山内フジがバラード色強めな風潮とミスチル

さてフジファブリックの記事ではどうしても志村さんに触れがちなので総くんにもフォーカスを。自分自身がこれからボーカルを務めていく決意を固めたという曲ECHOは6分を超える大作だし、徒然の後に出したバラードシングルLight Flight、サザン桑田氏も唸らせた名曲ブルー,VOYAGERでは最長になる春の雪、アルバムLIFEの終盤を彩るカタチ、卒業の2曲、山内フジでは一番人気のある曲と判明したGreen Bird、FAB FIVEのリード曲Water Lily Flower、また最高傑作と三人が口をそろえ言う最新アルバム「F」の主要曲破顔、手紙両方も優れたバラードだ。

なぜこんなに山内総一郎氏はバラードが上手いのか、むしろ山内フジになってからバラード曲めっちゃ増えた気がする往年のフジファンが冷静に分析してみた。

確かFAB BOOK内のインタビューでミスチルに深く影響を受けたと述べていた総くん。そのミスチル自体がTomorrow Never knows、花、【es】 〜Theme of es〜,Everything (It's you),終わりなき旅,HERO,Signと名曲バラード量産モンスターバンドなのだからその影響を受けた総くんが必然とバラードを連発するのも仕方がない話ではないか。

ポラリスや電光石火、ゴールデンタイムなど近年の作品でもアップテンポなシングル曲は存在するのだが肝心な時の山内君ははじまりのうたや大阪城ホールに行きたくても行けなかったので推測するしかない新曲「プレゼント」も題名からしてはじまり~と同系統な曲って感じがする。間違ってもカンヌの休日みたいにイエーと豪快に叫ぶ歌ではないのは確かだ。

TAIFUやパッション・フルーツやSurfer Kingみたいなヘンテコフジが好きな人間からするともう少し悪ふざけしてもいいんだぜ山肉、総くんと言いたくなる。以上。


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