開示請求した時の話
去年、誹謗中傷の開示請求をした。
その時の大まかな流れをまとめてみる。
きっかけはTwitterでちょうど流れてきた誹謗中傷の無料受任。
人目につく仕事をしていれば誹謗中傷はつきものなので以前から悩んでいたが、見せしめに訴えられそうなツイートを漁って発掘したものを相談した。とりあえずDMを送ってみたところ運良く受けて頂けることになった。
5月31日
そして事務所へ行くことに。
こちらがやることはあまりなく、該当ツイートのスクショやURLを送って内容や流れの説明をしたり、芸名が本人であることの確認などなど。あとは書類にサインをして解散だった。
6月16日
申し立てが通ったとのことでTwitter社との裁判に進む。
7月13日
投稿のうち1つは受任限度だろうとされたもののもうひとつが認定されIPアドレスを取得。
7月30日
プロバイダに氏名、住所の開示を請求。
8月26日
契約者に対して開示に応じるかの意見照会が行われるとのこと。
9月2日
通知が来た相手から謝罪のメールが届き示談を求められ交渉。
9月10日
示談金の振込があり、示談成立。
今回はプロバイダからの通知が来た時点で相手から連絡があったためかなり早く終わったとのこと。
プロバイダからの開示を相手が拒否した場合もう一度裁判となるため、この場合1年程度に長引くらしい。
証拠に関しては、日付とURLがわかる画像を保存しておくとよい。
Twitter社のログの保存期間が2ヶ月と短く、プロバイダのログも短いと3ヶ月程度で消えてしまうため、開示請求はとにかく早め早めで動いた方がいい。
今回は弁護士さんの企画により無料受任して頂けましたが、普通にやると着手金だけで20~40万、裁判が増える事に+20万、成功報酬もかかります。最近では特定にかかった裁判費用を相手に全額請求できた判例もあるので特定できれば回収できる場合もあります。
担当してくださった弁護士さんは福永 活也先生で現在は誹謗中傷関連の新規の依頼は受け付けていないようですが、ひとり親支援に力を入れているようですのでお悩みの方がいたらぜひ相談してみてください!
以下、具体的な内容や金額をまとめます。
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