見出し画像

新型コロナは「第7波」へ突入。注目は「酸素」!

皆様、こんにちは。本村健です。

選挙明けのマーケットは自民党が圧勝して上昇して始まりましたが、翌日の取引ではコロナの感染者が増大していることや米国の金利上昇から円安の進行懸念もあり、早くも上昇分を落としました。

今週の値上がりランキング上位を見ても、個別銘柄では個人的には乗りにくい銘柄が上昇しており活気を感じず、例年の夏枯れ相場に突入した模様です。

2022年上半期の「個人的に気になる銘柄」を総括

さて、筆者は歳をとったせいか、1日が経つのが若い頃に比べ早く感じます。

早いもので今年も折り返しに入って参りましたが、わたしのコラムで取り上げました「個人的に気になる銘柄」だけの前半戦で保有し続けた場合の勝率を算出してみました。

日経平均が故意的に高い時の算出にならないように1週間前になりますが、先週金曜日8日の終値で最低単位の100株での計算となります。

上昇率No.1は逆張りが成功した【9519】レノバ

一番上昇率が高かった銘柄はロシアがウクライナに軍事侵攻した直後の3月に取り上げました【9519】レノバでした。掲載週明けの月曜日の終値は1450円でした。逆張りが成功したパターンです。

3月にコラムで紹介した【9519】レノバ 22年1月〜7月の日足チャート

その他、同じく3月に取り上げた個人投資家に人気の【9984】ソフトバンクは終値は4450円でしたが、年初来安値を付けた週に逆張り買いにてご紹介しています。

直近ですと【4443】Sansanも良いタイミングだったかと思います。

下落ワースト1は【5212】不二硝子。損失は5万以内。

うまくいったケースの良いことだけは言いません。

逆に1番損失が出ている銘柄では1月に取り上げた【5212】不二硝子でしたが、収支は−42,800円になっております。

先週の終値では1銘柄あたりで5万円以上の損失を出している銘柄はありませんでした。

勝つことを常に考えていますが相場は思い通りにいかないもので、大きな損失を出さないことも目標にしております。

毎週、基本的には「気になる銘柄」ではロスカットを設定しておりますので実践された方は損失は限定されています。

個人的な総評としましては、今年に限っては前半は下げ相場の過程で半年を通して買いだけで勝つのは至難の業でした。

4銘柄× 6ヶ月=24銘柄ご紹介しましたが大幅に勝ち越し18勝6敗、勝率は70%越えとなっております。totalの収支は605,800円のプラスとなっております。

有料情報に匹敵する勝率ではないでしょうか?

その他、「話題の銘柄」でもヒットを飛ばしている銘柄は多数ございます。

1週間に1度の週末に無料で閲覧できるウィーク予想のコラムになっていますが、DAY予想ならもっと大胆に勝てる自信はあります。

毎週欠かさず通して、わたしのコラムを見て頂いている方にはご理解頂いていると存じます。

結果が全ての世界ですが、このまま勝ち星を増やしたい!

また年末には年間収支のご報告をしたいと思います。

◆話題の銘柄 Pick UP:【7634】星医療酸器

今週は医療用ガス首位。関東シェア3割強。在宅酸素事業が両輪に。介護機器レンタルや施設介護も。【7634】星医療酸器を取り上げます。

期待されていました旅行割引きなどが延期になり、政府も警戒する喜べる話題ではありませんが、今のマーケットは相場の柱がなく誰にでもわかりやすいテーマと投資家の関心は再度始まったコロナ感染の今後の行方ではないでしょうか?

報じられていますが、東京都内で新型コロナウイルスへの感染が確認された人は7月1日には3500人余りでしたが、その後、同じ曜日の前週比で2倍を上回る感染が続くなどして、今週12日には1万人を超えました。1日の感染の確認が1万人を超えるのは、ことし3月16日以来です。

感染拡大の背景の一つにあるのが、オミクロン株のBA.5への置き換わりです。このままのペースが続くと、東京都では「8月3日にはおよそ5万5000人」(7日間平均)にのぼるとの試算まで出ています。そのBA.5の感染力ですが、この冬、第6波を引き起こしたBA.1と比べ、1.4倍強いとされています。

これまで、オミクロン株は気管で増殖し、肺では増殖しにくいとされていました。

しかし、東京大学医科学研究所の佐藤 佳(kei satou)教授らが行った実験から、「BA5は肺で増える可能性がある」ことが示唆されました。

同社は、地域医療の重要性が高まるなか、医療機関、老人ホーム等を中心とした医療用ガス事業・在宅医療事業・介護福祉事業等を全国ネットワークで展開しています。

ワクチンが効きにくいとされ感染力が強く肺で増殖しやすい特徴があるならば、過去には病床が逼迫し在宅医療でも酸素不足に陥った事がありましたが再び「酸素需要」があるのではないでしょうか?

昨年は夏場に急騰した【7634】星医療酸器 週足チャート

株価は昨年8月の高値からしばらく調整され、市場性は薄く投資家の注目を浴びれば値動きは軽いと睨んでいます。

相場は繰り返すと8月末までの中期目線で買いで注目しています。

★個人的に気になる銘柄:【2158】FRONTEO

今週は、米訴訟証拠開示支援が柱。自然言語解析AIを活用した法律、企業、医療向けシステムへ転換中。【2158】FRONTEOを取り上げます。

今月8日付の日本経済新聞電子版で「データ解析のFRONTEO(フロンテオ)は、医師による認知症の診断を補助する人工知能(AI)事業などで【9432】NTT東日本と提携する」と報じられ、物色されています。

記事によると、患者の会話データをもとに重症度を判定するAIの展開に向けてセキュリティー対策や運用保守で協力するという。24年3月期中の実用化を目指すとされています。

株価ですが、今年1月の高値から3分の1まで売られました。
今週の出来高の急増と初動の値動きに反発の兆しを感じます。

【2158】FRONTEO 日足チャート 今週はじめに出来高急増

わたしは常にマークしている銘柄はチャートを見ていますが、代表的なチャートパターンの1つ、価格の変動幅が小さいままの期間が続いた後に、価格が上に離れることによって新しい上昇トレンドがスタートする、「保ち合いからの上放れ」から中期目線で買いにて注目します。

興味ある方は、週足チャート上でのわたしが心理的節目と考える870円割れにロスカットを設定しますが、株価がここを下回るようでしたら一度撤退してください。

【2158】FRONTEO 週足チャート 870円が心理的節目と考える

思惑通りに吹き上げましたら利益の確定をお願いいたします。

また来週お会いしましょう。本村健でした。


※当コラムで掲載されている各銘柄についての見解は執筆者自身が取り組む際の考えであり、売買指示等の投資助言ではありません。あくまで投資はご自身の判断と責任に基づいて行っていただくようお願いいたします。

個別株の助言サービスに興味がありましたら、「株マイスター」の活用もご検討ください。本村健の投資道場を連載しているサイトになります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?