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2種類のLookerとわたくしみちについて

最初に全く関係ない話で恐縮なんですが

「左脳に適したビート」らしく、見かけた瞬間から興味深々。本日はこちらを聞きながら、先月開催いたしました「ワクふむLT会」のレポート記事を書いていこうと思います。果たして5倍速で書きあがるのか。
現在10時40分、いつもだいたい1時間ちょっとかかるので、5倍速だと何分だろう、まあいいか、とりあえずよーいどん!


ワクふむってどういう意味だ?

当社のフィロソフィが2つあって、ひとつは「不可能を可能にする集団」。このことばが私はすごく好きで、「できない理由を探す」んじゃなくて、「どうやったらできるか」を考えることは日々意識していたりします。
そしてフィロソフィのもうひとつが「ワクワクとふむふむを追求する集団」。ここにでてくる「ワクワクとふむふむ」を略して「ワクふむ」となります。知的好奇心を高く持ってインプットとアウトプットを繰り返すこと、みたいに私は理解しています。詳しくはこちらの記事に書いてありますので、よろしかったらこちらもご覧くださいませ。

なんでLT会なの?

理由がないことも受け入れられる柔らかさを持ちたいと個人的には思っているのですが、仕事だとどうしても「なんで」がつきまといます。なんでLT会なのか?本当は、手段なんかはどうでもよかったんです。

開催に至った経緯には、コロナ禍での働き方の変化が大きく関わります。
新型コロナウイルスが猛威を振るった影響で、可能な限り出社を控え、リモートでの業務が余儀なくされました。それも唐突に。会社としてもろもろの整備を整えながら、全員で手探りで進んでいるような感じでした。
そんな状態で仕事をするうちに、重要だと感じるようになったのが「相互理解」そして「リスペクト」でした。お互いに理解し合える、お互いに尊敬し合える関係性を全社的に持っていれば、コミュニケーションが対面だろうがテキストベースだろうが、そこまで大きく影響は出なくなるのではないか?

…というようなことを考えて始めたのが、ワクふむLT会です。
もう少し詳しくはこちらの記事に書いてありますので、よろしければぜひ。(登壇の内容もおもしろいです)

第12回ワクふむLT会  登壇者

今回で12回目の開催。スタートから毎月開催してきたので、記念すべき1周年ということになります。2周年に向け、新たな企画も準備中。まだまだ進化させていきたいと思います。

そんな今回の登壇者1人目は、23年7月に中途入社されたJamさん。データサイエンス開発本部、ビジュアライゼーション部に所属されていて、新潟研究開発センターにて勤務されているメンバーです。同じ会社に勤めていてもなかなか他拠点メンバーと会う機会がなく、じっくりお話がきけることがとても楽しみでした。

そして2人目の登壇者は、23年10月に中途入社されたShimaさんです。ISLカレッジという、エンジニア未経験からデータエンジニアを目指す方々を支援する取り組みの1期生としてご入社された方です。2か月の研修を経て、現在はデータサイエンス開発本部 データプレパレーション部に所属、大阪オフィスにて勤務されています。

実はこれまでみなさま本社にてご登壇いただいていたのですが、今回、Jamさんが初となる遠隔からのご登壇!新潟オフィスから繋いでの発表でした。初の遠隔登壇に今回も運営は緊張しつつのスタートです!

【Jam】Lookerって2種類あんねん

まずJamさんの自己紹介から。あまりお話する機会がなかったからか初耳情報が多く、想定外なニックネームの由来には思わず笑ってしまいました。そしてなんといってもディズニー大好きなJamさん!ファンタジースプリングスに行った人、感想教えてと呼びかけていました(6/17に登壇だったんですが、すでに行った人も本社にいて驚愕。音楽好きも多いし、ディズニー好きも多い会社なんだなぁと感じました)

そんな前置きの後に本題。
今回は久しぶりに、どっぷり技術関連のお話です。

まず「Looker」というツールをみなさんご存じですか?
こちらはGoogleが提供しているBIツールで、高速でリアルタイムにデータを読み込めることが特徴なんですが…

