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リードに「個人的なこと」を書くときに気をつけたいバランス【インクワYMO会レポート vol.2】

こんにちは、向晴香です。先週もinquireでは元気にYMO会を開催しました。

どのような話をしてどのような学びが得られたのか、今回も簡単にシェアできればと思います。

YMO会とは?
inquireでは原稿のスキルアップに向けて「YMO会」という集まりを開催しています。YMO会は、原稿における「Y・M(佳き・モヤっと)ポイント」を複数人で見つけ合ってディスカッションし、最終的にそれぞれが今後の執筆での成長課題「O(推して参る)ポイント」を策定、スキルを磨いていくための会です。
詳しいやり方はこちらをどうぞ
https://note.com/tkswest/n/n61aab62063d0

最適な記事のフォーマットを選ぶ大切さ

1本目はイベントレポート記事では、書き手から「話が盛り上がった分、ダイアローグ形式でまとめるのが難しかった」という共有がありました。

それに対し、参加者からは「当日の内容によって適切なフォーマットを選べると良いよね」という意見が挙がりました。例えば、各登壇者の発言がどのようにテーマと接続するのか、補助線がないと読者が置いてきぼりになりそうだったり、内容の専門性が高く前提の説明が必要だったりするときは、「地の文+発言」で構成していったほうが良いでしょうし、登壇者同士の掛け合いの面白さや当日のライブ感を強調したいなら発言だけで組み立てていくのも良いでしょう。

書き始める前に「本当にこのフォーマットでよいのか?」を考えるのはもちろん、実際に書き上げてからでも「なんか違う」と思えば、別のフォーマットで書いてみるなど、伝えるための最適なフォーマットを追求する意識は忘れずにいたいです。

読み手との間に共観をうむ導入文って?

後半はとある社会課題への取り組みについてのインタビュー記事でした。

記事の導入では、書き手の幼少期の思い出を踏まえ、取り上げる社会課題の深刻さを印象づけていました。読み手が「自分もそうだったな」と実感したり、「そういう人いるんだろうな」と想像したりでき、課題の切実さも感じ取れる導入に「佳き!」が集まりました。

導入の大きな役割の一つは読み手を主題へと誘うことです。今回の記事のように、書き手のパーソナルな想いや考えを、読み手も理解できる形で提示し、興味をもってもらえれば、読み進めてもらいやすくなるでしょう。

ただ、「個人的な視点や考えを共有するのは簡単なようで難しいよね」という話で盛り上がりました。「空って青いと思うんですよね」だと当たり前すぎるし、「空って塩辛いですよね」だと意味がわからない。逆に気になって読むかもしれないけれど、主題が別にあるのなら読者にとって不要な引っかかりになってしまいます。

導入で書き手と読み手の間に“共観”をつくりたいなら、個人的なことと広く知られていることのバランスをうまく取る必要がありそうです。

今週の推して参るポイント

YMO会の議論を踏まえ、今週は以下を推して参ろうと思います。

・「#この導入がすごい」をYMOのSlackで共有して、上記の議論を踏まえて、なぜ良いのかを分析してみる
・最近更新を再開し始めた個人noteで上記のような導入を試しに書いてみる

ちなみに「導入だけでこんなに時間かかってる・・・!と落ち込むことあるよね」なんて話も盛り上がりました。編集者やライターあるあるで盛り上げれるのもYMOの楽しさだったりしますᕦ(ò_óˇ)ᕤ

最後にちょっとだけ推しらせ

inquireでは、ライティングを学び合うためのコミュニティを運営しています。スキルアップできているのか不安、書くモチベーションが続かないなあと悩んでいる人はぜひ覗いてみてください!



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