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エンジニアは実力主義?高卒がプログラマーになるべき理由やメリットを解説

高卒でもエンジニアになれるのかと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。エンジニアは、実力主義で人材不足の業界であるため、高卒でもエンジニア・プログラマーになることは可能です。

この記事では高卒でエンジニアに挑戦する方法についてまとめました。エンジニアとして身につけたい能力や資格、エンジニアになることのメリットについて解説するので、ぜひ内容を確認してみてください。

高卒でもエンジニア・プログラマーになれる理由

高卒でもエンジニアになることは可能です。なぜなら、実力主義の世界であり、人手不足だからです。そして、大きく2つの理由があります。

エンジニア・プログラマーになれる理由

  1. 実力主義の世界だから

  2. 人手不足だから

それぞれ詳細を確認していきましょう。

理由1.実力主義の世界だから

日本のIT業界は、学歴よりも実力が評価されやすいです。高卒でも適性があればエンジニアになれます。

経済産業省による「IT人材の給与決定には何が重視されているか」の調査結果は、以下の通りです。

順位項目割合
1位ITスキルのレベル59.1%
2位コミュニケーション能力50.9%
3位成果46.6%
4位これまでの経験23.9%
5位年功10.5%
6位先端分野の知識・スキル7.7%
7位新製品・新事業などの企画力・発想力7.5%

出典元:IT関連産業の給与等に関する実態調査結果

上位3位はITスキルのレベル、コミュニケーション能力、成果で、学歴は重視されていないことが分かります。

また、IT技術は日々進歩しているため、大学で勉強をしていなかったとしても、IT技術を学び続けていけば高卒でもエンジニアとして活躍できます。専門性を身につけることで、学歴に関わらず仕事ができます。

高卒であることで難しい問題もあります。それは、大企業への就職です。調査によると、企業規模が50人未満の場合、高卒が約45%で大卒が約35%なのに対して、企業規模が300人以上の場合、高卒が約62%で大卒が90%を超えます。大企業は高卒より大卒を多く採用する傾向にあることが分かります。そのため、大手への就職を目指す場合は、学歴が気にならないほどの能力を身に付けることが重要です。

理由2.人手不足だから

IT業界は、人手不足です。大卒だけでは人材を確保できないため、高卒でも十分採用のチャンスがあります。

経済産業省の調査によると、2030年には最高で約79万人の人材不足が予想されており、今後エンジニアの需要はますます高まるでしょう。

特に、中小企業や中堅企業は深刻な人手不足です。そのため、将来的に活躍してくれる人材であれば、高卒であっても積極的に採用している会社もあります。この場合、入社後の教育に力を入れていることがあるため、就職してからのスキルアップも可能です。

注意点は、人手不足の会社では労働環境が悪い可能性があることです。IT業界の構造は、多重下請け構造です。多重下請けとは契約の流れがピラミッドのようになっていて、抱えきれなくなった仕事が下請けに流れていく状況です。

人手不足から自分の業務以外のこともしなければならない可能性があり、会社によっては労働環境が悪い可能性があるため、事前のリサーチが重要です。厚生労働省が出している会社の選び方や無料の就職相談サービスを活用してみましょう。

高卒エンジニアのメリット

高卒エンジニアのメリットは、実力があれば稼げることと、ワークライフバランスが整っていることです。
それぞれ詳細を確認していきましょう。

メリット1.実力があれば稼げる

エンジニアは、実力次第では高卒でも十分に稼げるチャンスがあります。エンジニアは実力主義のため、学歴より実力で収入が変わることのほうが多いです。

厚生労働省の調査によると、システムエンジニアの平均年収は515万円で、全職種の平均年収と比較すると約50万円高く、年収が高い職種といえそうです。

職種別では、プロジェクト全体を管理し推進するプロジェクトマネジャーが最も高い年収です。年収が高くなる職種の傾向は、いずれも現場で経験を積んでキャリアアップしていく職種です。

また、インフラ部門を担う職種は、より専門的な技術を求められるため、年収が高くなる傾向があります。大卒より約4年間実力を付ける期間があるため、キャリアアップの速度を早めることが可能です。

実力主義ということは、能力が低い人は稼ぐことが難しくなります。そのため、エンジニアとして働き始めてからがスタートだと考え、日々学び続けることが大切です。

メリット2.ワークライフバランスが整っている

エンジニアは勤務時間を自分である程度調整できたり、リモートワークをしやすい業界であったりするため、ワークライフバランス重視の人におすすめです。

勤務時間について、裁量労働制やフレックス制度を採用している会社があるため、仕事の時間とプライベートの時間を自分である程度調整することができます。リモートワークについて、出社は週に2回やフルリモートの会社もあるため、通勤時間の短縮や好きな場所で働くことができます。

ただし、全ての会社に当てはまることではないため、企業選びは入念に行いましょう。

高卒からエンジニア・プログラマーなる方法

高卒からエンジニアになる具体的な方法は、次の2つです。
エンジニア・プログラマーなる方法

  1. 基礎知識を身につける

  2. 資格を取得する

基礎知識を身につけることと、資格を取得することです。
それぞれ詳細を確認していきましょう。

基礎知識を身につける

高卒でエンジニアを目指すなら、基礎知識を身につけることが重要です。スキルや適性があることを会社にアピールできます。

エンジニアが身につけておきたい基礎知識は、プログラミングです。プログラミングは、自分の職種で使用しなくても、知識として身につけたほうが良いです。プログラミング言語ごとに開発の得意分野や需要が異なるため、なりたい職種が決まっているならそこで使用するプログラミング言語を学びましょう。

ちなみに、現役エンジニアが選んだ、未経験者が最初に学ぶべきプログラミング言語の上位3位はPython、Java、C言語でした。

資格を取得する

高卒でエンジニアを目指すなら、資格を取得すると就職活動で有利になります。エンジニアに必須の資格はありませんが、学歴や経験不足をカバーできます。

資格があれば就職できるわけではないため、即戦力として仕事現場で役立つかが重要です。おすすめの資格は以下の3つです。

  • CCNA:ネットワーク分野のIT専門資格

  • LinuC レベル1:OS、サーバー分野のIT専門資格

  • Javaシルバー:プログラミング分野のIT専門資格

CCNAは、ネットワークエンジニアの入門資格です。ネットワークエンジニアとして最低限の知識やスキルを持っていると証明できます。

LinuC レベル1は、ITエンジニアに求められるシステム構築から運用管理に必要なスキルを持っていると証明できる技術者認定です。

Javaシルバーは、プログラミング初心者を対象とした資格です。Javaアプリケーション開発のためのプログラミング知識や、さまざまな状況への対応能力を有していることを証明できます。

資格を持っているからといってすぐに就職できるわけではありません。資格を取得できたからといって安心するのではなく、仕事で経験を積み、より専門性を高めることが重要です。

まとめ

高卒でもエンジニアになることは可能です。なぜなら、実力主義の世界であり、人手不足だからです。学歴以上の能力を身につけることが重要です。

高卒からエンジニアになる具体的な方法は、基礎知識を身につけることと、資格を取得することです。知識を身につけ、資格取得したからといって安心するのではなく、仕事で経験を積み、より専門性を高めることが重要です。

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