トークいらずの営業術アウトプット

今回は『トークいらずの営業術』という本のアウトプットです。

この本は、メンタリストのDaiGoさんの著作で、文庫化もしているビジネス書です。

トークが苦手なのに営業をやろうとしている私にとっては、かなり気になる本です。

概要

本書の内容はいたってシンプルです。

まず、本当に営業が必要とする力はトーク力でなく、次の5つの力であることを主張します。

情報を引き出すための観察力、確実に売りぬくための判断力、チャレンジ回数を増やすための行動力、言い方の技術である説得力、そして現状を変えるための忍耐力です。

本書では、これらの営業に必要な能力を高めるための方法論を数多く紹介してくれます。

おすすめポイント

次に本書をおすすめしたいポイントを3つ挙げます。

point1.汎用性の高い知識

本書で紹介されている知識というのは、営業の場面だけに使えるというものではなく、日常生活の様々なところで使うことができます。

たとえば、「行動力」を上げるための知識として、前日の寝る前に優先順位をつけたTO DO リストを作る、というものがあります。

この知識は営業の場面だけではなく、様々な場面で使うことができそうですよね。

このように、本書で紹介されている知識は、営業の場面に特化した知識というわけではなく、むしろDaiGoさんが持っている様々な知識の中から、営業用に使えるものをピックアップしてくれた、といった方が正しいと思います。

なので、当然の結果として、日常生活の様々な場面で応用することができる、質の高い情報となっているのです。

point2.参考文献の多さ

巻末を見ていただければわかりますが、本書では11もの参考文献が紹介されています。

論文などでは当たり前のように紹介される参考文献ですが、ビジネス書でここまで参考文献を紹介しているのは珍しいのではないでしょうか。

ただの個人の経験に基づいた感覚的で内容の薄いビジネス書が多数存在する中で、参考文献の多い本書はかなり信頼できるビジネス書といえそうです。

もちろん、参考書の多寡だけで本の質が決まるというわけではないのですが、いい本の目安にはなるかと思います。

point3.今日からできる即効性

本書で紹介されている知識は、やろうと思えば今日からすぐできるようなものばかりです。

このお手軽さも本書の魅力の一つです。

もちろん、習慣化して、本当の意味で自分のものにするのには時間がかかりますが、始めるだけなら全くハードルは高くありません。

逆に、本書で紹介されていることの一つも始めれないようだと、他のどんなビジネス書を読んでも変わらないのではないかと思うほどです。

まとめ

本書はトークが苦手だから、営業で成績が残せないと思い込んでいる人にとって、最適の本だといえます。

また、様々な文献を参考にしていることから、今まで営業の成績を伸ばす本を読んで効果が出なかった人や、書いてることの違いに混乱してしまった人にもおすすめできます。

紹介されている知識は汎用性が高いため、たとえばプレゼンを控えているビジネスマンや、部下とのコミュニケーションを取らなければならない管理職の人などが読んでも役に立つでしょう。


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