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【データ考察】21-22シーズン振り返りと来季の妄想をしてみた

こんにちは!TORAです🐯

21-22シーズン終了!!!

もはや思い出したくもありませんが、昨季のインテルはスクデットを獲得したのに優勝監督・セリエA MVP・戦術破壊兵器・超絶テクニシャンとチームの根幹となる選手を失ってしまいました。。

がしかし!

そんな状況にも関わらず、今季はスーペルコッパ優勝!チャンピオンズリーグBEST16!コッパ・イタリア優勝!セリエA2位!と素晴らしい成果を挙げてくれたシモーネインテル⚫️🔵

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家計が火の車なインテルは非常に苦しい夏の市場を過ごすことになりそうな一方、お隣さんは家計のやりくりが明るいので理想を言えば今季も、というか今季の内にスクデットが欲しかったのが本音ですが上記の通りインテルは「スクデット取ったのにスケールダウンしてやり直しスクデット取ったのに」状態でしたので、それを鑑みれば十分ですね。

というか、スポーツ面の収支では今季が上ですよね?たぶんきっとぜったい。
ぶっちゃけ昨季より今季が成功しているような。まぁそれはいいや。

で、今回は以前Twitterでアップいたしました【セリエAシーズン前半のスタッツランキング】をシーズン終了後にバージョンアップ!

それを見ながら今季の振り返りと来季のインテルについて考えていきたいなぁと思った次第です。

早速見てみましょう!

●フィニッシュ局面スタッツの考察

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想定通りというか。
おそらくこれをご覧頂いたインテリスタの方で「えぇ!?この選手がランクインしたの!?意外!」いう反応はないんじゃないかと妄想しています。

ただ実はコレ、興味深い結果なんですよね。

昨季で言えばゴール期待値だの、ゴール機会創造だの、シュート機会創造だの。所謂フィニッシュに関わるスタッツはルカクの独壇場でした。
全てチーム1位です(しかも抜きんでて)。

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ここにラウタロやハキミ、サンチェス。中盤ではバレッラが喰い込む。

そんな傾向でしたが今季は中盤が幅を利かせています

ルカクをキーとした縦志向サッカーからの脱却である証左でしょう。

自身はチーム得点王にも関わらず、その直前のプレーにはあまり関わっていないラウタロはストライカーとしてのタスクが色濃くなっていたことを裏付けます。

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・ラウタロのシュート機会創造とゴール機会創造
シュート機会創造:チーム7位(昨季4位)
ゴール機会創造:チーム6位(昨季4位)
FBrefを参照

そのお膳立てを特に中盤が頑張っていたということで、僕はシーズン序盤にも記事で言及しましたが今季の中盤は発信力が問われました

ボールを持って何かをするタイプではないガリアルディーニやヴェシーノのパフォーマンスが厳しかったことはデータからも読み取れますね。

また、ドゥンフリースのゴール期待値(PKのぞく)がチーム3位であることにも注目。ここはシモーネインテルのポイント。

実はこれペリシッチが絶好調だった要因と紐づきます。

なぜペリシッチは絶好調だったのか?

シーズン終盤は完全にゾーンに入っていましたよね笑
コッパファイナルの延長はもはや神がかっていました。

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では、なぜこんなにもハイパフォーマンスだったのか?

答えはどシンプル。

DAZN解説の細江さんも言及していましたが、単純に気持ちの良いプレーができているからでしょう。

「じゃあなんで気持ちの良いプレーができているの?」

こちらもシンプル、システム上のおはなしなんですよね。
ずばり、「ペリシッチが好む高い位置でプレーできているから」

上記リンク内でも記述していますが、シモーネインテルの特徴のひとつに『WBが高い位置を取る』が挙げられます。

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WBやSBが中盤を超えて高い位置を取るのはもはやモダンサッカーの定石のひとつですが、我が軍は欧州の中でもドラスティックな部類だったと勝手ながら思っています。

したがって、ペリシッチにとっては

「シモーネインテルのWBとして適応した」

ではなく、

「WGを進化させてシモーネインテルのWBとして機能した」

的な感じになっていたと思います。

似て非なるもの。このニュアンスの違いは大きいかなと。

さらに左には『戦術的に戦術を破壊できる』ディマルコもおり、彼らからのクロスを大外のドゥンフリースが合わせる・折り返すのはシーズン序盤から取り組み、終盤はひとつの境地に至った印象を受けます。

