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【2022/5/16(月)】フィクションのパラドックス

(担当:システムエンジニア)

漫画や映画などで感動すると「フィクションのパラドックス」という言葉を思い出します。

フィクションのパラドックスは、私たちがフィクションに接して感動するとき、個々は正しそうな以下3つの命題に矛盾が生じることだそうです(以下意訳)。

・フィクションに接する時、フィクションの内容について感動することがある
・ある対象に感動する時、鑑賞者はその対象が実在することを信じていなければならない
・フィクションの鑑賞者は、フィクションの内容が実在することを信じていない

この言葉を知った時、確かになぜフィクションで感動するんだろうと改めて感じた記憶があります。同時に、私たちの生活には実にフィクションが浸透しているなと思わされました。例えば実態のない貨幣や場の雰囲気などは概念であり、実在の証明が難しいよなと。

人間は自分で思うより、虚実の区別ができない生き物なのかもしれません。
パラドックスの解消について気になった方は、ぜひ調べてみていただければと思います。