ChatGPTで語彙を深掘りする〜英語のあれこれ(2)〜
昨日、ChatGPTを使ってお手軽に語彙を増やす方法のことを書きました。
そこからさらに今日は深掘りしていきます。解説の中であまり知らない単語が出てきました。"detailed"と回答してCorrect!と出た問5です。
"comprehensive"は分かるけど、"meticulous"ってなんやねん? しかもそっちの方がよりいいけど、ま、カンベンしたろ、って感じじゃないですか。
そこでmeticuousが使われている例を出してもらいました。ちなみに日本語だと「注意深い、念入りな」と出ています。簡単な用例しか出なかったので、追加でもっと出せとお願いしました。
使われる場面が、料理やアート、事務作業や庭仕事だということが分かります。さらに単語の定義を聞いておきます。
参考までにOALD (Oxford Advanced Learners' Dictionary)の例も引用しておきますね。
ついでに同義語も聞いておきましょう。
あれ? けっこう幅が広くね?
それぞれの違いを説明してもらいましょう。
日本語でいうところの「正確な」「細かい」「几帳面な」というあたりの意味合いが見て取れます。meticulousとの差分も説明してあるのがいいですね。
とまあ、ざっとここまでやっても10分程度じゃないでしょうか?
ちょっと深掘りしておけば、単語の背景事情についてより深い理解が可能になります。今まではたとえオンラインで辞書を引いてもある程度の手間がかかっていたのですが、ChatGPTだとかなり時間が短縮できます。
AIは嘘をいうと言われます。確かに内容の正誤についての確認は必要です。でもこういった用例とか膨大なデータベースから引っ張ってくるような作業はとても得意です。おまけに英語ネイティブなので、かなりの情報をとってくることができます。こういった単語の「守備範囲」と私が読んでいたものがどうやら認知科学では「スキーマ」というものに近いようです。もしくはスキーマの方が意味が広いかもしれません。
スキーマと英語学習の関係については、先月「夏休み新書チャレンジ」で取り上げた、今井むつみ著『英語独習法』に詳しく説明されています。その中にはコーパスという用例データベースのようなものの使い方もあり、それを使った方がより正確にはなるのですが、ChatGPTだと聞くだけで簡単に答えが出るので、より手軽で学習の負担が減りますね。
よかったら、お試しあれ!
逆にもっとよい方法があれば、私も教えて欲しいです。
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