セサミストリートは面白い～エルモ編～

「セサミストリートは面白い」というタイトルで、過去何度かセサミストリートの魅力を紹介させていただいてまいりました。

各キャラクターの子供番組とは思えないクレイジーな面白さや、子供番組らしいかわいらしい歌などを、いろいろと書かせていただいてきました。その中で一つ、重要なことを忘れていたことに気づいたんです。

エルモを、紹介していない。と。

好きになると、一般的な認識がわからなくなるので、実際がどうなのかわからないんですけど、おそらくセサミストリートの中心キャラクターって、エルモですよね。ワンピースでいうところのルフィですよね？サイゼでいうミラノ風ドリアですよね？

セサミストリートを紹介するうえで、真っ先に紹介しとかないといけないキャラであることは間違いないと思うんですよね。皆さんに知られているキャラだからこそ、どんなキャラかってのを紹介しておかないといけないじゃないですか。

まずエルモと言えばなんですけど、「エルモの歌」ってのがありましてね。

この動画は、まずエルモがスナッフィーという象のキャラクターと、ビックバードを呼んで、自分の作った曲を聴いてほしいと伝えるところから始まります。

自分がやったことをみんなに見てほしいエルモ。描いた絵を見てほしい子供のような、けなげなかわいらしさが伝わるシーンでございます。

良いじゃないですか。エルモが作ったエルモの歌。子供らしいかわいい展開ですよね。

それを聞いた、スナッフィーとビックバード。

完全にいじってますよね？

気の利いた曲名だって、誉め言葉じゃないよね？

なんて言いながらも曲が始まると、スナッフィーとビックバードもノリノリになって一緒に歌を歌い始めます。

そこから始まるエルモの歌自体は、テンポも良く、各キャラクターが続けて歌っていく様子は聞いていとてもほっこりできる内容でございます。このエルモの歌は、シンプルに子供向け番組の曲としてもぴったりで、大人が見ても楽しめる内容なんですね。

このエルモの歌はエルモの魅力という意味でも、セサミストリート全体の魅力という意味でも素晴らしい動画になっています。

ただ、セサミストリートの魅力は、こうした子供向けらしいかわいらしいもの以外にもあるんですね。その一つがこちら。

エルモズ・ワールド・ジャンプでございます。この動画は、エルモが飼っているドロシーという金魚に、子供たちがジャンプのやり方を見せるっていう動画なんですね。

石を飛び越えているのを見せる女の子

やっていることは石を飛び越えたり、道の線を飛び越えたりと、大人からしたらなんてことない内容でございます。ただ、子供が自慢気に「石を飛び越えるから見てて！」と言って意気揚々と飛んでいる姿は、かわいらしくもあり子供の成長も感じられる内容なんですよ。

道の線を飛び越える男の子

この企画って、子供向け番組としては100点の企画だと思うんですよ。子供は出来た事を見てほしいわけですから、こうして取り上げられる事でやる側も見ている側も自信が付くじゃないですか。しかも一緒に見ている親も、子供の成長を感じられるじゃないですか。

さすが長く続く子供向け番組だと感心させられる、素晴らしい企画だと思うんですね。

「みんなありがとう！それにドロシーもね！」

「みんなありがとう！」というエルモ

そして動画は進んで、エルモに戻ってきます。

「それじゃエルモ、赤ちゃんに聞いてくるよ！」

………？

エルモ「ねぇ赤ちゃん！」

エルモ「どうやってジャンプで飛び越える？」

このタイプの赤ちゃんに！？

ジャンプの前にはいはいじゃないかな！？

あかちゃん「…」

あかちゃん「…………」

あかちゃん「…………」

エルモ「アーッ、ハッハッハッ！」

わからん。

エルモは赤ちゃんに何を期待して質問をし、何に笑ってるのか、全然わからん。

エルモ「ありがとう、赤ちゃん！」

どうでもいいけど、赤ちゃんに向かって「赤ちゃん」って呼びかけるのも若干気になるんよな。俺らが「ねぇ、大人。」って呼ばれてるみたいな違和感。

エルモ「キスキス！！」

エルモ「キスキスキスキス！！」

エルモ「ンーッ…マッ！」

エルモ「ハッハッハッハッ！」

やり口がおかまバーなのよ。

キスをせがんで、なんとも言えん顔で動画が終わる子供番組なんてないんよ。

キャラクターがエルモであろうが、なんであろうがやはりセサミのキャラクター。何とも言えない違和感を残してくれる、素晴らしい動画でございます。

皆さんもこれを機会に、セサミストリートの動画をいろいろな角度から楽しんでいただければ幸いでございます。