
12/3 はっさくさんの長期でのABUSの価値展望
世間がコロナワクチンを気にしなく時、ABUSは世間体を気にせず動くことが出来ます。...特許価値を考えた時、ABUSの株価は超割安の可能性があるため、長期保有するだけの価値を見出すことが出来ます。
12/5 Chief Scientific Officerはラスカー賞受賞者
12/13 マルクスさんの仮説と検証
...計算するとFCFは低く見積もって$330Mくらいと考える。...1株$108の価格がついてもおかしくないです。...予想では$150〜$160程度と思っています。しかもこれに毎年配当が現在の価格の25〜50%程の配当まで貰える可能性があるのは素晴らしいですね。
12/14 Target Price
Arbutus Biopharma Corporation (ABUS)
Beginning Price: $4.30
Current Price: $4.88
Gain Since Inception: 13%
Target Price: $50.00
Upside Potential: 925%
Market Cap: $414 million
Shares Outstanding: 85 million
Float: 59 million
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