(ここでタイトル回収)2種類ってどういうこと?
実はLookerと名の付くツールは、「Looker」と「Looker Studio」の2種類あるんです。

・Lookerとは?
Looker社が開発した後、2020年2月にGoogleが買収してGoogleのサービスの一つになっている、LookMLという独自言語を活用するBIツールです。
Gitでソース管理が可能だったり、SQLを記述してデータ成型が可能だったりする良い面も多くあるのですが、少々、料金が高いというのが特徴。

それに対して

・Looker Studioとは?
Googleが開発したBIツールで、もともとは「Google Date Portal」という名前で提供されていましたが、2022年10月に今の名称になりました。
Google Cloudが提供する完全クラウドベースの無料のBIツールで、ローカルのデータも読み込むことができるのが特徴として挙げられます。

・金額の差はどのくらい?
Looker:10ユーザーで3000~5000ドル/月 (要問合わせ)
    ※掲載している費用はこちらのサイトを参照しました
Looker Studio:無料(有料プランもある、金額は要問合せ)

・まとめ
LookerとLookerStudioはどちらもGoogle社が提供しているBIツールだが別物である
Looker Studioは無料のBIツールで、操作もそこまで複雑ではないので、試しに可視化に挑戦したい人などにオススメ!

ちなみに当社のナレッジでもご紹介をしていたりしますので、ぜひこちらも併せてご覧くださいませ!

【Shima】道路、それは誰のもの? 

続いてのShimaさんは、土木業界から地方公務員というご経歴をお持ちで、かつては阪神高速の道路混雑予測や、車道の歩道化PJなんかに携わってこられたそう。そんなShimaさんがお話くださったのは「私道(しどう:わたくしみち)」について。ほかのだれにも話せない内容だなと、まず感じました。(私はこれまで、意識下に置いて考えたこともなかった)

例えば、ビルやマンションの周りにある道が、公道なのか私道なのか?そんなことも把握しないまま、私たちは日常を過ごしていますよね。
それでも問題が生じないことが大半だからこそ、意識せず過ごしていると思うのですが、ある場面において、急に問題が生じることがあるんですって。それが 家を購入するとき なんだそうです。

そもそも、私道というのはどういった目的で作られるのでしょうか?大きくは4つあるそうで、有料道路整備・サーキット・工場や鉱山の通路、そして今回の話題に関連してくるのが「建物を建てる」という目的です。

どういうことかというのを、わかりやすい図にしてくださっていたので
そちらの図を用いてご説明いたしますね。

※図はあくまでもイメージとしてご覧ください

土地を買ったあなた。その土地に家をたてるとします。上の図のように建てようかなと思ったら、信じられないほど土地が余ってしまいますよね。これではもったいない。じゃあどう建てようか?

※こちらの図も、あくまでもイメージです

こう建てたら、先ほどよりもかなり土地を有効活用できますよね。こういったときに、「私道」が作られるんだそうです。

ですがこういった私道は権利が複雑になることが多く、トラブルも発生しがちなんだとか。例えば、自分の私有地だからと道路上に物を置いて他の居住者の通行の妨げになったり、道路のメンテナンスの費用をだれが支払うかといった議論も…。

困ったら役所に相談しよう、ということも発生するそうなのですが、2枚目の図のように、私道が「袋小路」の場合は「公共のものである」とは言い難いため、役所での対応は難しい。でも居住者としては対応が難しい。立場によって目線が変わり、目線が変わると判断も変わるね、というお話。

自分が持ちえなかった新たな目線をもらえる、とてもいい機会でした。そして印象的だったのが、すでに家を買った後のメンバーが大変興味深げに質問されていたこと。直近で自分に関係のある話は、余計にふむふむが深まりますよね…!

まとめ

初めてのオンライン登壇、特に問題なく終了できて運営としては一安心。今後の登壇者の幅が広がるので、大変よい実績となりました。
Looker(BIツール)と私道という、ものすごい振れ幅の発表がきけて、今回も大変有意義でした。次はどんな発表がきけるか今から楽しみです!

さて、冒頭でご紹介した「左脳に適したビート」によって、今回の記事制作の時間が短縮されたのかどうかについてですが、、
業務の都合でばたついており、書いたり別の事したり書いたり別の事したりとなってしまったので、計測不能でございました!企画倒れだ!大変申し訳ない!次回こそ!ちゃんとやります!怒らないで!ごめんなさい!


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