ゆえにドゥンフリースは隠れストライカーであり、これがゴール期待値チーム3位である理由だと考察します。

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彼のパフォーマンスは賛否あると思います。

プレス耐性はスタメンクラスで随一に低いですし、フィジカルを活かしたドリブル突破ができなかったり(色んな要因ありそうですが)、ポジショナルなプレー時にパスの判断が遅かったりとウィークポイントは割とくっきり。

がしかし、ハキミの後釜ということで自然とハードルが上がり過ぎているのでは?とも考えます。

ハキミは1年しか在籍しなかったので実績ベースは置いておきますが、タレントベースだとカンセロ、マイコンに並び得るプレーヤー(当時のカンセロよりは上回っていたと思う)。

コストも含めてもう少し緩やかに見てもいいんじゃないかと。

ペリシッチの絶好調っぷりも来季はどうなるかは分かりませんし、ハキミにはない強みもありますから、個人的には『賛』が上回ります

獲得しようと思ってもそう簡単に獲得できる選手じゃないよ。
交渉テーブルを設けるなら5000万ユーロが下限!が個人的な評価。それ以下は出禁っす。

●ボール非保持系スタッツから見えるもの

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このスタッツランキング自体には深堀りができませんw
強いて言えば「出場時間が少ないのにシュートブロックが多いダンブロージオすげぇ!」くらいでしょうかw

ただ、セリエA全体やその流れを加味すると気づきがあります

まず今季のインテルのプレス回数はなんとリーグ断トツワースト

「インテル、プレス全然しないじゃん!もっとがんばれよ!」

と読み取るのはNG。

ⅰ)ボールを握るまたは主導権を握る時間が多い=相手陣地でのプレー時間が長い

ⅱ)人ではなくて配置に重きを置いて守る=人に対してガツガツいかない

ことに由来します。

なのでタックルやインターセプト等のスタッツが伸びず、シュクリニアルだろうとバストーニだろうと、いわゆる「〇〇選手はリーグNo.1のタックル成功数!すごい!」なんて評価には箸にも棒にも掛かりません。

ちなみにボール非保持、いわゆる守備的なスタッツを取り扱う危険性は以前に書いたのでよろしければご覧ください。

ちゃっかり宣伝から話を戻します。
(個人的に声を出して伝えたい記事なので皆さんに見て欲しい)

断トツで少ないインテルのプレス回数ですが、中身を見てみると少ないのはディフェンシブサードとミドルサードであり、アタッキングサードのプレス回数は多い。今季はリーグ7位の回数なんです。

昨季もまったく同じ傾向、どころか回数も非常なニアな値。
ディテールは違えどインテルが配置重視のオーガナイズドな守備で守るのは前政権から地続きであることが分かります。

ボール保持はガラリと変わり、非保持は踏襲。
面白いですよね。

なんですが。

順位ベースで見ると昨季インテルはプレス回数がリーグ13位、アタッキングサードでのプレス回数はなんとリーグ1位

あれ?回数はニアなのに昨季はめっちゃ順位が上がってる。

そう、リーグ全体としてはプレス回数が上がっている=人重きの守備(場面や仕掛けるタイミング)が増えた、ということです。

ここに対して言及すると一考察記事並みのボリュームになりそうなので今回はスルーしますが、みなさんはどう感じましたか?

こういった面もメルカートの噂で挙がる選手と紐づけると面白いかもしれません。

●ボール保持系スタッツの考察

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ここでも中盤の奮闘が見て取れますね。というか占有してる

『ボール前進パス』や『運ぶドリブル』なんかは最終ライン陣がランクインしてもおかしくないスタッツなんですけどね。

事実、昨季はバストーニが上位です。
『ボール前進パス』3位、『運ぶドリブル』はなんと1位。

はい出ましたよ。”中盤の発信力大事”問題。ここでも浮き上がってきました。

こうして分解して見てみると中盤がサブメンバーだとクオリティが一気に落ちることが定量的にも伝わりますね

で、名前が挙がったバストーニなんですが「今季も良かった!けどなんだか昨季ほどの目立たなかったなー」と思いませんでしたか?

