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日本語と英語の差分はデカい? 〜『日本語脳では出てこない英語フレーズ80』『日本人が知らない英語のニュアンス』〜【夏休み新書チャレンジ16】

夏休み新書チャレンジ13日目。
英語関係本としては4冊めになるのは、『日本語脳では出てこない英語フレーズ80』、そして同じ著者の『日本人が知らない英語のニュアンス』です。後者は文庫書き下ろしの本なので、今回のチャレンジとしては番外編ですね。

『日本語脳では出てこない英語フレーズ80』はディスカヴァー携書と銘打ってある通り、気軽に読めて気軽に持ち歩ける、といった風情の本です。中身は一問一答式です。日本語の日常表現に対してページをめくるとその英語での言い方が書いてあります。

どれも短い単語なので、英語力があるかどうか、というよりは英語の文化的背景を知っているかどうかがポイントになるようなものが多いと思います。対応する日本語も少し古風な感のするものが後半になると混ざってきます。

ですが、「Chapter1 甘く見ては間違えるフレーズ」は必見でしょう。「今何時ですか?」と聞かれれば、日本で中学校から英語に触れた日本人なら、「そんなん、"What time is it now?"に決まってるやん?」と思うでしょう。それでも間違いなく通じます。でも他にもあるのです。"Do you have the time?"、直訳すると「あなた時間持ってますか?」と言われることが結構あるのです。

2冊目の『日本人が知らない英語のニュアンス』もコンセプトは似ています。日本と英米の語感のズレをテーマにしています。『日本語脳では……』よりも語られていることは多いですが、やはり文化の違いとそれに基づく言葉の違いで特に差が大きい部分を取り上げています。

どちらの本にも取り上げられているのが、カタカナ英語。これ、通訳者泣かせなんですよねー。カタカナそのままでは英語にならないと頭では分かっていても、なまじそのまま英単語に置き換わるので引きずられやすくって困るのです。カンニング、サイン、ペーパードライバー、モーニングコールなどなど私たちが日常に使っている和製英語もいちど「これは英語とちゃうねんで〜」と頭にインプットしておく必要があるでしょう。「知る」と「知らない」には大きな違いがあると言えます。

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