ガールズラジオデイズの裏方(ではない)話

「ガールズ ラジオ デイズ」略してガルラジは、架空の女子キャラクターたちが、ラジオ番組放送に挑戦するという新コンテンツで、私はそこでチーム岡崎、チーム徳光のラジオ構成台本を担当させていただきました。

ファーストシーズンと名のつく伝説の始まりがいったん終わったので、
ここまでの所感なんかを、制作元の許可を得つつ、少し書かせていただこうと思いました。

だってね。
だって、エモくないですか。ガルラジ。

お話を聞いたときから(確か笹塚の居酒屋で)、
架空のキャラがラジオをやる、という、その難しさと魅力に打ちのめされました。
ひとことで言うなら、「2次元へナマ感を輸入」

ARやらVRやらの現代において、2次元とナマ感(=リアルにそこにいる感)の触れ合いはいろんな形で実現していますが、ガルラジはその方法が「ラジオ」
ARやらVRやらじゃないんですよ。聴く方法こそネットやアプリ経由ですが、提供するものはいたってシンプル。音声のみなんです。
そこでナマ感を出すというこのプロジェクト。
にやりと笑うプロデューサーの顔を見て、これは加担せねば。と、沖漬けが乗ったテーブルの下で拳を握りました。

台本を担当してはいますが、実際に書いているのは、岡崎ならまいさん、徳光なら海瑠です。
私はいわば黒子で、作業においては、いかに「ナマ感のある=生きている」彼女たちとのリンクをつなぎ続けるか、みたいなところが大事だったと思います。

そしていざ初回の配信を迎えたわけですが……
そこで耳にしたものは、単なる「2次元へナマ感の輸入」ではありませんでした。
むしろ逆。
「ナマ感が2次元から攻めてくる」
こんな感じ。

声優さんたちの素晴らしく可愛く、健気で、等身大と言いたくなるお芝居。
台本にあるのかないのかわからない言いトチリや、
オカジョ三人娘がブースにひしめいている熱量の感じ、海瑠のため息、台本をめくる音。
そして、ラジオ本編と前後して、アプリに投下されるつぶやきと、
リアルタイムで聴いているファンの方々のツイート、考察だったり。

そこにあったのは、キャラクターがラジオをやるなんて生半可のものでなく、
ラジオを通して、キャラクターが現実にやってくる、
いわば、ガルラジという”現象”だったと思います。

それに加えて、ファーストシーズン全6回という制限つき。
ファンになってくださった方の中には、周囲に広めねばと、焦った人もいたのではと思います。
「いま!いまハマって!?終わっちゃうから!ああまた金曜が来ちゃうから!」
これって、リアルでやっているドラマやアニメにハマった私達が
友人に思うことと、なにが違うというのでしょうか。

エモいわー。
ガルラジ、エモいわー。

個人的に感動したのは、
長縄さんの鬼気迫る(と言わせてください)熱演や台本の解釈だったり、
最初はほぼ初対面の雰囲気を漂わせていた岡崎の声優陣の距離感が、どんどん縮まっていく感じだったり、
「岡崎一番本気味噌ドレッシング」の実在を信じてくれた瞬間だったり、
いろいろいろいろありますが、
もっと詳しく書くのは、もっと相応しいときに譲ろうと思います。

いや、本気味噌ドレッシングは、春花たちの岡崎に実在してるんですよ。
それが私達のいるここでも、春花たちのいるあそこでも、
彼女たちが愛して、それについて楽しそうに語っているなら、それは実在じゃないかなーなんて。
こういう恥ずかしいこと考えちゃうのも、ガルラジという現象のせいです。

最後にちょっとだけネタバレ(?)。
私は個人的に、岡崎市在住のYouTuber・東海オンエアをこよなく愛しており、
さらには、家族が三河出身というチートな環境から
台本を書くための知識の面で、ちょっと得していたことをここに白状します。
あと海瑠の台本には、こんな絵文字いっぱい入れてました✨🌈👑💥🎀💦😉👊💦

春になりましたし、春は新しいことが始まる季節ですから。
引き続き、ガルラジ現象の今後を見守っていきたいと思います。

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犬井 楡(いぬい にれ)丨フリープランナー、シナリオライター丨女性向け、男性向け問わず、ゲーム・音声ドラマ・朗読劇・番組台本・小説・SNS展開など承ります丨短歌:「第8回 青の國若山牧水短歌大会」一般の部 自由題にて最優秀賞

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