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実はここもペリシッチが絡んでいると睨んでいます。

なぜバストーニは昨季ほどのインパクトではなかったか

バストーニは中長距離のフィードがうまく、それをチラつかせつつボールを運べる。二者択一的な選択を相手に突き付けつつ全体を押し上げられることができる。

単純なんですけどバストーニのクオリティで二刀流されるとめちゃくちゃ厄介なんですよね。

そこからWBと交差して大外からクロスを放つはコンテ政権の重要なオプションでした。

しかし、今季は同サイドのペリシッチが高い位置を陣取るので大胆なキャリーはリスクが増加

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また戦術的・属人的、両面からロングフィード構成の威力が弱まったことも無視できません。

歯に衣を着せないと、ルカク→ジェコの弊害ですね。

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タイプが異なるので単純比較はできませんが、かといって比較しないのもなんだかおかしな話
代役であることは間違いないのですから。

加えて、ディマルコというライバルの台頭も。

オフザボール、ボールを持っていない状態での効果的な攻め上がりや走り込みに関してはバストーニよりも彼に軍配が上がります。
まぁディマルコはフリーランニングの申し子みたいなプレーヤーなので当然といえば当然ですが。

繰り返しますが、彼は戦術的に戦術破壊できる兵器。
質的優位ではなく、位置・数的優位上ので飛び道具

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正味、総合力ではバストーニがまだまだ上だしこの序列は変わらないとも思います。

しかしながら今季に関しては戦術のしわ寄せを受けた感は否定できません。
ゆえ、ここからの適応には期待できる選手ですけどね。

…とか書いてたらメルカートで不穏な噂。
バストーニ!まじで残ってくれよな!
売ったらダメよ!!!

なぜバレッラは昨季ほどのインパクトではなかったか

さて、バストーニ同様、バレッラも「今季も良かったけど昨季に比べたら…」という印象を受けた方は少なくないのではないでしょうか。

これもそう捉えてしまう理由があると考察します。

昨季のバレッラは縦のブースターであるルカクの受け皿。
相手を引き付けてからルカクに当てて、盤面をひっくり返す疑似的カウンター

バレッラはそのスプリントと馬力を活かし裏返し局面で主役を張り続けていました

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で、前項同様にルカク(のタスク役)不在の影響から今季はこのパターンが激減。

代わりにIHがゲームを組み立てる、ボールを発信する因子が強まったことはシーズン前から言及していますし、シーズン中も一貫。

そして、もう一点。

昨季、理不尽ウェポンと化していたハキミとのハーモニー。

右サイドであえての”レーン被り”、力技で縦にチート突破するゴリゴリ手法も失われてしまいました。

・読まなくていい蛇足
レーンのお話は最近「5レーンじゃ足りない!7レーンだ!」論もありますが、個人的にはまだ細分化まで進めたくないので”レーン被り”という表現にいたします。
レーンに限らずですが、こういうのって足し算よりも引き算でシンプルに伝えることがより価値があるかな、と。

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これはルカク問題とは異なり、直接的な代役(ドゥンちゃん)がいて試合中にも取り組んでいるのですが、結局うまく嚙み合わないままゴールテープを切りました。

ただ、ここに関しても伸びしろでしかありませんけどね。
来季スカッド変えずに上乗せできる箇所です(だからドゥンちゃん売ったらダメよ)。

バレッラについてまとめます。
短いセンテンスで表現するならば以下の通り。

「自慢の推進力を発揮できるシーンが昨季よりも少なかった」

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その分、広く浅くというか。今季はかなり手広いお仕事でした。
シーズン終盤なんか”エリクセン”してましたしね笑
超万能型の選手として得た経験値はむしろ昨季より大きかったかな、と。

尚、バレッラは今回の「スタッツランキング」でブロゾヴィッチを超えて、最もランクインしている選手です。
※バレッラはなんと20項目中13項目でランクイン。ブロゾは9項目。

この結果もまた戦術面と相関が見られるということかもしれませんね。

しかしながら、実際の試合における貢献度はやはり昨季が勝るという感想は僕も抱いています。

ここから戦術という枠の中でもしくは枠を超えて、自身のカラーをさらに色濃く出せるか
インテリスタが渇望するミドルシュートの決定力を上げるかがネクストステップでしょう。

そのステージに到達したらいよいよトップオブトップスを争う選手になるでんだろうなー(遠い目)。

●その他スタッツの考察

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ここでピックしたいのは空中戦勝利数。

ジェコは95回、勝利率54.3%(低く見えますがポジションやタスク的には悪くない値です)。

昨季のルカクはどうだったのでしょうか。
実はたったの37回、勝率率37.4%なんです。

彼がその体躯とは裏腹に実は空中戦が得意ではないのは周知の事実だと思いますが、ジェコとこれほどまでの差があることに驚きませんでしたか?

