【読書】働くおっぱい

primeで無料の本を探していて、たまたま目について購読。
紗倉 まなとは、有名AV女優だそうだが、残念ながら私は見たことがない。
ただ高専に通っている最中にデビューしたということで騒がれたらしい。

で、この本なんだが、理屈抜きに面白いというかすごい本だった。
結局AV女優をこなしながら、雑誌ダヴィンチの毎月のコラムを書いていてそれをまとめた本なのだ。そもそもダヴィンチとか読んでる人は相当本好きで若干マニアックな人が多いと思う。私はdマガジンで読んでいるが。

文中に、高専時代に友人から「コピーさせて…」というノートをとるのが趣味で…とか書かれている。ノートを取るというのは、単純作業ではなく、しかもテストに出るようなところを抜き出して書いていたというから、相当頭がキレると思われる。文章書くセンスや才能があったのだろう。

とてもウィットに富んで読みやすく、すっと入ってきます。結局職業としてAVを選んだ彼女が普段どんなことを考えて生活しているかが中心でAV現場の話はそう出てこない。ただどうしても色眼鏡で見てしまいがちだが、この子多分現在27とかになると思うので今後どのような生活を送るのかが気になる。

気になって調べてみたら、このエッセイ集以外にも色々な小説を書いているようで、その評価も高い。結局文才のある女性がAVをやっていたような感じなのだろうか。本人も「裸体を晒して仕事していることに憧れて…」とか書かれているし。

別の女性で、どこか一流の大学出た後、日経新聞の記者になったのにAVにも出ていた…という女性もいたが、ここまでこの世界が一般化してきたということなのだろうか…。

もう一冊今度は小説を読んでみたい。

※この本はプライムでタダで読めます。