いぬさくら、ってなに?
こんにちは! いぬさくらです。
私たちは災害時にペットと人間が快適に避難できる環境作りを目指したチームです。
東日本大震災発生時、避難所にはペットが入れるルールがまだ無く、動物が入れない避難所がたくさんありました。もちろん、人間への配慮もあってのことです。
そんな中、多くのペットたちは自家用車内で過ごさざるを得ない状況で、正直、かなり苦しい生活環境でした。
___災害時には人間が優先されるべき。
それはもちろんです。しかし、同時に人間のメンタルを気にする必要もあるはず。
愛するペットと離れ離れになってしまったり、すごく良くない生活感業で暮らさねばならない、という状況はペットはもちろん、飼い主にとってもすごく辛いもの。
頭で優先順位はわかっていても、大切なパートナーを見捨てることなんてできないですよね。
実は、一部の避難者にはペットと一緒に避難できた方々もいるんです。そんな動物が一緒にいた避難所では「ペットがいてくれたから場が和んだ」とか「ストレスが和らいだ」といったような意見もあります。
実際、科学的な研究でもペットや動物は人間のストレスをかなり軽減してくれる、というのは有名な話。
つまり、「ペットと一緒にいたい人」は一緒にいたほうがストレスも少なく、健康的な状態で避難が行えるはずですよね。
反対に「動物が苦手な方」というのももちろんいらっしゃいます。その場合には動物と距離が置ける環境が必要です。
なので「最適な避難ルール」をあらかじめ設定しておけないか? このように私達は考えました。
具体的には、
避難経路や避難場所をわける
物資を用意しておく
社会的に理解を深める
このような活動ができたら、ペットと人が幸せに生きられるはず。そう思ったんです。
いぬさくらの成り立ち
私たちいぬさくらは、少人数のトリマーとカメラマンからなっています。
チームの原型はもともと赤坂にあるドッグサロン「Mu*Runa」から始まっています。
Mu*Runaの代表・斎藤直子がカメラマンである菊地光と小林嘉明に
出会い、ワンちゃんの撮影会としてスタートしました。
その後、トリマーの吉田さん・西島さんも加わり、だんだんと撮影も進化していきました。
次第に、私達はトリミングサロンに来るワンちゃんの撮影を繰り返すうち、だんだんと「犬と人間の関係にある幸せを描くこと」「普段の何気ない幸せ」を残していくことに意義を覚え始めます。
そしてそこに石巻市にあるドッグサロン経営者・岩城さんが合流することにより、このプロジェクト、チーム「いぬさくら」が発足しました。
温かい部分に光を当てて、震災を振り返る
震災の報道というと、痛ましい現場や、辛く悲しい惨状を伝える報道が非常に多いですよね。
悲しみを忘れない、それも大切なことです。
ですが、年月が経った今、街も復興が進んできていて、当時のことをようやく落ち着いて思い出せる。そんな状況になってきています。
同時に、当時被災したペットたちはかなり高齢になってきている時期ですので、今が振り返るのにちょうどいい時期なんです。
私達は、今だからこそ振り返ることのできる「ペットのあたたかさ」にフォーカスを当てて伝えていきたいと考えています。
過酷な被災地でも、お互いに支え合って生きてこられた。ペットがいたから、穏やかな気持ちでいられた。心の支えになった。そういったポジティブな面があったはずです。
そんな温かい面に光を当て、ペットと人間が暖かく支え合っていける姿を伝えていきたい。さらに、それを叶える避難体制を作っていきたい。これが私達の目的です。
展望
ですが、私達には力がありません。
避難経路や物資のことは、国や自治体に動いて貰う必要があります。そこまでのパワーなんてないんです。
だから、みんなの力を借りたい。そのために、SNSで知識を発信していきます。
たとえば、実際に被災したペットがどれくらいいたのか? 避難したペットの数は? 各地から支援が来るまでの日数や、それまで耐えることのできる物資の量は? 他にできる工夫は? 衛生面での配慮は?
具体的な数字を算出すれば、ペットフードメーカーや、トイレメーカーに協力してもらうこともできるかもしれません。協力者だって増える可能性があります。
そして、いずれは行政まで動かせるかもしれないんです。
そのためにはまず知ってもらうことから。だから、SNSを使うことにしました。
よかったら、気軽にフォローやシェア、お願いします。
被災してしまったら人間だけでも生きていくのは大変です。
でも、愛するペットだって大切。
だからこそ僕たちは、しっかりとしたルールをつくって悲しい思いをする人たちが少しでも少なくなるように活動をしていきたいと思っています。
不慣れな配信になると思いますが、気軽にリプ等していただけるとメンバー一同嬉しく思います。
何卒、宜しくお願いします。
いぬさくら
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?