そう、ご存じの通りかと思いますがジェコって空中戦自体は悪くないんですよね。
いや、むしろ良い。サイズだけじゃなくてヘッドも上手いし。

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問題なのはDFを背負うプレー

調子が良いときは柔よく剛を制しますが、調子が悪いときは柔むなしく剛に潰される。ユヴェントス戦ではキエッリーニに文字通り何もできずに完敗。

で、御年のせいか後者の時間が長い印象なのはインテリスタの総意ではないでしょうか(言い過ぎ?)。

来季の補強を妄想

この流れで来季も兼ねてのお話を。

インテルのツートップは結局カチッとハマらないまま着地しましたね。

ジェコタロなのかコーラなのかジェコレアなのかラウチェスなのか。
「コレだ!」と言えないもどかしさ

そこが武器であると捉えることもできますけどね。
シモーネインテルはコンテ政権以上に『全員で殴る!』システムでしたし。

ただ、昨季セリエAを制した我が軍、今季最終節でスクデットに手がかかっているミランは「自分の型をハッキリ持っているチーム」

小分類・中分類はちがえど大分類は一緒です。

『万歳!質的優位!ピーキー!カウンター!』

もちろん個人に依存したサッカーではなく、個人の長所を引き立てせる為の土台は緻密に確立されていますよ。組織的ですし戦術的です。

ただ、やっているサッカーの根底を見ると特定選手の個人戦術を重んじていることは否定できないでしょう。

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尚、これがアッズーリがW杯に出場できなかった原因のひとつで、記事にしようと思いましたが時間を確保できなくて断念しました笑

閑話休題。

で、何が言いたいかというと僕はラウカクほどじゃないにせよ、割と凸と凹がハマるツートップにしたいなぁって考えています。

補強の噂に上がるネームを見ると、シモーネさんは「全員で殴る!」路線継続は間違いありません。

まぁゴリゴリフィジカルで、実績があって、インテルのお財布事情に合う選手なんていませんけどね!!!!!!!!!!!

したがって、今の戦術にフィットする(であろう)選手が望ましいですが、度々名前が挙がるディバラ。

僕は今までずーっと言及を避けてきましたが、個人的には”大アリ”です。

ディバラは前線から降りて間受け→反転するのが抜群。また、そこからの圧が厳しいエリアでボールを運べるのが魅力。
ミドルシュートのパンチ力もあるので、対峙する選手以外の意識も喰いつかせられる=他を浮かせるができます

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シモーネが求める『変換器』としてはうってつけですし、何よりも単純至極、技術的な質的優位で戦術破壊ができる人財です。
実は今のインテルにいないタイプ。

怪我がちな点とサイズは気になるところですが、コスト面でサンチェスとの入れ替えが可能ならば、個人的には是も非もないと思います。
(もちろん可能であればサンチェスにもいて欲しいですが、収支変わらずならベットすべきはディバラですね)

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もちろん身体張れるFWも欲しいです。
今のインテルの課題を短期的かつ分かりやすく解決するなら、このタイプの補強とフィットが一番だと断言します

しかし、名前が挙がるスカマッカはお値段が。。
インテルのお財布事情含めた最近の報道から察するにもう諦めているでしょうね。

ぶっちゃけインテルってシモーネ政権もコンテ政権も実はFWのビルドアップ関与がミソなんですよ。

なので、そこに全力投資したコンテはやっぱ凄いんですよね
たしかなヴィジョンがあって、それが見事に正解だったわけですから。めちゃくちゃ凄いよ。キャピタルゲインも得たし。

今のインテルはそこに全力投資できませんが、ゆえに固執しなくてもいいのでは、と考えます。

おそらくそれはシモーネ監督も分かっていて、だからこそフィジカル以外でビルドアップに関与できるFW探しに傾いているような印象を受けます。
そもそもコレアを獲得したのもここ由来なはず。

その面でもディバラは叶わずともトライはしてほしいですね。

で、もし叶ったら来季のキーマンはドゥンとゴセンスかもしれません。
空爆隊がサイズを補完しないといけませんから

来季の話をもうひとつだけ。

ブロゾヴィッチの代役はブロゾヴィッチいいのか?

