「自己認識」が人を変えていく No.387
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2022年1月23日 「DAYONE日記」No.387
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昨日、本当に久しぶりにかつての部下から電話があり、仕事の相談を受けました。
それは、結果として難しい話だったのですが、部下とは久しぶりに話をしたので、懐かしく少し話し込んでしまいました。
今は、本当に元気にやっているそうで良かったです。
彼と共に働いていたのは、もう7〜8年前のことです。
私も自分が役職になりたてで、とにかく、自分の考えをつけていたのです。
当時は、全くそれに気づくこともなく、今振り返ると、彼には、本当に申し訳ないことをしたと思っています。
とうじは、「自分が正しい」と思って部下にも接していたし、考え方を押し付け相手の話を聞こうとしなかったのです。
それは、自分の中で、「自分が正しい」という勝手な思い込みと人の能力、考え方、価値観などに個人差があると全く考えていなかったからです。
当時は、仕事が絶対で誰もがそうすると勝手に思っていたのです…。
だから、その当時の彼ともう1人の部下に対しては、本当に苦労をかけて申し訳ないと心から思えるのです。
私も、それから様々な部下を持つようになり、経験していくことで、自分なりに気づくことができたのです。
「自分の価値観だけで物事を考えてはいけない」ということに。人は、誰でも自分の価値観があり、能力、スキル、考え方が違うのです。
それを見極めようともせず、自分の考えだけ伝えても、相手に響かないのです。
だから、コミュニケーションにおいても、相手にマウントを取るイメージ、つまり、相手を言い負かすことが良いと思っていた節もあったのだと思います。今、考えると、危険な考え方です(笑)
そんなコミュニケーションは、絶対にありえないのです。
本当に大事なのは、相手を理解すること。
つまり、相手目線であり、顧客目線に立つということ。
本当にあのままの自分でいたら、今もこんな風に気付けていないかも知れません…。
でも、何とかそれに気づくことができたのも、自分のその黒歴史があったからだと思っています。
だから、今もそういう人を見ると、気の毒に思います。そんなやり方をしていても、誰も人はついてこないし、相手も成長しないということに。
自分は何で何とか軌道修正できたのか?
それを考えると、様々な人との出会いや学びが大きかったと思います。
何よりも、様々な部下を見る中で、仕事に対する価値観や考え方を聞くことで、皆んな同じでないということ、そして、それぞれに対して期待すること、求めることを変化をつけるということが分かってきたのだと思います。
そうすることで、ようやく何でも個人差があるということに自分になり理解できるようになったのだと思っています。
それは、ある意味、客観的に自分を見て、出来ていない自分に気づくことができた感覚です。
それから、少しずつ修正して今に至るのですが、当時の自分を振り返れるまで改善できたのではないかと…(笑)少しは、マシになっているような気がします。
とにかく、自分で気づくことができるかどうかが大事になるのです。
ダイエットするにしても、「自分は太っている」という自己認識、つまり、気づきから始まるのです。
何でも、まずは、自己認識、気づきが必要になるのです。それは、他人から教えてもらうことがあれば、自分で客観的にして見るということもあります。
この気づきについて考えていると、能楽で有名な世阿弥の「離見の見」という言葉を思い出しました。客観視することを上手に表現されているのです。
1つ目は、「我見」。役者自身の視点です。
2つ目は、「離見」。観客の目線で舞台を見るという視点を指します。
3つ目が、「離見の見」。これは、役者が観客の立場になって、自分を見ること。つまり、客観的に俯瞰して全体を見るということです。
つまり、自分を客観的に見るには、このような3つの視点で見ることが大事になるのです。これは、3つのカメラがあるイメージです。自分を写し、観客を写し、自分と観客を写しているという3つのカメラです。
自分を様々な視点でみるからこそ、自分への自己認識、気づきがあるのです。
この俯瞰する能力が自分を深め、自分と向き合うことにつがるのです。そして、自分のできていること、足りない物にも気づき、自分をさらに伸ばしていく起点になるのです。
だから、とにかく自分を客観的に見る目を養う、これが大事になるのです。
改めて、そんなことに気づかせてくれた当時に部下に感謝です。そして、前向きに頑張ってほしいです。
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