新型コロナと口裂け女
私は新潟県の田舎(いわゆる山間部)に両親と住んでおります。
新潟県も数十人の新型コロナ感染者が確認され、ジワジワと拡がっていることが日々の報道で感じられます。
そんな報道を見ての親の反応
「○○(地名)まで来た、怖い」
やはりというか…人の多い都市部から感染者確認があり、だんだん自分の身近なエリアに迫っている感覚があるのでしょう(私自身もありますけど)
この感覚、どこか懐かしさのようなものを感じたのですが…そうです昔、都市伝説として日本中で流行った「口裂け女」です!
私が中学生だったでしょうか「口裂け女」に関するうわさ話は学校内にも拡がり真に受ける同級生もいたわけです。
そのうわさ話の内容と言えば「隣の××町まで来てるらしい、今晩あたりこの町に来るんじゃないか?」などというもので、そんな話が出た日は帰宅したら家の押し入れに潜んでいるのではないかと(修学旅行で買ったw)木刀を振り回しながら押し入れを開けたとか、怖くて眠れなかったとか…同級生のことですが、今となっては笑い話にしかならない出来事がありました。
架空の怪物とリアルなウイルスという決定的な違いはありますが、自分の身近に迫ってくる漠然とした感覚という点では共通点があります。
●目に見えないウイルスと実際には誰も見たことのない口裂け女というどこにいるか分からないものが迫ってくる。
●しかもうわさ話というか「デマ」のような質の低い情報が飛び交い人々の恐怖心をあおる状況。
●どこか遠くでのことなら自分に影響しないと思っていたものが、近づいてきているという感覚。
特に三番目については中国で新型コロナウイルスが発生しているといわれていた時期には日本人全体がどこか他人事のような感覚ではなかったでしょうか。
それがある日、自分の近くに迫ってきていると知った時の緊迫感は歴史的に繰り返し経験してきたことではないかと思います。
そういえば口裂け女って、今は必需品とされるマスク着用してましたね(´∀`)
4月21日現在、私は身近に新型コロナウイルスはいるものと考え、極力人的接触を控えながら生活しております。この状況が早く解消されることを願っております。
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