言わずもがなですが、ブロゾヴィッチの代わりなんていません。

あれだけ散らせて、前にも付けれて、追い込んだ先でボールカットするの上手くて、リーグトップを争うほど走れる選手なんかいません。

インテルで最も代役を探すのは難しい選手でしょう。

ならばこそ、代役はブロゾヴィッチじゃなくていいかなと思います。
要は分かりやすいレジスタタイプじゃなくていいってことですね(ブロゾはレジスタって枠は超えているけれども)。

で、一石を投じたいのはココ。
僕はフィジカル的な要素を入れたいのはFWじゃなくてこのポジションなんですよね。

説明しましょう。

今季のブロゾヴィッチはビルドアップの変化からポジションの重心を落としています

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・ブロゾヴィッチのディフェンシブサードでのボールタッチ比較
昨季:658回(全体の26.1%)
今季:890回(全体の31.4%)
FBrefを参照

最終ライン付近に降りる頻度も明らかに増えており、ビルドアップが引っかかって裏返った際にはそのままボール奪取の先鋒もしくは最終防衛的な役割を担うことが多いです。

なので、ここに散らせるけど戦える選手を起用することはシームレス化が進行しまくった現代サッカーの理に叶っており、お隣ミランのトナーリやケシエはまさにその教科書的な存在でしょう。

コンテがかつてカンテを求めたのもここにリンクすると見ています(取れるわけなかったけど)。

なぜ?

冒頭に戻ります。

ブロゾヴィッチの代わりにブロゾヴィッチを取るのは無理に等しいからです。

であれば、ブロゾヴィッチほど展開力はなくとも予防的プレーの保証性が強いプレーヤーを起用

ビルドアップはバストーニやシュクリニアルを上げたり、ディバラのような降りて運べる選手で担保するがシモーネインテルにとっては健全な気がします。

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本件はさらなる危険性も孕んでいます。

仮にバストーニを手放さなくなってしまった場合、インテルはどうするでしょうか。

十中八九ブレーメルにはアタックする。
仮に獲得できたと仮定します(5000万ユーロ程度でバストーニ売って、3000万ユーロ?程度でブレーメル獲得するってのはよく分かりませんが)。

あくまで私見ですが、ブレーメルが左CBを務める図は思い描けません

インテルの3-5-2をより活かす為には左CBに左利きが欲しいところですがブレーメルは右利きです。
というか、そもそもビルドアップは正直いまいちだと評価しています。

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・ブレーメルのスタッツ
過去365日のスタッツを参照に同ポジションの選手と比べて、量が多いか少ないかを見える化したデータです。
50が平均値で超えると平均よりも多い、逆も然りという見方。
試しに見てみたら中々に悪目立ちする値ですねw
ただこれはチーム戦術に依るところが大きいので鵜呑み禁止。
それに守備的なスタッツが突き抜けてますね…!
本項ではなんだかブレーメルを悪役っぽく記載しちゃいましたが、内心めっちゃ欲しいですよw
FBrefを引用

彼が加入するのであれば中央がベターでしょう(フィットや成長次第では話は別ですが)。

となると左はディマルコの起用が増えると想定できますが、その場合はなおさら。

底にフィジカル成分欲しくないですか?笑

あとバストーニ売ったらダメよ!!!(2回目)
交渉に着くとしても最低でも8000万から!!!あとは出禁!w

尚、ここまでリスクに焦点を当てた進行でしたがこの形はメリットにもなり得ます。

従来通りブロゾヴィッチが心臓となって組み立てるVer.をプランAとする。

フィジカル成分あるアンカーを底に左右CBがより高めを取る(それこそディマルコ)+前線がより降りてくる。

そう、「より派手なポジショナルプレー」が可能となりプランBになり得る。

あくまで個人的な意見ですが、僕はやっつけ4バックとかよりも、3-5-2から派生したようた形をプランBに据えて欲しいですね。

以上!

いかがでしたでしょうか。

特に最後のブロゾヴィッチの項は賛否あるかと思いますが、この時期は良くも悪くも移籍の噂に流されるので(そして流されるのが面白い)こういった考察はエンタメの良いアクセントになるかな、と考えます。

この時期は試合がない分、こういった妄想で楽しまないとですからね!

最後までご覧いただきましてありがとうございました🐯

メルカートも頑張れ!インテル!◉🔵


…いやまじで頑張って!せっかくチーム作って結果も出しているのに「振り出しに戻る」は嫌よ!!!!!!!!!!!

もしサポートを頂戴した場合はサッカーのインプットに使用し、アウトプットでお返しできるよう尽力いたします。