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キャット・シック・ブルース

大好きだった黒猫を亡くした毒男・テッドは信じていた。
9人の人間の魂(血)を捧げれば、亡くした可愛い黒猫が蘇ると。
そして、今夜もキャット・マンに変身し2人の魂を捧げようとしていた。

クレアは可愛い猫・イメルダを男に殺され、さらに男にレイプされるという災難にあい、心のバランスが取れなくなっていた。

そんなクレアは、思い切ってツライ状況から抜け出す為に『ペットロスで悩める人の会』に参加してみる事にしたのだが・・・

その中で、クレアはテッドという同じくペットを失った同じ傷を持つテッドと出会い意気投合、テッドの家に行って、その日のウチに深い関係になってしまった。
しかしクレアは、このテッドの正体が実はキャット・マンだとは知る由もなかった。

大人しそうな男・テッドは、死んだ愛猫を蘇らす為には人間の命なんぞ、猫砂レベルにしか思っていない恐ろしいサイコパスだった!

観たいと思った奴はGo Beyond Morality!

あらすじはこんな感じ、比較的淡々とストーリーが進み、どこかのどかさまで感じる作風なんですが・・・

気を許していると夜のクラブに潜入するキャット・マンの場面がやたらスタイリッシュでタマゲたりするし、ラストにかけてのサスペンス風な展開もみせたりと、実に楽しい内容だな。
 
実はコチラ前にウンコブログで紹介し、とんでもない反響があったのを思い出します。だってこのビジュアルですもんな、話題にならないワケがない。

猫のマスクに、ピチピチの服(コレは楽しかった幼き頃に着ていた服という涙展開)そして、特注の猫の爪状の金属が付いたグローブ。
まぁ、ココまでならギリギリ、キモカワキャラとして万人ウケでイケたかもしれないが・・・
股間を見よ、猫のチンコを部分的に再現したぺニパン。

しかも猫にこだわって、本物の猫のペニスを忠実に表現し、無数の棘まで装備だ(雌猫に挿入し抜く際にその棘の刺激を与えて妊娠しやすくする役目がある)。
この如何わしさと可愛さのコントラストがタマランぞ。
この、股間の猫チンコ型・ぺニパンで一気に如何わしさを増して、キモカワキャラどころか、チビッ子達にトラウマを与えるようなキャラになっている(これだからホラー映画は罪深いノダ)。
意識低い系ホラー映画ファンから言わせると、コレ系は殺人鬼の奇抜さやカッコ良さがビシッと決まったら、ほぼほぼ成功したと言っても良いんじゃない?(低っ!)
だもんで、この『キャット・シック・ブルース』も、私の中では優勝だな。
 
コノ作品ですが初っ端から生首ゴロンありの、奇形猫ありのグログロですが、今ではワリと珍しくCGIを使ってなく、昔懐かしのゴムゴムしい特殊効果で殺っております。
猫の死体はモロに作り物感満載なんでご安心を。

あと、徹底して小道具が猫グッズってのがジワりますわ、ライトスタンドが猫を模していたり、ポットが猫だったり、エリザベスカラーを装着させたりと、探せば探すほど『隠れ猫』が出てくる楽しい作りで、作品に対しての愛が感じるワケよ。
 
でだ、なんでこの昔の作品、2015年の作品をご紹介したかと言うと、ウンコブログで紹介したのが2017年、それから待てど暮らせど一向に日本に入ってくる様子がなかったこの『キャット・シック・ブルース』。
もはや、劇場上映の可能性は0かと思われていた・・・しかも、一人の男の悪だくみで劇場の大画面でキャット・マンが観れるンだ!!
ヤバくないですか?そんなイベントがコチラ↓


ゴアフェス Vol.2 ~ゴー・ビヨンド
文芸坐×VIDEO VIOLENCE RELEASINGがタッグを組んで送る残酷映画祭、再び!「ゴアフェス Vol.2」12/11(土)オールナイトで開催!!
もはや、ホラー映画界隈での知名度はイワズモガナなヒロシニコフさん(@toxicacidbath)の悪だくみ・先回のゴア・フェスの第二弾。
去年のラインナップも大概ですが、今回は尋常ないライナップでして、新文芸坐を貸し切りで上演、大画面で残酷極まりない4作品を観れるという平和ボケにもほどがあるフェスです。
さらに、クソとんでもないゲスト(えげつない豪華さだ!)だの、まぁ、色々と仕込んでるご様子。
是非とも参加できる状況にある奴等は参加しないのは勿体ないんじゃね?
ちなみに、今日の10時00分からチケット発売だぞ、お前ら!

さらに前夜祭として、これまたイワズモガナなナマニクさん(@namaniku29)とヒロシニコフさんの2人のトークショーも行われるってさ!悪いイカのお寿司たちだ!!  
詳しはコチラ↓


ゴアフェス Vol.2 前夜祭! インディ・ゴアの逆襲
コチラは参加できない人もみれるよう、ツイキャスで配信するノダ。

コロナでクサクサした気分を今こそ爆発させるような、あを不謹慎かつ残虐な映画を大画面で垂れ流すバチ当たりな熱いフェスを是非ともだな!

あー、こんな贅沢ゆるされないわよねぇ、奥さん。

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